ポヤポヤ日誌【その2】
ポヤポヤ日誌【その2】
運命の扉!
開かれた扉の中に足を踏み入れる。
るいちゃんのいる御屋敷に、初めての御帰宅。
以前、ここに帰宅する予定をたてた。
天使の導きで、帰宅する算段だった。
だが、その予定は、うやむやに消えた。
天使メイドが、消失してご破算となった。
あれから、二年以上の月日が、流れている。
痕跡は、もちろん、見つけられない。
種族天使の少女は、今どうしている?
元気にしているだろうか?
その当時、彼女は、十七歳だった。
永遠の十七歳で、リアル十七歳だったメイド。
そろそろ成人式のはず。
人間社会に溶け込み、うまくやっているのか?
知る術は、見当たらない。
縁とは、不可思議なるもの。
縁が、あれば、また会えるだろう。
るいちゃんと再び会えたように。
るいちゃんは、コンカフェのメイド。
後輩メイドを指導する先輩だった。
メイドとは、何者なのか?
コンセプトは、なんぞや?
そういった事を聞いてみた。
魔法少女という素晴らしい認識。
concept は、『概念』。
cafe は、『喫茶』。
maid とは、『少女!乙女!未婚女性』。
maid (survant)で、『給仕者!召使』。
「がいねんきっさ?」
「コンカフェを、漢字にすると、概念喫茶」
「なんか、むずかしいです」
「紙に書いたら覚えれるよ」
超魔導補助器具は、非常に便利だ。
四次元操作すら可能にする優れモノ。
夢や願い、欲望などを叶えてくれる代物。
それが、スマホと呼ばれる超魔導補助器具。
だが、あくまで道具は、道具にすぎない。
使わない筋肉は、退化する。
知能も使わなければ、退化する。
使い方次第で成長衰退発展していく。
知能は、思い考える事で、レベルアップする。
るいちゃんは、分からない事を放置しない。
分からない事を考えれる少女だった。
つまり、人間でなく、神や仏に、近い存在。
知らない事を調査し、疑問を発見する能力。
その疑問を解決するために、質問する能力。
彼女は、そうしたものを持ち合わせていた。
知的好奇心を愛する知的生命体が、尋ねる。
「待ち受けの綺麗な方は、誰ですか?」
「ラヒバーテンダー!」
そう言って、ラヒサブリーダーの名刺を見せる。
「どこかのコンカフェキャストさん?」
「よつばの秘密基地にいるバーテンダー。
ここから百メーター程かな。
道路を渡って右に行ったところ」
「あっ、聞いたことあります」
「屋敷わっこさんが、メイド長」
「わっこさん?」
「妖の長でもある、わっこメイド長」
「アヤカシって、妖怪のことですか?」
「うん、そう」
そう言って、わっこさんのブロマイドを見せる。
「可愛い」
メイド姿や浴衣姿に私服姿。
食い入るように見る黒髪美少女。
興味が、ありそうなので他のも見せる。
「あっ、キングテレサ姫!」
「それは、アイドルミーツのみみ氏。
関西で有名なコスプレイヤー。
吸血鬼で、永遠の三百三十四歳。
将来は、闇の女神となる闇姫」
「ヤミのメガミ!?」
「ラヒ姫が、光の女神となる運命の少女」
「ヒカリのメガミ?!」
ポヤポヤ日誌【その3】に続く