タイトル未定
金髪に碧眼、整った容姿の少年が酒場の入り口に立っていた。
先の儀式で選ばれてしまった勇者セオ、その人である。
酒場とは到底縁の無さそうな彼は開口一番、
「冒険を手伝ってください」
と、少し震えた声で言い放った。
しかし店内には自分と店主しかいない。なんせ昼間の酒場、当然だ。
ゲームの中ではここで仲間を揃えて北の洞窟へ向かうのだが、よくよく考えるとこちらの方が違和感はない。まぁゲーム内では夜で人も多かったのかも知れないが。
「あー、すまねぇな。ちょっと今は手伝える奴はいねぇみたいだ。」
「そう…ですか。」
そう消え入りそうな声で呟くと、そのまま帰って行く。
「これからどうするんだ?」
思わず声をかけてしまった。
「とりあえず、一人で洞窟へ行こうと思います。」
「そんなの無茶だ!あそこの魔物は一人じゃとても…」
「えっ、魔物…出るんですか…?」
「俺も初めて聞いたなぁ。…もし本当だとしたら大問題だぞ?」
…まずいことを言ってしまった。
ゲームでは弱い魔物が紛れ込む戦闘チュートリアルがあるが、そんな事彼らが知るわけがない。
本来数人の仲間と協力すれば難なくクリアできる場面だが、彼は一人。
酔狂なプレイヤーなら挑むかも知れないが、そんな奴は私を含めてここには誰もいない。
「ああ、すみません、街の外にあるし、万が一魔物が紛れ込むこともあるかなぁ、と」
確かにゲームの世界ではあるが、そういったイベントまで同じとは限らない。
きっと杞憂なのだろうが…それでも、
「そうだ、俺もついていってもいいかな?」
***少女執筆中….***
風邪ひいちゃいました
推敲も何もできてないのでところどころ変わるかもです




