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第8話 『ビファドゥル・ミラー』

太陽ダークフレア拠点内


フレア「やあ、シリウス今日も覗きかい?」

シリウス「…人聞きの悪い事を言うな!この化け物!」

フレア「やれやれ……。君を育てた私を化け物呼ばわりか…。そんなふうに育てた覚えは無いよ。」

シリウス「フレア、私もお前に育てられた覚えは無い!失せろ!」

フレア「そんな乱暴な事を言われちゃ失望するな。」

やれやれと、その場を去るフレア。

一人となったシリウスの視線の先には、茨の鳥籠で眠るロゼの姿があった。



フレア「やあ、炎姫。ご機嫌はどうだい?」

炎姫「フ、フレア様……」

大広間にいる炎姫に声をかけるフレア。

フレア「先日は随分やられたね。でも私は気にしないよ。」

淡々と喋るフレアの姿に固まる炎姫。

表情一つ変えず話す姿に「恐ろしさ」を感じ凍りついていた。

炎姫「あ、ありがたき言葉でございます。」

ようやく出た炎姫のセリフ。

深々と頭を下げる。

フレア「土百足。」

土百足「は、はい。」

いつものはっちゃけた態度が無い土百足。

彼もまた、フレアが持つ計り知れない闇に凍りついていた。

フレア「そんなにかしこまらなくてもいいよ。いつもの通りでいいよ。人間と遊んできたらどうだい?ああ、ダークモンスターは私が用意するよ。」

そう話ながら微笑むフレア。

更に凍りつく土百足であった。



都内カフェ


友人A「……でさぁー。」

友人B「…アハハ。マジ?あの先輩が?」

雨音「受ける……。」

雨音はカフェで友人達と雑談をしていた。

雨音「あれ?今、何時だっけ?」

友人B「雨音、何か用事あった?」

雨音「バイト。」

友人A「ちょっと待って。今ね、13時30分だよ。」

雨音「あ、悪いね。遅れるとヤバイから行くね。じゃーねー。」

友人A&B「「バイバイ。」」

友人達と別れてバイクを停めている駅の駐輪場へ行く途中、化粧室へ寄った。

手洗い中、メイクを見ようと鏡を見た瞬間……

雨音「え…っ!?」

その声を残し雨音は消えた。



都内駐車場


用事を済ませ帰る光。

愛車のサイドカー付きバイクを停めている駐車場を歩く。

ふと、停めてある黒い外車に目がいく。

光「格好いいじゃん。」

と見ていた。

ガラスに写った自分を見た瞬間……

彼は消えていた。

静けさだけが残っていた。



都内朝日奈ビル


管理人の陽太がビルのゴミ置き場の掃除をしていた。

以前、オーナーに抜き打ちチェックで「汚い」と怒られた事があったからだ。

陽太「全く。こんな所に空き瓶捨てて……」

とボヤキながらガラス片を拾っていた瞬間……

陽太は消えた。

カラスが数羽、何事もなくカアカアと鳴いていた。



ウェザーサービス


涼太「どないしたんや?光の奴は戻って来ない。雨音はバイト開始時間が過ぎても来ないなんて……?」

