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第三話 フェリスさんお手製ハンバーグ

朝から色々災難な事が起きたが、なんとか僕は学校へと着いた。


マジで、、、 朝から色々起きすぎだよ、、 エルフとかエルフとかエルフとか!!

凍らせられるし、 急に同居決定するし!!

ほんっとアホみたいな小説家が書く小説みたいな内容でびっくりするよ!!


まぁ、、 でも? フェリスさんかわいいから別にここまでの事許せなくもないかな?


かわいいのは正義だもんね? 父さん。


うん、なんだか天国に居る父さんが頷いてる気がする。



ってか、こんな事校門の前で考えてる暇ないよ〜っ!! 早くクラスに向かわないと〜!!

僕は爆速でクラスへと走って向かった。



______



同日 HR前



「進〜!! 今日来ないのかと思ったよ! 電話しても出ないしさ」



「ごめんって誠太。 ん? てか電話? そんなの来てねぇよ?」



「はぁ? かけたって。 ほら、これ見てみろよ」



そう言って誠太はスマホ画面を見せてきた。 そこには確かに着信をした記録が残っていた。



「な? してるだろ?」



「でも、 俺の携帯にはそんなの、、、 あ、、」



ポッケからスマホを取り出すとそこには画面がバキバキに割れ少し黒い煙が出てるスマホが出てきた。



「oh……」



「wow beauty four….. って言ってる場合か!! やべぇよ!!!」



「あ、 なんか熱くなって」



僕のスマホが僕の手のひらの上で発火した。



「あっっっっつ!!」



「水月!! 消化器!!! 消化器持ってきて! 俺先生に報告してくっから!!」



「え? 消化器? 一体何のため、、 ってわぁ!! 進君のスマホから炎出てる!」



「んなキラキラした目浮かべんな!! 早く消化器持ってきてくれ!」



「せっかく小説のネタに出来るって思ったのに、、 分かった取ってくる」



「じゃ俺も先生に、、、 って進!! めちゃめちゃお前も制服燃えてんじゃねぇか!!」



「え? んなわけ、、、 って、 アッツ!! アツいアツいアツい!」



朝のエルフ騒動に続き、僕は学校でもボヤ火事騒動を起こしてしまう所だった、、、

かわいいで色々許そうと思ってたけど、 やっぱ許さん。 帰ったら色々怒る。


_______



同日12時 教室にて...


まぁ、色々朝から騒動が起きたがなんとかなってる、、 はず、、、


いや、でも反省文二十枚書くのはなんとかなってないよな、、


てか、僕が燃やしてないのになんでぼく反省文書くの? 理不尽ここに極まれりじゃない? 

マジ、 あのバカ熱血担任許さん。 フェリスさんに頼んでお前の熱い心と頭凍らすぞ。



「お〜い、、 お〜い!! 無視すんな! 進!!!」



「あっ、 すまんすまん。 ちょっとあのバカ熱血アホ担任をどう懲らしめようか考えてて」



「おまっ、、 物騒な事考えんだな、、、 てか、今日の朝からずっと思ってたけど

 お前の首元にあるその氷の結晶みてぇなマークなに?」



待て、、 死ぬほど厄介で嫌な予感がする。



「ここここ、 これはだな! その最近流行りのタトゥーシールってヤツだ!!」



「タトゥーシール? んなのお前がつけるわけないじゃん。 水月悲しむぞ?」



「タ、、、 タ、、 トゥーシールじゃなかった、、 間違えた、、 えっと、、その、、、 

 これはアレだよアレ! メイク〜? みたいな?」



「メイクにしてはあまりにも立体だし色鮮やかすぎんだろ。 

 てか、 そもそもお前メイクしねぇじゃん」


ん〜、、、 駄目だ。 逃げ道がなさすぎる、、、 もうここはアレをするしかない、、



「よし、誠太。 後でジュース奢るから見逃してくれ、 頼む!!」



「ジュースによるな」



「誠太の大好きなあの炭酸のやつだよ!!

 それ奢るから今はちょっとこれに触れないでくれ!! ややこしいから!」



「、、、まぁ、お前がそこまで言うならもう触れないでおいてやるよ。 

 でも、 喋れるようになったら言えよな?」



「ももも、、 もちろん言うよ!!」



「はい、 言質取った〜」




誠太が話通じるやつで良かったよ〜、、、 てか、 マジ帰ったら許さん!!

日本式の謝り方教えて謝らせてやる!!



_________


同日6時


今日は色んな出来事が起きたがなんとか生徒指導室から出る事が出来た。



本当は今日いつものメンバーで帰るつもりだったけど、 ボヤ火事の件で僕は囚われていた。


水月に今日の事話してあげよっかな? 小説のネタになるし喜ぶかな?

