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27 結婚式の日付決定

数日後、ジェイクがまたレオン殿下の方へ行くことになった。


その前日、私はジェイクから夕方の散歩の誘いを受けた。


「リア、すまん待たせた。」


待ち合わせ場所に、ジェイクが少し遅れてやって来た。走ってきた様で額に汗が滲んでいる。


「大丈夫です。仕事ですもの。遅れるときもあります。」


私はハンカチを出し、ジェイクの汗をふく。


「すまん、ありがとう。自分でする。」


ジェイクはハンカチを受け取り、残りの汗を拭いた。

そして、ベンチへ座る。


「明日、レオン殿下の所へ行った際に、親父と結婚の日取りを相談してこようと思う。」

「はい。」

「あとは、侯爵に打診して、正式な日を決めよう。リアの希望も聞いておきたいのだが。」

「うーん。そうですね…。卒業したら、家に帰って家族と過ごす時間がほしいです。」

「そ、そうか。」


ん?なんだろう。なんか言いたい事がある?


「ジェイク?」

「なんだ?」

「言いたい事があれば言ってください。」

「いや、気にしないでいい。」

「ジェイク。これはふたりで話し合うことです。私だけの希望でなく、貴方の希望も聞きたいです。」

「……早く結婚したい、と思っていたのだ。何なら学生結婚でもと…。」

「…」

「すまん。焦りすぎているな…。」


ジェイクは俯いてしまった。


本当に、この人は…。


「ジェイク。…私は10も年上の男性を可愛いと思っています。」

「え?」


ジェイクが勢いよく顔を上げた。


「そんなに私と一緒に居たいですか?」

「もちろんだ。」

「女冥利に付きますね。学生結婚どんとこいです!…と言いたいところですが、現実的には無理です。ジェイクも分かっているのでしょう?」

「…」

「寮生活で結婚はできません。」

「…だよな。」


ジェイクが項垂れる。


「ふふっ、仕事の時と別人のようですね。」

「嫌か?」

「いいえ。その可愛い姿が見れて嬉しいです。あ、仕事の時はもちろん格好良いですよ。」

「可愛い…、そんな事を言うのはリアだけだな。」

「他にも居たら、私は…」

「私は?」

「泣きます!」

「大丈夫だ。リア以外でこんなに感情的になることは無い。」

「…結婚の日取りですが、卒業式の次の日でもいいですか?」

「いや。それでは、リアが家族と過ごす時間が全く持てない。…少し時間を空けよう。」

「良いのですか?」

「それ位待てる…と思う。その後は、ずっと一緒に居てくれるのだろう?」

「もちろんです!」


そう言うと、ジェイクの笑顔が見れた。


ジェイクは手のひらで私の頬に触れた。

いつの間にか、ライラだけでなくノアやネーロの気配もない。

それをジェイクも感じたのだろう。


「出来る側仕え達だな。」


そう言い、私に口付けをした。

口付けは段々深くなる。


「んっ…はぁ…んんっ…」


私は唇が離された時には、ボーっとしていた。


「…リア、可愛いな。…我慢、我慢だ。」


その時のプルメリアは、ボーっとしていてジェイクの話は耳に入っていなかった。



その数日後、私達の結婚式は卒業の1ヶ月後と決まった。



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