美雪「変ですね…。さっきから携帯にかけているんですが繋がりませんし…。」

そんな話しをする涼太と美雪。

アヤコ「2人いっぺんに携帯が繋がらないのは変ね…。」

アヤコも首を傾げる。

涼太「そうや!ブレスの通信機能はどうや?」

アヤコ「やってみるわ。…………駄目ね。全然繋がらない。2人に何かあったのね……。」

ダダダダダダと荒々しく事務所のドアを開けて入ってくる客がいた。

八雲「み、み、皆しゃん!大変です!」

美雪「八雲さんどうしたんですか?」

涼太「そんなに慌てて……」

八雲「よ、よ、陽太さんが……消えました!」

涼太&美雪&アヤコ「「はい?」」

八雲の突拍子も無い台詞に「何言ってるんだコイツ」みたいな空気が流れる。


八雲が言うには、たまたまカフェのゴミを捨てに行った際、ゴミ置き場を掃除している陽太を見かけたがその陽太が突然、光った瞬間に消えたという。


八雲「…………という話しなんです。」

涼太「ピカ一っと光って消えるなんて手品じゃあるまいし……。」

八雲「でも本当なんですよ〜。」

不信感を募らせる涼太に泣きつく八雲。

美雪「私は、八雲さんが嘘ついてないと思いますし、信じますよ。」

八雲「美雪さん…。ありがとうございます。」

自分を信じると言った美雪に感激する八雲。

アヤコ「まあ、それにしても突然消えるのは気になるわね。」

涼太「あんまり気が進みませんが調べますか。」

美雪「賛成です。」



朝日奈ビルゴミ置き場


ゴミ置き場にはさっきまで誰かがいた証拠の様に、掃除道具や使いかけのゴミ袋が置いてあった。


八雲「えーと、確かこの場所で陽太さんが掃除をしてました。」

涼太「ほんまやろな?」

八雲「本当ですよ!嘘じゃありませんって!」

疑惑たっぷりの目で見る涼太に対し否定する八雲。

美雪「この場所、特に変わりありませんね。ガラス片が散らばっている……」

と状況を見ていた美雪が突然光ると、涼太達の目の前から消えた。

涼太「うそ…やろ」

八雲「こ、こんな感じで消えたんですよ!」

目の前の出来事に目を疑う涼太。

涼太(何が起きとるんや?落ち着くんや自分!)

普段の冷静さが欠けないように自分で自分を落ち着かせる涼太だった。



鏡だらけの不思議な空間で目を覚ました雨音。

(体がふわふわする……)

余りいい気分では無かった。

さっきまで自分がいた場所とは違うのは理解していた。

だから、ここから脱出しようと決めた。

幸い扉があった。

警戒し開けるとそこには誰かがいた。

(…………!!)

雨音「だ、誰?」

相手は何も言わず近づいて来る。

視界に入ってきたのは良く知ってる人物だった。

雨音「ホ、ホワイト!どうしたの?あんたも変な光にやられたの?」

美雪「………………」

何も言わない。

雨音「美雪…?」

雨音に向かって無言で氷柱を召喚するホワイト。

雨音「うわぁ!何考えてるの!」

紙一重で避けた雨音の抗議にも無反応で、ホワイトはレイピアを構え攻めてくる!

