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It kills geme  作者: コー
1/1

プロローグ

これは今から5097年の話──…


人口9千億50万人 日本

『えー…皆さん聞いてください。総理大臣のロード・キニアスです』

こんなお昼から何の放送だろう??

テレビの右上にほ“全日本放送”と書いてある

おそらく外で聞こえる音声も今放送されている内容と一緒だろう

それほど大切な演説なのかな…


ついでに総理大臣、ロード・キニアスはアメリカの人間だ。

何故この総理大臣に皆が票をいれたかは僕には分からないが、何か心を奪われてしまう演説をしたらしい。

今思えば、何故アメリカ人なんかに日本を支えてもらってるんだ??…なんて思うけど、

…しかもカトコトだし。


テレビは尚永遠に流れる


『…─で日本は中国の人口を超えて世界トップへと輝きました。…それは良いことでありや、悪いことでもあります。このまま人がふえていっても良いことはないでしょう。今から人口を減らさないと…』


キニアスはそこまで言うといったん黙って、はぁっと息を吐いた

そして

『今から皆さんには人口を減らすために手伝ってもらいます』

『あの…それつまりどういう…』

1人のアナウンサーがキニアスに聞くと


『こういうことです』

といいながらキニアスは内ポケットから拳銃を取り出しアナウンサーに拳銃を向けて撃ち殺した


幸いテレビの画面には映らなく、血しぶきが飛び散るだけですんだが、テレビの中の人々は悲鳴を上げていた。


『さぁ皆さん。怨みのある人、1人や2人殺したい人必ずいるはずです。総理大臣の私が許可します。人口を減らしてください。警察の皆さんも死刑者沢山出してください。犯人も警察も沢山殺してください。一般人も有名人も皆さんも…』


僕は驚いた。

これ以上開けないくらいに目を見開いた。

何言ってるんだ…。本当にコイツ総理大臣なのか!?

心臓がドクドクといつもよりも速めに脈打った。


最後にキニアスは笑いながら

『It kills geme start』

と綺麗な発音と共に演説は終わり元の画面に戻った。


そのまま動けずにボーとただ突っ立っていることしか出来ない

僕は全身に汗をかいた


─…殺される


僕は慌てて全ての鍵を閉めた。

ふと外を見ると皆殺し合っている

泣き叫ぶ近所付き合い子ども、倒れている近所の人、殺している近所の人…


慌ててカーテンを閉め、布団に潜り込んだ。


頼む!!生きててくれ!!

これは夢だ!!


そう思い続けるしかなかった…

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