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決心

あの後俺は何事もなかったかのように家に帰り、布団に入った。

今は絶賛布団の中で反省タイムだ。


少なからず好意を持っていたのは俺だけだったのだろうか、、、、


いや、自分でもほんとはわかってるんだ。あれは俺を遠ざけるために言ったのだろう。

だけど婚約者がいるのほんとだろう。大方政略結婚といったところか


はぁー初めて彼女ができるかと思ったのに、


正直言って祐奈さんのことはあきらめきれていない。

だからといって、ただの高校生でしかない俺がどうにもできるわけがない、


うん、これはしょうがない俺にはどうしようもないことだ。あきらめて寝よう。




ぜんっぜん眠れませんでしたーー

ほぼオール状態でも学校には行かなきゃいけないので準備をする。


「おはようはるちゃん」

「おはようお兄ちゃん」

「おはようございます大翔さん」


いつものように三人が挨拶をしてくる。


「おはよう三人とも」


俺は三人に悟られないようできるだけ元気に言う


「はるちゃん、、くまがすごいけど寝れてないの?」


ギクっ さすがにくままではごまかし切れなかったか、


「夜遅くまでゲームしちゃった、、」

「そっか、ならいいけどなんかあったら母さんに言うんだよ」


きっと何かあったことを察してくれているのだろう。

普段はあんななのにこういうときは意外と鋭いんだよな。

あんななんて言ったらだめか


「ありがとう母さん」


その後いつものようにいく準備をし車に乗り込み、学校に行く。

普段と違うところといえば車の中で蓮華さんにものすごく心配されたことだろうか、

俺ってもしかしてわかりやすい??

そんなことを考えながらいつものように教室へと入る。


「おはよう二人とも」

「おはy、どうしたんのそのくま」


美月がこっちに振り向き驚いたような顔で見る。


「遅くまでゲームしちゃってさ」

「そっか、ならいいけど、」


美月が心配そうな顔でこっちを見ている


「なにがあったかは聞かないが、あんま根を詰めすぎるなよ」


怜が俺の肩をたたく。

ゲームって言ってるんだけどな、


「ありがとう二人とも」


そんなに俺はいまひどい顔をしているだろうか、



ガラガラガラ

「朝礼をします。起立、気を付け、礼」

「「「おはようございます」」」

「着席。今日の連絡はーーー 


いつものように桃井先生の号令から学校が始まる。


そしていつものように昼休み、放課後と時間が流れる。


ちなみに今日のお昼は二人が変に気を使ってくれてとっても気まずかったです。


放課後となり、部活も入ってないのでまっすぐ家に帰る。

美羽はもう帰ってきているみたいだ。


「お兄ちゃん!話がある」


帰って自分の部屋に荷物を置くと突然美羽から話しかけられる。


「どうした美羽?」

「私はお母さんとか蓮華さんみたいに気を使ったりできないけど、

心配なの!お兄ちゃん昨日の夜からどこか元気なくて今日の朝だってくますごくて、

お兄ちゃんになんかあったんじゃないかって、、思って、、」


妹にここまで心配されるなんてダメな兄だな、、、、、


「ありがとう美羽決心ついたよ」



俺はひとまず祐奈さんが働いてる病院に電話をかけることにした。



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