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第34話 進化2

【サーチアイの進化が完了しました】


「…は?」


そんなメッセージを聞いたカズマは気の抜けた声を出していた。


現在カズマは見張りに使っているラプトル以外と力をあわせて死体を片付けていた。


鎧と肉塊をはがしてそれぞれ分けて片付けていく。


しかしカズマに一撃を入れたエルジアの死体はそのままにして回収した。


「…サーチアイに一体何が?」


突然のメッセージを聞いたカズマは黒騎士を連れてサーチアイのいる家に向かった。


現在カズマを含めて二十人もいないためどの家も誰もおらずゴーストタウンと化していた。


「サーチアイ、大丈…夫…か?」


カズマが部屋にはいるとそこにはサーチアイはおらず1人の少女が立っていた。


蒼い髪をなびかせ白と蒼を基調としたドレスを来た少女は後ろを向いていたがカズマに気付いたのかこちらを向いた。


「え、えっと、…どちら様?」


その可憐な姿に照れたカズマは思わず敬語で聞いていた。


「…私の事をお忘れになったのですか?」


「え?」


カズマは思わず聞き返した。


前世ならともかくこちらに転生してからはそれほど人にはあっていない。あったのはマクシム達くらいだ。


「…やはり私はもう用済みなのですね。カズマ様」


「え?」


見に覚えのないカズマは訳がわからず思考が停止していた。


…冷静頭脳のお陰でそんなことにはなっていないが。


「えっと…、名前を教えてもらっていいですか?」


カズマは取り合えず名前を聞いて考えることにした。


「そう言えば名乗っていませんでしたね」


少女はクスクスと笑いながらこちらを見てくる。その姿に俺は思わず見惚れてしまった。


「私の名前はデスサーチャーと申します。旧名はサーチアイです。カズマ様」


少女―デスサーチャーはそう名乗り静かに頭を下げるのであった。


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