第7話 代償2
「…知らない天井だ」
目の前には綺麗な天井。どうやら寝かされているらしく横になっている感覚があった。
体はまだうまく動かせないが首は回せたので回りの様子を見る。
窓ひとつない部屋で壁や天井から降りている炎が部屋を照らしていた。
「…おかしいな?最後の記憶では廃村の外で倒れたはずなのだが?」
たまたま廃村によった親切な人が運んでくれたのかな?でもそれだとモンスター達はどうなったのだろうか?
まさか全員倒したとかそういうわけでもあるまい。
そう考えていると遠くから足音が聞こえてきた。…この足音から推測するに
「…アルジ…オキタカ…」
やはり黒騎士か。どうしてもお前は歩く度に音がするもんな。
「…先程起きたばっかだよ。でも体は全然動かせないけどね」
指先すらかなりギリギリ動かせるくらいだからな。
「…ソウカ…」
「それより俺の寝ている間のことを話してくれ」
俺は黒騎士にそういった。
「…ワカッタ…。マズキョテンハカンセイシタ…」
「つまりここは拠点の中なのか?」
「…ハイ…。ココハアルジノイエトナルバショニアルチカニアリマス」
「そうか…。俺が倒れてからどのくらいたった?」
「ダイタイヨッカクライデス。ソノアイダハトクニナニモアリマセンデシタ」
「分かった。引き続き拠点の防衛を頼む」
「…リョウカイ」
そう言って黒騎士は部屋を出ていった。
一人になった俺はステータスを開き現在の状況を確認することにした。
名前:カズマ・ヒイラギ
種族:人間
レベル:4
HP:72/1050
MP:103/50101
筋力:120(B)
防御:185(C)
俊敏:120(D)
魔法:モンスタークリエイト(無)[同時創造]
スキル:魔物使役レベル5
冷静頭脳レベル2
スキル鑑定レベル2
言語理解レベル2
称号:転生者、モンスタークリエイター、突っ走り王
「…かなり体力が減っているな」
体が動かないのは体力が回復しきっていないからだと推測した。
十体以上を創造したからか魔力も少なくなっていた。暫くは創造どころか体を持ち上げることすら出来そうになかった。
「…取り合えず今は体が回復するのを待つばかりか」
無茶な行動はかなり危険と改めて身をもって感じた俺は今後について考えながら再び眠りにつくのだった。