雨音「ちょ、ちょっと待って!」



光「チッ、此処も鏡部屋かよ!」

雨音と同じく脱出を試みている光。

手当たり次第、扉を開けるが似たような部屋にたどり着く。

正直、疲労もあり嫌気がさしていた。

光「どこに出口があんだよ!畜生!」

大声で叫んでいた。

目の前に扉があるので八つ当たりで蹴り開けた。

その部屋には良く知る人物がいた。

光「何だよ…グリーンてめぇかよ…。」

正直、会いたくないヤツに助けてもらうのか……と考えていたら突然風が掠め頬を切った。

光「…………何だよてめぇこれは…?」

涼太「……………………」

何も言わない。

光「そうか、分かった。てめぇ、俺の事そんなに嫌いなんだな……」

額に怒りマークを多量に浮かべた光。

ウェザーイエローに変身すると…

光「遠慮なく行くぜ。オラァァァ!」

と向かって行った。



「本当にここはどこ?」

宛もなく歩く陽太。

「お腹すいた……」

「家に帰りたい……」

「誰かいないの?」

情けない事をつぶやきながら歩いていた。

陽太「また扉……」

何回目と言いそうになった。

扉を開けるとそこにいたのは何と……

陽太「えええッッッ!!」

ウェザーレッドがいた。

陽太「レッドは俺だから、お前は誰だ?」

指差す。

レッドは無言でやって来ると陽太を思い切り殴った。

陽太「ぐっ……おまっ…」

蹴りを入れるのを防ぎつつ、陽太はウェザーレッドに変身した。

陽太「偽物の俺!許さん!」



美雪「うーん。こんな場所に飛ばされました。困りましたね。」

マイペースに考える美雪。

自分がどういう経緯で鏡だらけの不思議な空間に来たかをおさらいする。

美雪「………………そうでしたか。答えが分かると面白いですが、帰りはどうしましょう。」

歩きながらマイペースに考える。

後ろから気配がしたので振り向くと良く知る人物がいた。

美雪「…!!雨音ちゃん!大丈夫でしたか?」

雨音「………………」

何もしゃべらないブルー。

美雪「雨音…ちゃん?」

突然、美雪の体が宙に浮く。

ブルーに投げ飛ばされた。

地面に叩きつけられた体に鈍痛が走る。

美雪「くぅ!……あなたは何者ですか?」

ウェザーホワイトに変身すると戦う意思を見せる。



?「す、凄い……」

?「これが俺様の力さ。ヒヒヒ。」

水晶玉で天輝戦隊の4人の反応を見ていた土百足と怪人:ミラーダーク。

フレアが用意したミラーダークの力で雨音、光、陽太、美雪はミラーダークの作った世界に飛ばされていた。

そして、幻と出会った。

当の天輝戦隊達は全く分からなかった。

土百足(フレアはこんな恐ろしい事を考えてるんだ。…………逆らわない方がいい。)

そんな事を考える土百足。

ミラーダーク「おい!土百足!」

土百足「なに?」

ミラーダーク「あと1人、俺様の世界に案内すりゃもっと面白いぜぇ。ヒヒヒ。」

笑うミラーダーク。

土百足には何故かその笑い顔がどうしてもフレアに見えてならなかった。



朝日奈ビルゴミ置き場


涼太「美雪や陽太が消えたのはこの辺りやな。」

八雲「間違いないです。」

現場検証が続いていた。

目の前で美雪が消えたのを見て、八雲の話しを信じる事にした。

涼太「一体、何があるんや?」

足元の物を拾う。

八雲「ガラスの破片ですね。」

涼太「破片やな。」

しばし考える。

涼太(ガラス……何かあるはずや。考えるんや。)

八雲「涼太さん、このガラスって鏡みたいに写りますね。」

涼太(鏡……写る…そうや!)

ウェザーサービスに戻るとアヤコに報告した。

アヤコ「…………つまり4人は姿が写る物が原因で消えたと?」

涼太「そうや。まあ、仮説だけど今、証明するわ。」

と言うと、電源の入ってないパソコンの画面の前に立つ涼太。

涼太「これも、電源消せば鏡みたいなもんや。」

八雲「上手くいきますか?」

涼太「知らん。」

八雲の言う事にあっさりと返す涼太。

しかし仮説は確信に変わる。

パソコンの画面が光り涼太は消えた。

アヤコ「まさか、本当に……」

驚きを隠せないアヤコであった。



涼太「…………うぅ」

頭に酔った感覚がしながら目覚める涼太。

彼も他の4人と同じく鏡が沢山ある部屋にいた。

涼太「消えたら此処にたどり着くからくりって訳か…。それにしても考えたヤツ。悪趣やな。」

そう言いながらウェザーグリーンに変身する。


ガキィンッ!


バトンで後ろから斬りかかるイエローの刀を受け止める。

涼太「いくら僕がアイツの事が嫌いやと思うてもな…やり過ぎやろ!!」

受け止めていた刀を流す。

バトンを刃の付いた扇子に変化させると投扇撃とうせんげきを喰らわせる。

涼太「……どうや?何やて!平気なのか?」

無傷のイエローに動揺するグリーン。

イエローが刀を上げたのを見て危険を感じた。

涼太「味方に雷を喰らわす気か?このドアホ!」



同じ頃……


光「喰らえ雷切!(らいきり)」

グリーンの幻と戦っているイエロー。

無言で自分に向かって攻撃してくる態度にキレていた。

さっきは投扇撃を喰らわされた。

光(涼太、てめぇの事は嫌いだけどよ、いくらなんでもこれだけは許せねぇ……)

刀を上げ雷を無差別に落とす。

その雷は部屋中の鏡をも破壊していた。



陽太「ハァァッ!火炎剛脚!(かえんごうきゃく)」

幻のレッドと戦うウェザーレッド。

自分が出す技を相手のレッドも出すので中々勝負が着かなかった。

陽太(な、なんなんだよ!まるで鏡と戦っているみたいで気持ち悪いよ……)

部屋の雰囲気もあり気味が悪かった。

陽太(鏡……)

何かに気がついたレッド。

陽太「火炎撃かえんげき乱れ打ち!!」

火の玉の気功弾を多数放つ。

バリン!バリン!

