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ジェイクside

リアに手を掴まれる。


「これで、お願いします。」


俺たちは手を繋いで歩いた。


リアの顔は真っ赤だ。

さっきは、リアが可愛い過ぎて、ついやり過ぎてしまった。もう一度したかったが、リアに止められたし、自分から止める自信もない。


早く結婚の日取りを決めよう!


その後も食べ歩きをしながら、街を回った。

その間、俺はリアの唇に視線が行ってしまう。


やばい、困った。

我慢が持ちそうにないのだが…。


卒業してから結婚といったが、俺はもう稼いでいるし、学生結婚もありか。


「…ク!ジェ·イ·ク!」

「お?すまん、何だ?」

「聞いてなかったのですね…。」

「すまん…。」

「もう!…皆にお土産を買おうと思うのですが、ジェイクも買いますか?」

「皆?」

「はい。ライラ、ノア、ネーロ、クレマ、ついでにリカルド殿下?」

「リカルド殿下にもか?」

「何だかんだ一緒にいますし、良い人ですしね。」

「…」


なんか、イライラする。


「ジェイク?」

「リカルド殿下には俺から渡すから考えなくて良い。」

「え?はい。では、よろしくお願いします。隊員の方達にはどうしますか?」

「そうだな。…皆で食べれる菓子でも買っていくか。」

「私もお菓子にしようと思っていたので、見に行きましょう。変わったお菓子とかあるでしょうか?」

「どうだろうな。とりあえず、色々見てみるか?」

「はい!」


そして、いくつかの菓子店を回って、必要な量は揃ったようだ。


「また来ような。」

「はい。」


俺たちは学園に戻るため、馬車に向かい合って乗った。


「リア、結婚の事なんだが…」

「…はい?」

「さっきは、卒業してからといったが、なるべく早くしたい、と、思うのだが、どうだろうか?」


焦っているようで恥ずかしく、顔を見れなかった為、窓の外を見ながら言う。


「…」


リアからの回答はない。


「リア?」


リアを見ると、目を閉じ、首をコクンコクンと揺らしていた。


「寝てしまったな。疲れたか。」


俺はゆっくり立ち上がりリアの横へ移動し、リアの頭を肩に乗せる。


学園に着きリアを起こすと、顔を真っ赤にして焦っていた。


そんなリアも可愛い…。





護衛の宿舎に帰ると、ちょうどグレイが休憩を取っていた。


「これは、うちの隊員みんなで食べてくれ。」

「え?」

「土産だ。」

「ジェイクが?」

「リアが、」

「だよな。ジェイクはこんな気遣いないよな。」

「最後まで聞け。」

「おっ!それ、婚約者からか?」


グレイは俺の胸元にあるネックレスを指した。


「よく分かったな。」

「その色で分からない方がおかしいだろう。」

「そうだな。今日は、リアの誕生日だったのだが、」

「誕生日なのに買わせたのかよ。」

「だから、最後まで聞け。リアにプレゼントしたら、自分もしたいと、俺の誕生日の前祝いをくれたんだ。」

「はいはい。良かったですね。」

「それから、リアが美しくて、可愛くて、」

「惚気はいらん。気持ち悪い。」

「じゃあ、誰に言えばいいんだ。俺はリアの事を話したいんだ。」

「お前誰だよ…。レオン殿下や側近仲間に話せよ。」

「リアの兄にこんな話をしてどうする。いや、…逆に同意を得られそうだから、スターチスに話したほうがいいのか?」

「いや、やっぱりやめておけ。」

「そうか?」


そんな話をしていると、休憩時間が終わったようだ。まだ話足りないが仕方ない。


「着替えたら、リカルド殿下のもとへ行く。伝えておいてくれ。」

「休みなのに?」

「殿下にも土産を預かっている。」

「婚約者殿から?」

「そうだが?」

「よく許したな。」

「なんの事だ?」

「それだけ可愛がっている婚約者から、他の男への土産だろう?嫉妬でもしそうなもんだが…。」

「だから、俺が届けるんだろう?」

「あー、なるほど。」


俺は自室に戻り、騎士服に着替えた後、リカルド殿下の元へ向かった。



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