祐奈さんとのデート①
ジリジリジリジリ
ウトウトしながら今日も今日とてうるさいアラームに手を伸ばす。
いつもならダリー学校めんどーっとなっているところだが、今日は一味違う
なんたって今日は日曜日!!しかも今日は祐奈さんとデートの日なのだ!
祐奈さんってだれ?って思った人は序盤の方を見直してみてくれよな
とメタ発言はこの辺にしといて
この日のためにオシャレな服を買っておいたのだ!(ネットで注文しただけ)
たしか九時に駅前だったよな
まだ一時間前だけど三十分前には着いておきたいしそろそろ出ますか
「じゃあいってきまーす」
「ちょっと待ってはるちゃん、本当に行くの?」
「それ昨日から合わせて百回ぐらい言われてるんだけど」
美羽と蓮華さんの数も合わせたら300回以上だ。
ちなみに今日のデートでは邪魔しないように護衛は後ろからついてきてくれるらしい
「だってはるちゃんはまだ知らないかもしれないけど女って言うのは全員ケダモノなのよ
はるちゃんが無理やり襲われたりなんてしたら」
「心配しすぎだっって祐奈さんが無理やり襲ってくるわけないでしょ」
「いやなにがあるかわからないわはるちゃんのカッコよさに中てられて急に襲ってくるかもしれないわ」
「わかったってなにかあったらすぐ連絡するこれでいいでしょ」
「ならいいけど、本当に何かあったらすぐ連絡するのよ」
「わかったって、じゃあいってくるから」
心配されること自体はうれしいがあそこまで行くとな、、
デート行くたびにあんなやり取りしてたら気軽にデートなんて行けるわけない
何か策を考えなければ、
まぁ何はともあれデート楽しみますか
約束の駅前へと向かう
あ、祐奈さんだ。待ってる人の中でも一際美人だからわかりやすいな
「久しぶりです祐奈さん待ちました?」
「は、大翔君、ひ、久しぶりです全然待ってませんよ 。今日のデートのこと考えてたら二時間なんてあっという間でした!」
めちゃくちゃ待ってるやないかい もっと早く来ればよかったかな?
「それじゃあ行きましょうか」
俺がそっと手をだす
祐奈さんはその手を顔を赤くしながら取る か、かわいすぎる
ちなみに今日のデートコースは二人で昨日電話しながら考えた
最初に映画を見て、そのあとはどっかでお昼食べた後ショッピングモールに行く予定だ
てか、二人手をつないで歩いてるとめちゃくちゃ見られるな
まぁだいたいは嫉妬と羨望なんだけど
「こうも見られると緊張しますね」
「すいません、手に集中が行き過ぎて周りの目まったく気にしてませんでした」
やっぱりマイペースだなと思った
そんな感じで雑談しながら歩いていると映画館やショッピングモール、飲食店などが合体した複合施設が見えてきた。
「で、でかい!初めてきたのですっごい楽しみです!祐奈さんは来たことありますか?」
「何回かあります!でも本当に広いので絶対手を離さないでくださいね!」
そういいながら俺の手を引く
「大翔君!こっちが映画館だよ!!はやくいくよ!」
この人のほうが迷子になりそうじゃないかなんて思いながら祐奈さんについていく
緊張がほぐれたみたいでよかった




