表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染が看護師になりたいっていうから病院ごっこに付き合った結果…  作者: 猫の集会


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/10

問診

 明日は休日なのでオレは、ここぞとばかりにゲーム…ではなく、お勉強をしてございます。

 

 すると琴音から連絡が来ました。

 

(部屋の電気ついてるよー)

 ってね。

 

(そりゃ、起きてますからね)

(明日は、検診の日ですからね。お忘れなく)

 と琴音から連絡が入った。

 

 

 …

 

 検診…

 

 そんな予約したつもりもないが、まぁどうせいつものおままごとの会だろう。

 

(あ、検診か。なら新しいパンツはいていかなとだな)

(いや、新品じゃなくて大丈夫。脱がないからさ)

(人生なにがあるかわからないからね。琴音もきちんと心の準備しておけよ♡)

(大、丈、夫。なにもな、い。おやすみ。)

 

 …

 

 やたら句読点多いな。

 

 ま、明日検診ならということで、オレも寝ることにした。 

 

 チクタクチクタクと時は流れ…

 

 

 ⁉︎

 

 な、なんだか目が…

 

 目が無理矢理、何者かに目をこじ開けられている感…。

 

 

「大丈夫ですかぁ?上城さーん?」

 目をこじ開けると同時に意識確認の声かけをされた。

 

 この声…絶対に琴音だ。

 

「大丈夫だよ‼︎てか…琴音が大丈夫かよ‼︎そんな起こし方…失格‼︎」

「うぇ〜?…じゃあ目覚めのキスがよかった?」

「そりゃ、もちろん‼︎今からでも遅くはない。さぁ、ウェルカムこいよ」

「うえーっ…キモいね…そんなことするわけないよ」

「なっ…自分からその気にさせておいて…そんな、そんな…ガタガタガタガタ」

 

 ⁉︎

 

 オレは、全身を震わせた。

 

「けいれんですね⁉︎落ち着いてください…お、落ち着いて…とまって…揺れないで…で…で…どうしれば…っ」

 

 …

 

「いや、まず琴音が落ち着いてよ。どうしればって…。熱があるかとかさ、意識確認からしようよ。けいれんしてるのに、揺れをとめては…無理なんよ。」

「たしかにー。お勉強になります!」

「だろ?ならご褒美のチューくれ」

 

 …

 

「は?そんなん…ないよ。てか、早くご飯食べてきなー。検診始まるからねー」

「ゔゔぅー…ガタガタガタガタ」

 

 ペシっ

 

「もういいから、早くご飯っ‼︎」

 

 …

 

 琴音にうながされ、朝ごはんを食べてたんだけど…

 

 今日…琴音って…手ぶらじゃなかった?

 

 いつもは、何かしら怪しいグッズが盛りだくさんなんだがな…。 

 

 

 検診は、問診⁇

 

 …

 

 なんなん…?

 

 オレの部屋にあるもので済むんかな?

 

 

 朝ごはんを急いで食べて、部屋に戻ると…

 

 

「な、なにしとるんよ…」

 

 琴音は、フツーにベッドでくつろいで漫画を読んでいた。

 

「ん?待ってたんだよ?」

 

 …

 

「おぉ、そっかー‼︎待たせてごめんなぁ♡」

 と、ベッドにダイブしたよね♡

 

 そしたらさ…

 

「ちょっ…どきなさいよ」

 って、ベッドから落とされたよね。

 

 ドサってさ。

 

「ゔっっ…ヤバい。腕が…へんに曲がって折れた…かも」

「えっ、ごめん‼︎どこ⁉︎」

 

 

 ニヤリ

 

「こ、こっちの腕…」

「え?こっち?」

「うん、こっちにおいで〜♡つっかまーえた〜♡」

 

 ギュー♡

 

 オレは、琴音を抱きしめた。

 

 

「騙したわね‼︎上城ミヤト‼︎今日は、検診のつもりでしたが大手術します‼︎」

「はぁ〜い♡だから新しいパンツにしといてよかったじゃーん♡」

 

 喜んでズボンを下げようとしたら、琴音は…オレを冷たくにらみ、

「やっぱりフツーの問診と検診で」

 と言ってきやがった。

 

 

 チッ…

 

 せっかくのニューパンツお披露目会が…

 

「ふぅーっ………それじゃあ、問診始めますね。」

 

 大きなため息をつく琴音。

 

 

「あの…看護師さん。さっきの大きなため息って…あの大きなため息って…なんなんですかぁ⁉︎オレ…大きな病気なんでしょうかぁ⁉︎普通…あんなに大きなため息…普通…つきませんよねー…?オレ…どんな病気なんですか…?」

 

「あなたは…あなたは…」

 

 オレはごくりと息をのんだ。

 

「オレは……?」

 

「ばかタレ病かもしれませんね。そのために検診しますから、少しおとなしくしててください。」

 

 …

 

「ふぁ〜い。じゃあ、布団で漬けになって半日待ちますねー」

「なんで布団入るのよ⁉︎」

「だって…オレ、うま〜いばかタレなんですよね?」

「言ってない。抜群に美味いばかタレじゃないの‼︎ちゃんとやってよー」

 

「仕方ねーな。そんじゃ始めるか」

 

「はい!じゃ始めるね!」

「はーい。じゃあオレは脱ぎますね!」

「いや、脱がんでいい。問診だから。」

 

 …

 

「そうですか。残念です」

「そうですね。それで、今日はどうしました?」

「あー、じゃあー、えりあしを少しカットしてください。」

 

 ペシっ

 

「ここは、美容室じゃないの」

「あー、じゃあ…ノドが痛いつもりで…あと、寒気がする的な?」

 

 …

 

「わかりました。では…」

「あ、待って、琴音…目赤くない?」

 

 ?

「え…、あーちょっと寝不足…なの」

 

 まったく…。

 

 

「あんたさぁ、オレには早く寝ろって言っといて…自分は無理すんだからなー。今日は、ゆっくり寝て、しっかり食べて。じゃないと、そんなんじゃ、勉強も頭に入りませんよ?ね?寝なさい。お薬出しておきますからね。」

 

「えと…はい。」

 

 オレはすぐさまあたたかいスープとあたたかいタオルを運んだ。

 

 

 スープを飲んだ琴音にオレは、魔法の言葉の薬を処方してあげた。

 

 少し休んでから、問診してねって。

 

 その言葉の薬を飲んで琴音は、スヤスヤ眠ったのです。

 

 

 続く。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