部屋中の鏡が割れる。



美雪「きゃぁぁぁっ!」

壁に投げ飛ばされるホワイト。

再び鈍痛が身体中を走る。

美雪(い…痛い……です。)

美雪(おかしいです。……変です。…雨音ちゃんはこんな乱暴な事はしないです。)

フラフラとしながら立ち上がる。

美雪「偽物さん!許しません!」

無言でチェーンを鞭の様に振るうブルーの攻撃をかわす。

美雪「氷結!」

チェーンが凍りブルーの動きを止める。

美雪「今なら、からくりを破壊出来ますので実行します!」

と言うと続けて「氷柱」を連続召喚する。

それを雨の様に降らす。



雨音「水壁防御!(すいへきぼうぎょ)」

水の壁を召喚し、ホワイトの幻が行う攻撃を防いでいた。

雨音(何でこうなるんだよ!…………よくよく考えたら美雪はこんなバカな事はしない!)

雨音「……アンタは誰だ?」

ホワイト「……………」

雨音「……ならこうだ!水圧陣!(すいあつじん)」

空気中の水蒸気が集まり水が溢れる部屋。

ビシッ!ビシッ!

水圧で鏡にヒビが入る。



涼太「あ、危ないやろ!ドアホ!」

イエローの幻と戦っているグリーン。

雷攻撃を紙一重で避けた。

イエロー「………………」

何も言わない幻にグリーンはキレた。

涼太「お前、後で泣いても知らんぞ!竜巻陣!(たつまきじん)」

自らを竜巻にし部屋中の鏡を破壊する。



それぞれがいる部屋中の鏡が全て破壊されたせいで5人は脱出出来た。

いつの間にか廃工場にいた。

5人「「皆んな!!」」

光「偽物じゃないよな?」

涼太「そんな訳あるか!」

陽太「良かった~。」

雨音「全く酷い目にあったつーの!」

美雪「私は投げられました……」

皆んなが本物だと分かり安心する天輝戦隊の面々。

光「俺達をハメたバカ野郎はどこのどいつだ?」

涼太「犯人はコイツや!」

アルミの壁に向かって投扇撃を喰らわせるグリーン。

ミラーダーク「ギャアアア!」

壁からミラーダークが出てきた。

ミラーダーク「な、何故分かった?」

涼太「理由は簡単や。僕らが写ってないんや!変装するなら上手にやるんやな!」

?「へぇ~すごい。すごい。お兄ちゃんやるね!」

拍手をしながら土百足が出てくる。

雨音「君はシリウスと一緒にいたダークフレアの子!」

土百足「うんそうだよ!僕は土百足!お姉さん覚えてて嬉しいな。」

土百足「アハハ〜☆これでも喰らえ〜☆」

土百足が杖を振るうが何も起こらない。

((?????))と思った瞬間、天輝戦隊の頭上に金ダライが落ちる。

光「い、いてぇ!」

涼太「なんや!バカにしとるのか!」

陽太「くぅ〜」

雨音「ありえない……」

美雪「以外過ぎます。」

土百足「アハハハハハ。面白かった!じゃ、僕帰るね!ミラーダーク、ガンバッテね☆」

土百足はミラーダークを残し、召喚したホウキに乗って去って行った。

5人((な、何なんだあの子供は?!))

