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テーマなし詩集

歩いてゆくんだよ

作者: 歌川 詩季

 こどものころのような靴ずれは、しなくなりました。

 ちいさなカバンしかないから

 置き去りにしてきたものはなんだったかな?

 たくさんありすぎて 数えたくもない


 あたしにはあわない靴で

 ここまで歩いてきたから ひどく靴擦れした

 脱ぎ捨てて はだしになればいいのにね


 ひとりぼっちでバスを待ってるひとを見た

 あきらめて 目的地のちがうバスに乗りこむひとも見た

 バスに乗る列からはぐれたひとたちが集まって

 またあたらしい列をつくるのだって見た


 そのうちのだれかはきっと

 あたしのことも さそってくれたんだとおもう

 いっしょにバスに乗ろうよってさ

 ありがとう でも ごめんね


 あたしは ひとりでも歩いてゆくんだよ

 バスにも乗らなくなりました(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 子が成長するような、可愛らしい作品でした♪ 素直で素敵なタイトルですね(*´ー`*) 読ませていただき有り難うございました!
[一言] そして迷子になるのがわたしです バスを待っていると「○○へ行きたいんだけど」「△△って行くの?」「これはなにを待っているの?」などと声がかかります しらんがな~(と思いつつ答えてしまう… …
[一言] 偶には一人で歩きたくなる事もありますね。
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