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第5話 『お菓子と合体兵器初戦!!』

太陽『ダークフレア』拠点


怒りの形相のシリウスが首領室へ向かう。

シリウス「フレアーっっ!!」

荒々しく扉を開ける。

部屋では、表情を変えず椅子に座りシリウスを見ている「フレア」と呼ばれた人物。

紫がかった髪を1つに結っている金色の飾りが光っていた。

シリウス「貴様ーーっっ!」

ドゴス!

殴られたフレアは椅子ごと倒れる。

シリウス「何を考えてる貴様!」

フレア「何を怒っている?訳が分からないな。」

シリウス「何故……何故……彼女を使ったんだ!」

フレア「何故?理由なんて無いよ。道具は使ってこそ道具。使ってこそ価値があるんだよ。あれは『人形』という道具だ。」

シリウス「き、貴様……」

シリウスはそれ以上、何も言い返せ無かった。



少年「人間と戦うって面白い?ねーえ?」

少年ーー土百足つちむかでが炎姫に尋ねる。

炎姫「う、五月蝿い!お前は黙ってろ!」

鏡を見ながら怒鳴る。

炎姫「忌々しい傷だ!」

頬の傷が写る手鏡を投げつけ粉々に叩き割る。

土百足「炎姫構ってくれないしつまんないの。」

不貞腐れる土百足。

そして何かをパンドラの箱に投げ入れる。

箱から煙が立ち怪人が誕生する。

土百足「コイツ連れて遊んで来ようっと♪」



都内カフェ『チャバ』ランチタイム


カランコロン


チャバのドアのベルが鳴る。


雨音「霧谷さーん。」

美雪「お邪魔します。」

光「ちーす」

涼太「こんにちは。」

雨音、美雪、光、涼太が昼食を取りに来た。

霧谷「やあ。皆んないらっしゃい。今、案内するから待ってて。」

穏やかな霧谷が迎える。

八雲「皆さんこんにちは。お席に案内しますね。」

八雲がやって来て4人を席へ案内し注文をとる。

雨音「私はハンバーグランチセット」

美雪「私はラザニア」

光「カレー大盛り!」

涼太「僕はオムライスで」

と注文する。

注文した物が届くと食べ始める。

食べ方もそれぞれ色々。

豪快に食べる光。

ゆっくり味わって食べる美雪、涼太。

よく噛んでバランス良く食べる雨音。

食事が終わりかけた頃。

アイスが4つ出された。

涼太「ん?頼んでないで。」

細雪「これ、今度出す新作デザートの試作です。食べてみて下さい。あ、試食なんでお代はいいです。」

4人「「いただきます!」」

雨音「美味しいー」

涼太「美味しいですな。これ、ほうじ茶使ってますな。」

細雪「はい!抹茶アイスをヒントに作ってみました。」

光「これ、おかわりあるか?」

細雪「まだ試作なので、すみません。」

それでも、美味しいデザートを食べれて得した気分の4人だった。

陽太「こんにちはー…って皆、何食べてるの?」

4人「「ナイショ♪」」

陽太「酷い……」

一足遅れてやって来てきた陽太。

美味しい試作アイスを食い損ねる目にあっていた。



土百足「ふんふんふーん♪人間で遊んだらどんなに面白いのかなー♪」

ビルの屋上からキャンディを舐めながら下を眺めていた。

暫くしてキャンディを噛み砕くと叫ぶ。

土百足「おーい!スイーツダーク!出てきてよー!遊ぼうよー!」

それに応えるかの様にオーロラが現れる。

オーロラが消えると現れたのは、ポップでカラフルで「カワイイ」という表現が似合う小さなダークモンスター。

スイーツダーク「うん!あそぼうよ!」

にこっと笑う。


公園にやって来た2人。

土百足「スイーツダーク面白い事やってよ!」

スイーツダーク「いーよ!えいっ!」

手にした棒つきキャンディを振ると周りの景色は一変する。

全てがお菓子へと変化した。

それは人間までも変化していた。

まるでお菓子で出来たオブジェだった。

土百足「ワーイ♪面白い♪」

笑い出す土百足。

土百足「もっともっとやってよ!スイーツダーク!」

とせがむ。

スイーツダーク「うんイイヨ!それじゃぁ……えいっ!」

スイーツダークの力で街は混乱に陥った。

棒つきキャンディを振ると全て『お菓子』に変わっていたからだ。



街に起きている混乱をサポートルームのモニターで見ているアヤコと天輝戦隊の5人。


涼太「こんなに甘い物を見せられたら胸やけが……」

と扇子で口元を隠す。

雨音「で、敵は何したい訳?」

光「食うとか?」

イマイチ理解に苦しむ雨音と光の会話。

美雪「まるで『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子のお家みたいですよね。」

ニコニコしながら話す美雪。