全く理解できなかった天輝戦隊。

悔しさだけが残った。

ミラーダーク「俺様に物をぶつけたヤツ出てこい!体にヒビが入った!」

涼太「僕がやった。正直に言うたから文句はないやろ。」

ミラーダーク「五月蝿い!喰らえ!ミラー手裏剣!」

ミラーダークがグリーンに向かって手裏剣型の鏡を投げる。

美雪「氷壁防御!(ひょうへきぼうぎょ)」

ホワイトが氷の壁を召喚しグリーンを守る。

ミラーダーク「くうぅ!ならばキラキラ光線!」

ミラーダークの手鏡が光り光線を発射する。

美雪「氷壁防御!」

再びホワイトが防御技を発動さると、光線が跳ね返りミラーダークに命中した。

ミラーダーク「ギャアアアッッッ!!」

自分の撃った光線が、氷の壁に跳ね返り命中する。

涼太「自爆しとる……」

光「コイツ本物のバカだな…」

ミラーダーク「そこ!うるせぇ!俺様はバカじゃねぇぇぇっ!」

グリーンとイエローの台詞に黒焦げのミラーダークが突っ込む。

自爆したあとの黒焦げ姿のせいもあり全く説得力が無かった……。

雨音「よーし!ウェザーブレイク行くよ!」

隊列を組み腕を出す。

5人「「ウェザーブレイク!」」

5色の光線がミラーダークに命中する。

ミラーダーク「また…ヒビが……」

と言い倒れた。



ロゼが登場し「復活の鍵」を使いミラーダークを復活させる。

ミラーダーク「ヒヒヒ!さっきの仕返ししてやるぜ!」

笑いながらキラキラ光線を発射していた。

幸い近くにゲートがあり直ぐにWマシンに5人は乗り込んだ。


マシンを発進させて直ぐに『天輝合体』をする。

セイテンマックスでミラーダークに向かって行った。



ミラーダーク「てめぇも巨大化して俺様とやる気か?ヒヒヒ。」

光「俺に喧嘩売ってんのか?あ"ぁ?後悔しても知らねぇからな!」

ミラーダークの態度が気に食わないイエロー。

セイテンの右腕のハンマーを勢いよく回しミラーダークに当てる。

ミラーダーク「ギャアアアッッッ!俺様にヒビがぁーー!」

自分の体にヒビが入った事に動揺する。

ミラーダーク「てめぇよくもやりやがったな!俺様にこの技使わせた事を後悔しろ!ミラーイリュージョン!」

突然、多数の鏡が現れる。

陽太「そんなの効くか!」

と剣で攻撃し破壊を試みるが当たった感触が無かった。

ドンッ!

細雪「……!!皆さん後ろから攻撃が!えっ?前から?あれ?」

オペレーターの細雪の戸惑う声が入る。

涼太「はっきりせえや!」

細雪「すみません……」

霜月「……霜月だ。仕方ないだろう。俺にも分からない。」

涼太「アンタはハッキリしすぎや。」

雨音「そこ!漫才してる場合じゃないよ……」

霜月とグリーンの会話にツッコミを入れるブルー。

陽太「あーもー、どの鏡だよ!」

レッドが苛立つ。

適当に振り回していた剣が…………

ミシッ!

1つの鏡に刺さる。

陽太「もしかして…」

美雪「当たりですか…?」

ミラーダーク「ギャアアア!!」

レッド、ホワイトの台詞に答える様にミラーダークの悲鳴が出た。

5人「「必殺!!」」

5人「「セイテン斬!!」」

ヒビの入った鏡ごとミラーダークを斬る。

ミラーダーク「また…俺様に……ヒビが…」

と呟きと共にミラーダークは倒された。



ウェザーサービス


雨音「それにしても今日は散々だった…………」

今日一日を振り返り雨音が呟く。

陽太「そうだよね。いきなりピカーって…あ、俺、掃除中なんだ。また、オーナーに怒られたくないから仕事に戻るね。」

陽太は事務所を出ていく。

涼太「金ダライは勘弁してや……」

頭を擦りながら涼太が呟く。

アヤコ「金ダライ……ぷっ!」

涼太「社長……今、笑ったやろ?」

アヤコ「いいえ………………やっぱり駄目!ごめんなさい!」

金ダライがツボに入ったのかアヤコは暫く笑っていた。


第8話 終わり


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