龍魔族
「珍しいなこいつは、、、」
ライトスは興味深そうな顔を浮かべていた
「珍しいってコイツが?」
ラスクがリュウを指さした
リュウは少しうつむいている
「こいつぁ、龍魔族だな」
ライトスは、顔を上げて言う
ラスクは首をかしげる
「龍魔族ってなんだ?」
「俺が話すよ、、」
リュウは、うつむいていた顔を上げた
「龍魔族は、他種族との交流を避け住み家を転々と変えて生活している種族だ、他の種族と違うところといえば、この鱗だろう…」
そう言いリュウは、裾を捲って腕の鱗を見せた
「だから、俺の光を弾いたのか!」
リュウは頷いた
「もう一つあるだろ、特徴」
ライトスが口を開く
リュウは、少し肩が上がった
「俺をどうするつもりだ…」
空気が一変した
「どうって、何もしないさ、ただ使えるのかなって思ってな」
ライトスは、睨みつけてるリュウの目をみながら言う
「あぁ、使えるさ龍魔導のことだろ」
ライトスは笑みを浮かべる
「こいつぁ、おもしれぇや人生で3番目に驚いたわ」
微妙な数字に疑問を抱く一同
「1番と2番目はなんなの?」
ラスクは言う
「それはだなぁ………いつか話そう……」
きっと、瞬時に頭に浮かばなかったのであろう
いままで余裕のあったライトスの目が泳ぎ始める
「俺は、ラスクといられればそれでいいから」
「あぁ、好きにしろ」
ライトスは右手の親指を立てる
以外にも素直なためリュウは驚く
「いい、のか?」
要望が通ると思わなかった為あっけにとられるリュウ
「まぁ仲間の要望だからな」
優しい目でライトスは言う
「リュウの部屋ないから、お前ら同部屋な」
優しい目でライトスは言う
リュウは、納得な顔をしている
「おい、俺の意見は通らねぇのか?」
両腕を組みながら殺伐とした目をラスクは向ける
「まぁまぁ、親睦を深めるってことでさぁ」
ライトスが言う、横でリュウは頷く
「ベッドは?1個しかないじゃん、、」
不思議そうな顔をライトスは浮かべた
「一緒に寝ればいいだろ」
ライトスは、即答する
何故か横でリュウは、興奮している
「だってそいつ変な事するじゃねぇか、絶対!」
ラスクは歯ぎしりをし始める
「別にいんじゃねぇの」
他人事のためライトスのトーンは感情が入っていなかった、横でリュウは、頷いている
その後もラスクは意見を述べたが、容貌は通らなかった
ご飯を食べ、風呂に入った後(一人で)二人は自室に入った
「そいや、お前って何歳なんだ?」
二人は暗い部屋のベッドで横になっていた
「14」
けだるそうにラスクは答える
「えっ、俺と一緒かよ」
リュウは驚いた、リュウに背を向けていたラスクも内心驚いていた
「お前、15なの?」
ラスクのテンションが少したかくなった
「うん、何?少し興奮してんの?
一つのベッドで同い年の男と女が…」
ラスクのテンションは下がった
リュウは、背を向けているラスクに抱きついた
「離れろ!くっつくな!」
ラスクは、完全にはめられていることに気づかなかった、ライトスから今回の報酬100コルンをもらっていないと言うことに…