閑話②
~鷹司祐奈視点~
デートが楽しみすぎて二時間前に来てしまった、、、、鏡を出して前髪を直す。
服大丈夫かな、自分の見た目を心配しながらまだかまだかと待ち合わせの時間を待つ。
「久しぶりです祐奈さん待ちました?」
急に後ろから声をかけられ、とっさに敬語が出てしまう。
「は、大翔君ひ、久しぶりです全然待ってませんよ今日のデートのこと考えてたら二時間なんてあっという間でした!」
わざわざ二時間待ったなんて言う必要ないのにーーー
「それじゃあ行きましょうか」
大翔君がスッと手を出す。
え、これつなげってこと?つなげってことだよね!?
手を繋いでショッピングモールへと向かう。
手汗大丈夫かな、今日臭くないよね。
「こうも見られると緊張しますね」
大翔君に言われ、そっとあたりを見渡す。確かに視線がすごい!
大方嫉妬と言ったところか、いいでしょーーデートですよーーーだ
「すいません、手に集中が行き過ぎて周りの目まったく気にしてませんでした」
現実で会うのは三週間ぶりなので緊張して敬語が出てしまう。
私の方が年上なんだからしっかりしなきゃ
「大翔君!こっちが映画館だよ!!はやくいくよ!」
大翔君の手を引き、映画館の中へと入る。
「大翔君!ポップコーンは何味がいい!ジュースは!」
「どうせならハーフにしましょうジュースはコーラで」
少しはしゃぎすぎてしまったか。大人っぽいとこ見せないと。
「でも、大翔君席本当にあれでよかったの?」
「ほかの人の隣で見たら迷惑かかるだろうし、なんにしろ今はデート中
なんだから問題でしょ!」
「大翔君がそういうならーー私は堪能させていただくとしますか」
実は私たちが取った席は男女で座れる席なのだ!
実際座ってる人はほぼ見たことないが、男性も来れます!ということをアピールしたいのだろう。
「上映10分前になったし、行きますか」
大翔君の手をつかみ、中へと入る。
席は席はーっと、あった!男性と一緒に座れる席なのはしていたが想像以上に近い。
すこし足を開くと当たってしまう距離だ。できるだけ意識してない風を装い、シネアドを眺める。
「こういうのって面白そう!絶対見に行こうね!ってなるけど結局行かないよね」
意識しないようにしすぎて絶対に通じないあるあるを言ってしまった!!
「じゃあ今度二人で行きましょうか約束です」
大翔君に言われて現実へと戻される。
あーそうか、今日が最後なんだと。できるだけ悟られないように表情を作る。
「楽しみにしてます」
私は今ちゃんと笑えていただろうか。
少し気まずい雰囲気が流れるが、すぐにシアターが暗くなり、映画が始まる。
「おもしろかった~」
「ですねー」
二人で席を立ち、出口へと向かう。
「それよりも祐奈さん!開始30分ぐらいでポップコーン全部食べないでください!」
「ごめんごめん手が止まらくて」
食い意地が張っている女だと思われたかもしれない、、
「そんなことより映画の感想も語りたいし、おなか減ったし、ご飯行こっか」
「一人であんなに食べといてまだ食べるんですか!?」
「いいからいいから」
大翔君の手を取り歩きだす。自然と手を繋ぐことができたかな
食べたのはファミレス。もっと高いところじゃなくていいのと思ったがここでいいらしい。
そんなに遠慮しなくていいのに。ファミレス内では少々食べ過ぎてしまったかもしれない。
愛想つかされてないとけど、、
次はショッピングモールへと向かう。




