療育しよう
確か2歳くらいには単語を口にできるようにはなってきた。それでも他の子より遅い。
クレーンとか言ったはずだが、欲求は親の手を引いて欲しい物の所まで連れていく感じで訴えてくる。市の発達相談によれば、これを利用すると会話を教えることができるらしい。例えば、家に常備してある炭酸飲料(無糖)を飲みたいときはクレーンで手を引いたら「これは何?」→ビリビリ(炭酸飲料の家庭内用語)、どうするの?→飲みたいのと言わせるように根気よく教え込んでいく。
面白いことに、平仮名自体の覚えはすごくいい。あと、自分で言葉を使うのは苦手だが、こちらからの指示は、判らない単語をきちんと教えられたら理解は早い。
そんなこんなで三歳くらいには二語文(お茶が飲みたい等の単語2つの文章)を自分で言えるようになった。まだクレーンで要求することも多いが、パパが休みの日お昼寝にはクレーンで布団まで連れて行って添い寝を要求するとき以外は、言葉で言えるまで質問し続けたらちゃんと言葉にするようになった。
この頃、会社を辞めて親父の自営を手伝うようになった。そんなに流行ってはないが、子供と一緒にいる時間が増えるのはいい事だ。
長男は日に日にパパっ子になっていく、何と素晴らしい。
言葉の他に困ったのがトイレトレーニング。卒業用オムツは漏らしても気にしない。そもそもトイレを要求してこないしそこまで喋れない。
ある日、嫁がキレてオムツをやめて普通にパンツに切り替えた…ら、一回漏らしたもののそれが嫌だったのか、それ以降一度も漏らしてない。おねしょも一度もしていない、11年の月日の中で、パンツに漏らしたのは後にも先にもこの一度きり、案ずるより産むがやすしである。
後の話になるが、妹は布パンツにもらしても全く気にする事無く遊びまわる剛毅な性格していて、障碍児より苦労する健常児ってなんだよと嫁がキレていた。