いや、 でも水月って妙に勘がいいからなんか怖いな、、、 


まぁ、 今日の出来事は後々落ち着いてから話そ、、、


________



同日七時 家にて...



家に到着した僕は急いでリビングへと向かった。


僕は荷物を自分の部屋に置かずに直行した。 それ程今日起きた出来事が許せないのだ。


僕はリビングの扉を勢いよく開けた。


僕は持っていた荷物を落としてしまった。

リビングの、、、 リビングの風景が変わってるのだ、、、

見た事ない花や壺が置かれているのだ。 それに小さな妖精みたいなのが夜ご飯を運んでる、、、



「な、、、 なにこれ、、」



「あら、進。 帰ってたの。 というか、進!! フェリスちゃん凄いのよ!!

 料理も作れるし掃除も出来るしなんでも出来るのよ! 

 あんたと違って不器用じゃないのよ!!」



「おかえりなさい。 進さん」



「フェリスさんただい、、 まじゃなくて!! ちょっと言いたい事あるんだけど!」



「ん? もしかして、 リビングの見た目色々変えたの駄目でした?」



「いや、、 それは別にいい!! 殺風景から煌びやかに変わったのは感謝してる!!

 でも、 今はその事じゃない!!

 フェリスさん! あなたのせいで今日散々だったんですよ!!」



「わたしの、、、 せい?」



「スマホは壊れて燃えたり、 友達に勘付かれたり、 反省文二十枚書かされたり!!

 ほんと、 謝ってください!!」



「すまほ? の件に関しては私の魔法が原因ですけど、 その他の出来事に関しては

 進さんの不注意で起きた事なんじゃないですか?」



「それは、、、 まぁ、、 確かにそうかもしれないけどさ! 

 、、、 んじゃあ分かった! スマホの件だけは謝ってほしい!!

 普通に命に関わる出来事だったから」



「じゃあそのすまほ? の件に関して謝ります。 すいませんでした」



フェリスさんはそう言い頭を深く下げた。


なんか、、、 これ僕の良心が傷つけられてやだな、、



「フェリスさん、、 僕も僕で八つ当たりみたいな感じで怒ってごめん。

 僕も僕で悪かったよ」



「、、、? なんで謝ってるか分かんないですけど、分かりました。 

 というか、 こんな事話してたらご飯が冷めてしまうのでご飯を食べませんか? 

 進さん、 お母様?」



「スマホに関してはお母さんが明日にでも買ってきてあげるから任せんしゃい!!

 ほら、 フェリスちゃんもこう言ってる事だし早く上に荷物置いてきて食べましょ?」



「いえ、上に行く必要はありません。 私の妖精たちに運ばせますので。

 指揮とか色々任せたよ、 ミンファ、 ソニア」



「任せてください!! フェリス様!!」



「私達姉妹にかかればスライムを倒すよりも簡単ですよ!!」



「おぉ、、、 喋るんだね。 その子達」



「うん、 全員喋るよ。

 でも、 ミンファとソニア以外の子はちょっと怯えてるから今は喋らないよ」



「ほえ〜、、、 なんだか凄いね。 ほんとに、 なんかすごい」



僕はどうやら語彙力というものを失ったようだ。



「そのせいふく? って言うのと荷物渡してあげてください」



「あぁ、、 ごめんごめん。 渡すよ」



僕は急いで上を脱ぎシャツ一枚になった。 下は脱ぐわけにはいかないからこのままだ。


「はい、 荷物と制服」



「じゃあ運んでね、 ミンファ、 ソニア」



「「私達にお任せください!!」」



妖精達は僕の荷物を持って上の部屋へと上がっていった。

なんか凄い現実って感じしないな、、、 今の光景、、


僕は戸惑いつつも席に座った。



「まぁ、 じゃあいただきます」



「いただきます」



僕らは夜ご飯を食べ始めた。


どうやら今日の晩御飯はハンバーグらしい。 でもなんかいつもと見た目が違うぞ?

ホテルとかで出てくるめちゃめちゃ豪華なハンバーグにそっくりだぞ?

まぁ、、 ちょっと食べてみるか



「ん〜!! なんか今日のハンバーグ凄い美味しい!!」



「フェリスちゃんが作ったもんね〜?」



「さすがフェリスさん!! なんでも出来るね!!!」



「全て見様見真似ですけどね」



「だったら尚更凄いよ!! ん〜!! 箸が止まんなーい!」



僕がこんなにも食事に感動するのは久々だ。 美味しい、、 美味しすぎる!




僕と母さんとフェリスさんの3人は、楽しい食事のひとときを味わった。


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