陽太「夢をぶち壊すみたいで悪いけど、人間までお菓子になっているんですけど……」

モニターを見ながら話す陽太。

アヤコ「とにかく、今、何が起きているのか調べてみて。」

5人「「了解!」」



お菓子事件の起きている場所へやって来た5人。

警察が非常線を張り、立ち入り禁止となっていた。

野次馬の人だかりもあり、ほとんど遠目から確認する状態だった。

涼太「随分とまあ見事なもんや。あらゆるお菓子があるわ。」

光「なんかよぉ、ガキが喜びそうな菓子ばっかだな。」

陽太「ここまでお菓子ばっかりだと逆に平和過ぎるね。」

背の高い男性陣が見た感想だった。

雨音「ちょ、ちょっと!」

美雪「み、見えません……」

雨音、美雪には人だかりの向こうが見えなかった……。



光「しかしなぁ、ガキのイタズラにしか見えねぇな。何か。」

歩きながら光が言う。

美雪「そうですね。今までのと比べても悪意が感じられない気がしますし……」

首を傾げる美雪。

雨音「あー全く分からないよ!」

眉間にシワを寄せる雨音。

涼太「敵はんが考えてる事が分かればこんな苦労しないわ。」

呆れ気味に涼太が言う。

陽太「これからどうする?」

皆に訊く陽太。

5人((うーーーん………))

歩きながら考えるが良い案が浮かばない。



同じ頃、天輝戦隊の5人がいる場所とは反対側。

お菓子化した街。


土百足「キャハハハ♪お菓子の街かんせーい!それにしてもこの前の人間に会わないなぁ〜。」

棒つきキャンディを舐めながら、つまらなそうな表情をする土百足。

ガリガリとキャンディを口の中で噛み砕く。

土百足「何かさー僕、飽きてきた。もう帰るね〜。後はテキトーにやってよ。じゃーねー!」

スイーツダークを残し、喚び出したホウキに乗って帰って行った。

スイーツダーク「土百足帰っちゃった……。つまんない……。あっち行こう。」

残されたスイーツダークはトボトボ歩く。



カチャカチャ……


光「多分こっちからいけるだろ。」

涼太「失敗したら許しまへんで。」

光「大丈夫だっつーの!オイッ、誰も来てねぇよな?」

雨音「大丈夫!」

美雪「来てませんよ!」

陽太「こっちも!」

5人はお菓子の街に入るために、非常線ギリギリ近くにあるビルへの侵入を試みていた。

発案者は光で、ドアの解錠役も光だった。

他のメンバーは見張り役だった。

光「あとちょっとなんだよな。ここをこうで……」

カチャッ!

光「こうやれば…」

カチッ!

光「よし!OK!」

雨音「開いたの?」

光「開いた。よし皆んな入るぞ!急げ!警察に見つかると厄介だ!」

ゾロゾロと入る。

中は半分がお菓子化し奇妙な雰囲気を出していた。

幸い、人が居ない無人ビルだったので半分お菓子化した人間を見なくて良かった。

涼太「中に入ってからどうするかの考えもあるんやろな?」

涼太が光に言うが……

光「いいや。鍵開けてからその先は考えてねぇや。」

涼太「なんや!中途半端な奴や!このアホ!」

光「中途半端?アホ?あ"ぁ!喧嘩売ってんのかゴラァ!」

美雪「ふ、2人共ケンカしてる場合じゃないですよ……」

雨音「ちょっと2人共いい加減にしなよ!このバカッ!大バカッ!見つかったらどうすんの?もしもの時は責任取れ!このバカ!」

涼太「すんません……」

光「悪かった……」

雨音にめちゃくちゃ怒られ叱られ謝る涼太と光だった。

陽太「この壁ってビスケットだよね?俺が蹴って穴開けるのはどうかな?」

ビスケット製の壁を指差す陽太。

雨音「ドリフのコントみたいに建物崩壊しないかな……」

陽太のアイデアに心配する雨音。

陽太「多分、大丈夫じゃないかな?このビル半分がお菓子だし。」

あっさり言う。

陽太「じゃあ、行くよ!……ハァァッ!ヤアッ!」

バキッ!バリンッ!

5………………

ドリフのコントみたいに建物崩壊という心配は無かった。

見事、壁のビスケットが一枚割られていた。

美雪「これで街に侵入出来ますね。陽太さんご苦労さまです。」

美雪が労う。



お菓子の街に入った5人。

実際に見てみて、全てがお菓子なのには圧倒されてしまう。

ビスケット、マカロン、ケーキ、パフェ、チョコレート、プリン……あらゆるお菓子があった。

美雪「本当に敵は何がしたいのでしょうか……」

再び首を傾げる。

涼太「可愛い事して僕らを馬鹿にしとるのか、実はエゲツない作戦のどっちかや。」

光「人間を菓子にしてる時点でエゲツねぇよな。」

そう話す涼太と光。

陽太「……ん?何だろう?誰かに見られてるような…」

奇妙な気配、視線を感じた陽太。

1人その先へ走って行った。

そこにいたのは何とスイーツダークだった!

