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ずるしても真面目にも

作者: 小波

 ずるい生き方を選んでもなんの罪悪感も抱かない人種は存在する。

 だって道徳の先生じゃないしね。(といくえみ綾の脚本は『あなたのことはそれほど』)だけど。

 ずるく賢くしたたかに。人から嫌われても疎まれても蔑まれても自分さえ自分のことが大嫌いにならなければ人は生きていける。

 

 実家の近所に元いじめられっ子が住んでいて、見た目からして彼はニートに見えた。ボサボサの髪の毛と無精髭、体は痩せていた。‥そして彼をいじめたと噂されていた人達はと言うと学歴も仕事も彼女も結婚も子供もマイホームも、普通に幸せをゲットしている。

 

 人をいじめても自己肯定感に影響しない人、いじめられてすっかり根こそぎ自分嫌いになってしまった人、(それをきっかけに)

人なんて好き勝手に生きてもいい。他人に迷惑かけてもいい。自分のことを大嫌いにならなければ生きれる。


 多分そう。

 人に嫌われたくらいではなんのかすり傷にもならないメンタル。鈍感。かも知れないが、いじめに受ける側は顔色を伺って生きてきたタイプか多いのかも知れない。自分ではなく、他人の顔色を。


 自己肯定感は誰が作りますか?自己。

 自己は誰が作りますか?


 例えば野良猫は野良猫風情だし(そこがまた可愛い!)可愛がられた猫はそういう顔してる。 

 自己がなんであるかなんてシンプルな人もいっぱいいるが、そこが人生の1番のネックになる人も多いだろう。


 なんて難しい生き方を選んで来ただろう。

 凡人にはわかるまい。(とか言っとけ)

 

 沢山の色を知り、その何色もの中から自由に色を選んでいる。ずるく見える人はその人のパレットを持ち、真面目すぎる様に見える人も沢山の色を広げて自由に描いていい。

 他人の足跡が何色も絵に混ざり込んでもそれを含めて壮大な絵になる。他人を赦した人ほど足跡も多く色彩も多く混沌としながらもユニークな絵になる。


 自分の絵が自分で選んだ絵の具でしか塗られていないよりも豊かになるだろうと思われる。

読んでくれてありがと。

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