あとがきでまえがき
『終わりで始まりの物語』どうでしたか?
お読み頂き、ありがとうございます。
感想を聞かせてもらえると、嬉しいです。
購入して頂いた方には、本当に感謝です。
改めて、ありがとうございます。
そのおかげさまで、続編が、出ます。
タイトルは、『蜃気楼の少女』。
ラヒ・サーガの第二巻となります。
ラヒバーテンダーとなり一年経った頃。
そこから、物語が、動き出します。
書店などで予約し購入されたら、喜びます。
よろしく、お願い申し上げます。
第三巻タイトルは、『銀の闇姫』を予定中。
はるメイドと、話しが、はずんだ。
彼女にとっては、先輩のラヒバーテンダー。
共通の知り合いで、新世紀ラヒメガミサマ。
これからの新しい時代についても話し合った。
コンピュータ言語が、二進数である事。
それと、全宇宙の共通点、つまり、零と壱。
無であり空の領域である零。
星や身体は、粒子の集合体で、できている。
つまり、それら粒子の存在する位置が、壱。
『心や魂は、どこにあるのか?』
答えは、小学校ですでに習っている。
粒子と粒子の間にある無空間に存在する。
Aの位置と、Bの位置には、真ん中が、ある。
国語でも算数でも習っているはず。
覚えているだろう、この単語を。
「『中心』」
コレを聞いて、はるちゃんは、うなづいた。
納得した顔をしていた。
納得できた事で、嬉しそうに笑った。
零は、小学校で最初の授業で習っている。
だが、理解するには、かなり時間が、かかる。
小学校や中学校で、理解できないのが、『零』。
社会に出てる大人でも、理解していない。
それが、零。
数字であったり、数字でなかったりする零。
小学校で、九九を、習う。
壱から九までの掛け合わせ。
零の段は、省略されている。
掛け算において、零を掛けたら零。
それが、常識だから、それ以上、考えない。
考える必要も必然性もない当たり前のこと。
だから、そこで思考を停止するのが、人。
疑問を、持たないまま大きくなり、大人になる。
好奇心を、失って大人となれば、成長しない。
成長出来るわけもなく、ただ、時が流れる。
そして、やがて、終わりを迎える。
はるちゃんは、零を、真剣に考えた。
心や魂、霊であり例の零。
それは、つまり、愛。
Love は、神であり、零。
そして、興味関心こそが、愛そのもの。
『愛の反対は、憎しみでなく、無関心』
愛に、最も似ているのが、恋。
『愛と恋は、似て非なるもの』
違いが、ある。
愛に、温度は、ない。
恋には、ある。
熱して冷めるのが、恋。
愛には、限りが、ない。
恋には、限りが、ある。
だからこそ恋愛は、尊い。
九九とは、九十九の掛け算を、あらわす。
零から九の数字を、掛け合わせた集合体。
その数は、九十九だから、九九。
唯一の例外が、零かける零。
どう答えるだろうか?
零として、間違いでは、無さそう。
何かの数に、零を掛けたら、零になる。
だから、零と、考えるのが、普通。
だが、零は、数であり数で無い数。
数であり数で無い数と、数であり数で無い数。
これらを掛け合わせると、どうなるか?
零かける零は、『無いが、無い』状態。
定義できない、不定や、答えの無い、解無し。
さらには、零と零を横に並べた『∞』。
『無限』『無限大』。
英語では、『infinity』『unlimited』。
零は、愛であると、先ほど述べた。
愛と愛を掛け合わせると、どうなるか?
それぞれの愛は、それぞれ違う。
『0』『∞(無限大)』『解無し』『不定』
どんな答えが、待っているか、分からない。
義務教育の教師なら、『0』か、触れない。
触れずに、空白のまま、放置する。
それも、正解。
それが、正解。
だが、それだけが、正解では、無い。
問題は、どれだけ自分で、考えたか?
あーでも無いこーでも無い、と、考えた時間。
その思考時間は、至高の時間となる。
答えを導き出したら、脳内快楽を得られる。
その快楽は、悩み苦しんだ時間に比例する。
エンドルフィンやドーパミンが、多量分泌。
難問を解いた方が、喜びは、大きくなる。
『愛』とは、何か?
古来より存在する問題。
それぞれのレベルに対応した解が、ある。
『男の愛』と『女の愛』。
それらが、交わる時、何かが、起こる。
ラヒメガミサマの未来や零と愛を語り合った。
そして、はるメイドは、こう言った。
「哲学になりますね」