第2話 ステータス
「…ステータス」
そう呟くと手紙のとおりに目の前に画面が現れた。
名:カズマ・ヒイラギ
種族:人間
レベル:1
HP:1000(C)
MP:50000(S)
筋力:100(C)
防御:120(C)
俊敏:105(D)
魔法:モンスタークリエイト(無)
スキル:魔物使役レベル5
冷静頭脳レベル1
称号:転生者、モンスタークリエイター
「…この世界の平均が分からないからなんとも言えないが魔力がでかいな」
俺はそう呟きながら画面をタッチする。するとタッチしたところの詳細なデータが現れた。
「成る程、詳しく知りたいときはこうすればいいのか」
俺は一人納得してステータス画面をタッチしていく。
名前-自身の名前。変更可。
種族-自身の所属する種族。特定の種族のみ変更可。
レベル-自身の強さ。レベルが上がるとステータスが上がる。
HP-自身の体力。0になると死ぬ。
MP-魔法を使うのに必要な力。必要な魔力がない状態で魔法を使うと体力が減る。
筋力-純粋な力。
防御-攻撃を軽減できる力。
俊敏-素早く動く力。
魔法-自身の使える魔法。
スキル-自身の使えるスキル。
称号-ある程度の範囲になるとでる。
モンスタークリエイト
モンスターを創造できる魔法。一つ作るのに莫大な魔力を使う。作るときによって消費魔力は異なる。
魔物使役
魔物を使役するスキル。使役出来ない魔物が多数を占める。使役出来た魔物はよほどのことがない限り主人に従順である。
冷静頭脳
常に冷静に物事を考えることのできるスキル。レベルが高いほど突発的な物事への対処が早くなる。
転生者
この世界の住人でないものが何かしらの方法で来た者に送られる称号。主だった効果はない。
モンスタークリエイター
モンスターを自由に作り出すものに送られる称号。モンスターを創造する際の魔力を大幅に減らし魔物使役レベル5を初期で覚えられる。
「…どうやら神様にお礼を言わないといけないみたいですね」
自分が望んでいた力をこうも最大限に引き出せる下準備を行ってくれたのだ。次に会うときには誠心誠意お礼を伝えたい。
そんな俺に出来るのは神様の手紙にあった通り楽しませることだ。
それじゃあ、ステータスも調べたし早速モンスターを作ってみるとするか。