気持ち
最近琴音は、きちんと自己管理をしているみたいで、寝不足になることもないみたいだ。
早寝早起きっていいね!って爽やかな笑顔を向けてくる。
爽やかすぎる…
てか、めっちゃ肌艶がいい…。
もともと艶々肌なのに、さらに健康的になり…うる艶倍増中になってますね。
オレも真似してみようかな…?
パックとかしてみちゃったりしてね!
筋トレは、もともとしているから…食事の管理なんかもやってみちゃおっかな〜。
まずは、清潔感も大事だよねってわけで評判の良いシャンプーにもかえてみたりした。
で、琴音とおままごとの日…
オレの部屋に来て早々にクンクンと、ワンちゃんみたいにオレの髪を嗅ぎ出す琴音。
「どうした?」
「えっと…なんかシャンプー…変えたかなぁってさ」
「あー、うん。かえた」
「えっ?なんで⁉︎」
「まぁ、美容と健康のためにさ」
…
「へー…」
なんか少し言いたげな琴音。
「どうした?」
「あー…ううん。よし‼︎それじゃ気を取り直して、本日は…えっとー病室での患者さんの変化を察する編です」
と、いきなりおままごとが開催された。
患者さんの変化か…
「ミヤト患者さんだからね」
「はい。」
…
「じゃあ、上城さーん。本日の具合はどうですか?」
「あー…少し寒気がします」
「それじゃあ、お熱はかりますね」
「はい。」
「ピピピピピピ、うーん…こ、これは…」
「熱ありましたか?」
「えと…ありますね」
「何度でした?」
「何度…角度的には、九十度ですね」
…
「いや、熱測ったんですよね?」
「あぁ、そうでした。つい…」
ついって…何をどうしたら温度から角度になるんでしょうかねー…。
「熱はー…もしかして…だれかにおねつです?」
と、またも意味のわからないことを言い出す琴音。
だれかにおねつってことは、だれか好きな人がいるかってことかな?
まぁ、たしかにオレは琴音が好きなんだが…
でも、おままごとで告白とか…やばいよね。
ってことで、
「とくには…おねつじゃありません」
とこたえた。
すると琴音は、
「隠し事は、すぐにバレます。おかあさんしってるんだからね」
って、いきなり看護師さんからのおかあさんになってるやん…。
「えと…隠し事…バレた?」
「もちろん」
そりゃ、琴音に抱きついたりキスしようとか言ってたらバレるか…。
…
「じゃあ、白状します…」
「はい」
「実は…ボクベッドの下にゲームを隠してました。」
「あー…そういう…あれかぁ…」
「はい!」
あ、なんとか誤魔化せるやん。
ってか、今は…病室おままごとなんじゃ…。
たまに琴音は、話が脱線する。
かと思えば、
「顔色もいいので、隠し事は許しましょう。ただし、あまり夜更かしと色気は出さないように」
って言われました。
色気…?
「もしかして、オレ色っぽいん?」
「えっ、いや…でも、肌艶いいよ。だから…心配ー」
と、むくれる琴音。
「え?琴音〜。オレの心配してるんだぁ?」
「そりゃ、当たり前です。大事なおままごと訓練の一員ですから。」
「おままごと訓練って…」
「だって、ミヤトに彼女できたら…おままごとできなくなるし…。」
「大丈夫だよ。オレはずっと琴音のそばにいるから」
「ほんと?」
「ほんとだよ。じゃあ、誓いのキスでもする?」
「それは…そこは、誓いのキスじゃなくない?やっぱり…ほら‼︎握手がいいよ‼︎」
「握手かー。ま、いいよ」
ってことでオレたちは、握手を交わした。
んだけど、オレは調子に乗って琴音の指を絡めて恋人繋ぎをした。
そしたら、やめてって言われるかと思ったら、琴音がその手をギュッと返してきたんです‼︎
「えっ」
「ん?これからもよろしく。患者さん。」
…
琴音は…オレのことを完全に嫌いなわけでは、ないっぽい?
でも、患者さんとして頼りにしてますってやつ?
…わからん。
やっぱり人の心って難しいと悩むオレなのでありました。
続く。




