第3話 モンスタークリエイト
ステータスを見え終えた俺は早速モンスターを作るべく目をつぶり集中する。
この辺が草原しかないと言うのは実際に見たから安心して創造できる。これも神様のご厚意なのかもしれない。
話を戻すと俺は頭の中でモンスターの形やステータスを考えると呟いた。
「…創造」
すると目の前が急に光出す。そのあまりの眩しさに俺は目を閉じてしまう。
そして光が収まり目を開けると俺が頭の中で考えたモンスターがいた。
サッカーボールくらいの大きさで四方八方に目がついている。
「…外見は想像通りだな。それで能力は…」
そこで俺は気がついた。今の俺には相手のステータスを見ることが出来るのか、と。
そう思いながらモンスターを見ていると段々と目の前に何かが表示されてきた。
名前:サーチアイ
種族:クリエイトモンスター
レベル:1
HP:500(D)
MP:500(D)
筋力:100(C)
防御:100(D)
俊敏:100(E)
魔法:サーチアイ(無)
フレイム(炎)
スキル:透視レベル1
ステータス隠蔽レベル1
隠密レベル1
称号:全てを監視せし者
「…中々上出来ではないか」
俺が作ったのは索的に向いたモンスターだ。どの時代でも情報が大事だからな。この辺の偵察に向かわせるのに作ってみたが中々の者だな。
「…そう言えば何でステータスが見えたんだろ?」
ふとそう思いステータスと呟きステータスを開いた。
名前:カズマ・ヒイラギ
種族:人間
レベル2
HP:985/1015(B)
MP:45320/50025(SS)
筋力:110(B)
防御:150(C)
俊敏:110(D)
魔法:モンスタークリエイト(無)
スキル:魔物使役レベル5
冷静頭脳レベル1
スキル鑑定レベル1
称号:転生者、モンスタークリエイター
「…レベルが上がってる」
レベルがいつの間にか上がりステータスが向上していた。
魔力は5000近く消費していたがこれはモンスタークリエイトを使ったからだと推測した。体力が減っているのが気になるが。
「…スキルが見えたのはこれのお陰か」
スキル欄にはいつの間にか『スキル鑑定』というのが増えていた。能力は文字のまんまだと推測できた。
「…何はともあれこれは成功だな」
俺はそう呟き軽く笑った。