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モンスタークリエイターの世界侵略 (投稿停止)  作者: 鈴木颯手
プロローグ~第1章 異世界転生~青銅騎士団編
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第14話 城塞都市テングストーン

「なぁ聞いたか?ミネルバに攻めてきたアルケリオン軍を銀騎士団が打ち破ったって話」


「ああ、今じゃどこでもその話で持ちきりだぜ」


「攻めてきたアルケリオン軍は約5000。対する銀騎士団は2000」


「倍以上の敵を打ち破るとは流石は我らの騎士団様だ」


「そうだな。こんなにめでたい日はなかなかないぞ」


「騎士団様とダグザス王に」


「「乾杯!」」


城塞都市テングストーンでは先日行われた戦争の話で持ちきりであった。


ダグザス王国の西方拠点であるミネルバにアルケリオン軍が攻めてきてそれをダグザス王国の銀騎士団によって壊滅させられたのだ。


ダグザス王国とアルケリオン帝国は領地を接してから幾度となく争いあって奪い奪われを繰り返してきた。


ここ最近はダグザスの主力である騎士団の活躍によりダグザス王国がやや押している形となっていた。


そこに今回の勝利によって国民の士気は否応なしに上がっていた。


「噂だとデーバを攻めるためにテングストーンで兵を募集するらしいぞ」


デーバとは城塞都市テングストーンを道に沿っていったところにある都市である。五年前にアルケリオン軍に落とされていた。


「徴兵した兵を率いるのは青銅騎士団らしいぞ」


「本当か!?そりゃ今回の戦争は勝ったも同然じゃないか!」


「ああ、だから今回は参加しようと思うんだ」


「おいおい、大工のお前が参加して大丈夫なのか?」


「既に棟梁には話してあるから問題ねぇ」


「そうだといいが…」


「まぁ、参加するっつてもどうせ騎士団様が先頭にたって戦うから出番はないだろうけどな」


「それもうだな」


男たちは馴染みの酒場でミール(この世界のビール)を飲みながら徴兵についてはなしている。


「…ん?飲み干しちまったか?」


「おかわりを頼めばいいだろ?…おーい、ミールをこっちにふたつくれ!」


「あいよ!」


黒いエプロンを着た銀髪の店員におかわりを頼むと店員は威勢よく返事をして厨房へと向かった。


「…なぁ、今の娘」


「ん?どうかしたか?」


「…いや、何でもない(始めてみる顔だったけど新しく入ったのかな?)」


始めてみた店員に男はそう考えそれ以上は考えなかった。

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