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第11章:不穏な空気

恵斗先輩が突然生徒会を休むと言い出した。

その理由も分からず、俊介を含むメンバーたちは困惑している。

そんな中、校長先生が生徒会室を訪れ、不穏な一言を残して去っていった。

恵斗先輩不在の生徒会に、何かが起ころうとしている――。

「……で、恵斗先輩、本当に来ないんですか?」

俊介が生徒会室のドアを開けると、すでに集まっていたメンバーたちが不安そうな顔をしていた。


「休むって言ったきり、理由も何も言わないからなあ」

副会長の古賀が、ため息をつきながら資料を整理している。


「何かあったのかな? タンクトップの件が原因?」

「いや、それにしては大げさだろう」

他のメンバーたちも口々に話しているが、答えは見つからない。


そのとき、突然生徒会室のドアがノックされた。

「失礼する」

入ってきたのは、校長先生だった。


「校長先生、どうかしましたか?」

古賀が立ち上がって尋ねると、校長は部屋を見渡してからゆっくりと言った。

「恵斗くんがしばらく来ないと聞いたが、何かあったのかね?」


「実は……理由は分からないんです」

俊介が答えると、校長は一瞬だけ表情を曇らせた。

「生徒会長としての責任感が足りないのではないかね。休む理由も告げずに職務を放棄するとは」


「そんな……恵斗先輩はそんな人じゃないです!」

思わず声を上げる俊介。だが、校長は意に介さず続けた。

「しばらく様子を見て、改善が見られないようなら、生徒会長としての適性を再考せざるを得ないな」

そう言い残して、校長は足音も荒く去っていった。


「どうしよう……恵斗先輩、こんなことになってるの知らないだろうな」

俊介がつぶやくと、古賀がポツリと呟いた。

「……まさか、校長先生が生徒会を変えようとしてるんじゃないだろうな」


「どういうことですか?」

「校長先生、最近生徒会の方針に口を出してくることが多くてさ。もしかして、これを機に恵斗先輩を外そうとしてるのかも……」


俊介は急に胸騒ぎがした。

「先輩がいない間に、何かが変わってしまうかもしれない……」

恵斗先輩の不在中に動き始めた校長先生の影――。

俊介は恵斗先輩を守れるのか?

次回、事態がさらに動き出す!

果たして、恵斗先輩は再び生徒会に戻ってこれるのか?

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