換算――項目になる
端末が鳴る。
通知:第参課。
件名:負荷換算票(試験運用)。
添付:指標組み込み(暫定)通知。
回付番号。施行日:即日。確認欄:未押下。
セレナは画面を開く。
先に枠が並ぶ。
項目名。定義。算出式。入力値。出典。適用範囲。更新理由。
負荷換算票には「試験運用」の印が付いている。
印は淡い。淡いまま回る。
最上段に、換算対象が列挙される。
現場移動。待機。睡眠。交代。誘導。封鎖。救護。記録。
語は短い。欄に入る。
その横に単位が付く。
分。回。人。件。
単位が付くと、入力欄が解放される。
入力値欄は未入力のまま残る。
未入力でも、票は成立している。
成立の表示が先に出る。
セレナは出典欄を開く。
発報電文。初動チェックリスト。指揮記録添付。待機コード適用記録。交代表。
参照先が並ぶ。並び順は固定だ。
参照制限が付く。閲覧は限定。複写は記録対象。転送は申請対象。
換算式欄に式が出る。自動生成。
(移動分×係数)+(待機分×係数)+(交代回数×係数)+(誘導人数×係数)……
係数は丸められている。差が消える。
票の右端に「算出」ボタンがある。
ボタンは一つだけだ。
セレナは押す。
数値が入る。
負荷:37.4
負荷:52.1
負荷:18.9
桁が揃う。
一覧の表示が揃う。
揃った表示は、次の欄を開く。
「扱える」欄が立つ。
配分:可。
優先度:自動。
次回更新:自動。
例外:未設定。
停止:未設定。
停止の欄が薄い。
薄い欄は未記入を通す。
未記入のままでも進行する。
換算項目は指標へ送られる。止める欄がない。
指標組み込み(暫定)通知を開く。
表示更新。指標欄に一行が増える。
「現場負荷(換算)」
括弧書きが付く。暫定。試験運用。
適用範囲が表示される。
第弐課:現場指揮。
第七課:配備。
第参課:集計。
他課:参照。
適用範囲:広い。例外は減る。
更新理由欄が出る。
理由は短い。入力枠は狭い。
「配分可能化」
「指標整合」
「暫定適用」
三語。
語尾が揃っている。
差戻:なし。
確認欄が点滅している。
未押下。
セレナは確認欄を開く。
確認者:第参課。
回付先:自動入力。
負荷換算票:添付済。
指標組み込み(暫定):反映済。
欄が揃う。ステータス:成立。
確認を押す。
押下ログが一行増える。
ログは回付に残る。
残ったログは、次の更新で参照される。
セレナは端末を閉じる。
止める欄はない。
適用範囲は広い。
処理は終わっていない。だが、手続きは進んでいる。




