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翌日、明日香は東京スカイツリーに来ていた。スカイツリーは今日も多くの人が来ている。オープン以来、東京の新しい観光名所として定着している。そんなスカイツリーは、羽田空港や成田空港から一直線といけるためか、外国人観光客にも人気だ。
「今日はここだったな」
明日香は今日、保志と待ち合わせていた。今日はここでデートの予定だ。すでに2人で話している。スカイツリーには何度か行った事があるものの、2人で行くのはこれが初めてだ。明日香は緊張していた。2人でスカイツリーに行くのは初めてだからだ。
「お待たせ!」
明日香は振り向いた。そこには保志がいる。保志が来たようだ。明日香は笑みを浮かべた。
「今日はスカイツリーだね」
「うん」
2人は歩きだして、展望台のチケット売り場に向かっている。チケット売り場には多くの人が並んでいる。
「楽しみかい?」
「もちろん!」
2人はすでにチケットを購入している。なので並ぶ必要はない。並んでいる人を横目に、2人は乗り場に向かって進んだ。
「これから行くのね」
「ああ」
2人は天望デッキに向かうエレベーターに並んでいた。ここにも多くの人が並んでいる。彼らはとても楽しそうだ。その中には、家族連れもいる。家族連れは笑顔があふれている。それを見て、2人は思った。自分もこんな家庭を築きたいな。それはいつになるんだろう。それはきっと遠い日の出来事じゃないだろうな。
2人はエレベーターに乗って、天望デッキにやって来た。何度も見た光景だが、2人で見ると、どこか新鮮で、新しい感動がある。2人がいるからだろうか?
「着いた!」
2人は天望デッキからの景色に感動した。これが天望デッキからの光景なのか。とても興奮するな。
「すごーい!」
「きれいだね」
2人は見とれていた。建物がこんなに小さく見える。きっと夜に来たら、もっと素晴らしい景色が見れるだろうな。今度は天空回廊からの景色を見たいな。もっと素晴らしいだろうな。
と、明日香は何かを考えている。何を考えているんだろうか?
「どうしたの?」
「池辺うどんの大将、息子に会おうと東京に来て、その時に行ったんだって」
それを聞いて、保志は驚いた。まさか、栄作が息子に会いに来たとは。後を継ぐためのミーティングだろうか? それ以外の何かだろうか?
「そうなんだ・・・」
「大将、息子とは仲が悪いんだ。いろいろあってね」
仲が悪いとは。何かあったんだろうか? 息子は何か悪い事をしたんだろうか? それとも、それ以外の理由で仲が悪いんだろうか?
「ふーん・・・」
保志は気になった。その息子は、どこで働いているんだろうか?
「その人、どこに勤めてるの?」
「高松製麺。店長なんだって」
店長をやっているとは。よほどうどん作りがうまいんだろうな。さすがは名店の大将の息子。だけど、その大将とは仲が悪いんだな。
「へぇ・・・」
明日香は保志の表情が気になった。ひょっとして、その高松製麺に行ってみたいと思っているんだろうか?
「興味あるの?」
「その店、行ってみたいなと思って」
やはりそのようだ。行ってみるべきだと思う。本場ほどじゃないけれど、本当においしいから。
「本当?」
「うん」
と、明日香は持っていたメモ帳を出し、薫が店長を務めている高松製麺の地図を描いた。
「ここだよ」
「ありがとう。行きたいね」
ここにあるんだね。また今度、行ってみたいな。
今日1日、スカイツリーを楽しみ、2人は半蔵門線の電車に乗っていた。その多くは、東京スカイツリーをの死んだ人々だ。彼らはとても楽しそうだ。自分も楽しそうな表情になっていた。
「今日はどうだった?」
「楽しかった」
「ありがとう」
と、明日香は何かを言おうとしているようだ。だが、何も言おうとしない。下を向いている。何だろうか? とても緊張しているようだ。
「あの・・・」
「どうしたの?」
保志は気になった。言いたい事があるんなら、正直に言ってほしいな。
「いや、何でもないよ」
「そう・・・」
と、明日香は保志の方を向いた。やっぱり何か言いたいようだ。だが、言おうとしない。
「えっ!?」
「いや、何でもないの」
明日香は緊張している。その様子を見て、保志は思った。ひょっとして、プロポーズだろうか? だったら、大歓迎だけど。早く結婚して、幸せな家庭を築きたいから。
「ふーん・・・」
保志が降りる駅に着いた。保志は立ち上がり、電車から降りた。
「じゃあね」
「じゃあね」
電車は走り出した。明日香は保志をじっと見ている。
実は保志はプロポーズを考えていた。付き合い始めてだいぶ経った。そろそろ結婚を考えていいかもしれない。両親はすでにいいと言っている。そして、明日香の事を知っている。それを考えて、そろそろいいんじゃないかと思っている。結局また言えずに、1日が過ぎていった。いつになったら言えるんだろうか?




