表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法界  作者: 山本の森
15/15

過去の過ち

(ラスク・モアとは、関わらないほうがいい…か)

リュウは、考えていたその言葉の意味を


「おい、25lv水取れ」

ラスクは、リュウを下に見ていた


「龍魔族だから、魔法得意じゃねぇんだよ」

リュウは、アトミックの言葉の真意を考えるのをやめ、ラスクとの会話を始めた


「だったら、俺も得意じゃない魔法だったし」

ラスクとリュウは普段と変わらなかった


コンコンッ

ドアを叩く音がした

「入るぞぉ」

ライトスの声がした


「どうしたんですか?」

リュウは問いかける


「いや、お前らの学校に変わった奴いないか?」

ラスクは首をかしげる、リュウは少しうつむいた


「まぁ、わからないと思うけど、友軍の一人が学校にいるって話を聞いてな、」


「友軍って?」

ラスクが聞く


「国を持たない軍隊なんだが、先のギルシャナ戦線にも参戦してくれた、軍名は【金鵄の翼】」

ラスクは、頭を抱え込んだ


「うぁぁぁああ」

ラスクは急にもがきだした


「おい、ラスク!しっかりしろ!」

ラストスは、ラスクの肩を揺さぶり声を上げる

その後ラスクは眠りについた、なぜ気絶したのかリュウは状況が上手く掴めなかった


「これは…」

ライトスが、ラスクを布団に移そうとした時に背中の数字が目に映った

リュウは焦ったような仕草をしている


「やっぱりこいつ…」

ライトスは何かを察していた

リュウは固唾を飲んだ


「アスピラシオンの総統だったのか…」

リュウは驚いた、総統という言葉に…

アスピラシオンだということは、薄々気づいていたが

総統だとは思っていなかった


「な、なんで総統ってわかるんだよ!」

リュウは声を荒げる


「001これが、総統ナンバーだからだ…」

ライトスはうつむいた


「で、でも…」

リュウは認めたくなかった、だが言葉がでない


「だが、アスピラシオンの総統は闇魔法を使うと聞いているが、なぜラスクは光明(光属性)の魔法を使っているんだ…?」

ライトスは疑問に思った


「それは、ラスクが昔みたいになりたくないからじゃないですか…」

リュウはボソッと言った


「…」

ライトスは下唇を噛んだ


「この話はよそう…仲間には誰一人として話すな…」

ライトスはそう言って、扉を閉めた

 

(ラスク・モアとは、関わらないほうがいい)

あいつが、友軍、だがなぜ…




「昨日はいつの間にか、寝ちまってたよ〜」

ラスクは昨日の事を覚えていなかった

リュウはいつものように接した


「早くしねぇと、遅刻するぞ」

ラスクとリュウは走る速度をあげた


〜〜教室〜〜〜〜


「ラスクちゃんって、リュウくんとどういう関係なの?」


「え?一緒に暮らしてるけど…」

一瞬みんなの、行動が止まった


「おいっ、ばか!」

リュウはラスクの口を手で押さえる

女子達はキャーキャーいい、男達はリュウを睨み嫉妬している


「誤解だ誤解」

リュウは焦っている


(1年C組、リュウ・アルベルトさん、ラスク・モアさんは至急生徒会室に来てください…)

呼び出しがかかった

リュウとラスクは、わけがわからず生徒会室に行った


「すまない、呼び出して…」

扉を開けると、そこにはアトミックが座っていた


「なんだ、お前かよ要はなんだ?」

リュウは問いかける


「君たちが、光明軍の二人だよね」

リュウとラスクは知らないフリをした


「隠さなくてもいいさ、僕が友軍の金鵄の翼の一人」

ラスクは頭を押さえた


「本名は、アンスター・グルダ」

ラスクは、顔が強張り頭を抱え込む


「あ、アンス、ター…」

ラスクは呪文の用に唱える

グルダは、高笑いをする


「ハハハハハハハァ」

リュウは、状況が理解できず戸惑う


「な、何をしたアトミック!」

男は、顔に手を当てながら笑ってる、指の隙間からリュウを凝視する


「君には、関係ないさ」

冷たい声であしらわれる


「ハァハァ、思い出した…本当に済まなかった、グルダ…」

ラスクは謝りだした、床に膝をつけ、頭を下げた


「アイシャは、アイシャは必ず取り戻す…」

ラスクはそう言って頭を床につけた

グルダは、ラスクの方にあるき出した


「あやまったって、お父様とお母様は、帰ってきやしないんだ!」

そう言ってグルダは、床に頭をつけてるラスクを蹴飛ばした


「おいっ、やめろてめぇ」

飛んだラスクに向かっているグルダにリュウは割り込んだ


「君にこの気持ちがわかるか?」

そう言って、リュウの肩をのけてラスクの方にあるき出す


「そ、そうさ、リュウこれは、俺が悪い…」

ラスクは頭から血を流している


「なぁアイシャを取り戻すって、ホントに生きてるのかい?」

グルダは、涙ぐんでラスクに問いかける


「あぁ、生きてるのは、確実さ、でも、心は…」

その瞬間ラスクの顔面は蹴られ意識を失った

それからラスクは学校に行くのをやめた…

リュウは力になれなかった自分自身に嫌気がさしていた、ラスクの謎は深まるばかり、アイシャとは何者なのか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