陽太「えっ………!?もしかして、これ君がやったの?」

スイーツダーク「うん!そうだよ!ボクがやったの!面白いよ♪」

ニコニコ笑う小さな怪人。

その小さな怪人に警戒しつつ近づく陽太。

スイーツダーク「すっごいでしょう!ボクの力でみーんなお菓子にしちゃったの!」

陽太「人間も?」

スイーツダーク「うん!」

無邪気に話すスイーツダーク。

そして………

スイーツダーク「だから人間のお兄ちゃんもお菓子にしちゃうね♪」

とキャンディを振り『お菓子化ビーム』を発射する。

間一髪の所で避ける陽太。

陽太「そうか。お前が全ての犯人なんだな!」

というとウェザーレッドに変身し、スイーツダークに向かって行く。

再び発射されたビームを避け、懐に入ると思い切り頭を殴った。

スイーツダーク「い、今、殴った……ボクを…な、殴った……」

と呟きその場で激しく大声で泣き始めた。

その声は、レッドのヘルメットごしに耳の鼓膜を破壊するんじゃないかと思う位だった。

スイーツダーク「うぁぁぁぁん!うぁぁぁぁん!…………ぇ…ねぇ……許さねぇ…」

スイーツダーク「てめぇ!俺を殴りやがって!許さねぇ!ぶっ殺してやらぁ!」

陽太「きゃ、キャラ変わり過ぎて逆に、こ、怖い……」

ブチ切れたスイーツダーク。

怒りの表れかそれまでの、カワイイ雰囲気のカラフルな色から毒々しい禍々しさが漂う色へと変化した。

スイーツダーク「オラァァァ!死ねやクソ野郎!」

キャンディをレッドめがけて振り下ろす。

陽太「うわぁ!」

防御が間に合わないレッド。

スイーツダークを殴った事を後悔していた。

陽太(俺、死ぬんだ……)

と思った瞬間だった。

「アイスシールド!」

ガギンッ!

目の前に氷の壁が現れレッドを守っていた。

美雪「シールドが間に合って良かったです。」

涼太「全く困りますな。単独行動は。」

雨音「でも、良かったんじゃない?今回の事件の犯人が見つかったから。」

光「おーい!レッド!大丈夫かぁー?」

スカーフをはためかせ話しながらやって来る4人。

スイーツダーク「誰だてめぇらは?」

雨音「毎度毎度、同じ質問に答える身になって欲しいなー。今日は、サービスでかっちょ良く答えるけど。」

笑いながらブルーが話す。

陽太「太陽の戦士ウェザーレッド!」

雨音「雨の戦士ウェザーブルー!」

光「雷の戦士ウェザーイエロー!」

涼太「風の戦士ウェザーグリーン!」

美雪「雪の戦士ウェザーホワイト!」

5人「「天輝戦隊」」

5人「「ゴーウェザー!!」」

と決める。

スイーツダーク「天輝戦隊……。そうか。百足のクソガキがさがしていた人間っててめぇらか。なら話は早ぇ!全員死にやがれ!」

スイーツダークがキャンディを振ると、空から無数のナイフとフォークが降ってきた。

グサッ!グサッ!

お菓子の地面に突き刺さる。

咄嗟に避けるがナイフとフォークは天輝戦隊をしつこく追い回していた。

スイーツダーク「どうした?さっきの勢いは?ハッタリか?死にたくなかったらとっとと俺に降参しやがれ!」

スイーツダークはゲラゲラと笑っていた。

光「さっきからしつけぇんだよ!いけ!雷切!」

追い回すナイフとフォークに苛ついたイエローが雷を放つ。

それらは、雷の直撃にて全て落ちていった。

雷はスイーツダークにも落ちる。

スイーツダーク「ギャアアア!し、痺れる!」

黒焦げとなったが直ぐに痺れから復活する。

スイーツダーク「てめぇらまとめて菓子にしてやる!」

キャンディを振るおうとした瞬間だった。

雨音「させるか!」

ブルーのチェーンがスイーツダークの腕に巻き付く。

美雪「氷結!」

ホワイトの氷漬け攻撃が続く。

スイーツダーク「ぐわぁー!攻撃出来ねぇじゃねぇかよ!離しやがれ!」

光「だったら望み通りにしてやらぁ!」

イエローが刀でスイーツダークの腕を叩き斬った。

スイーツダーク「腕がぁ……腕がぁ……」

弱々しい声を上げるスイーツダーク。

これ以上攻撃をしてくる様子がないのを見て隊列を組む。

5人「「ウェザーブレイク!!」」

腕を突き出す。

5色の光がスイーツダークに直撃する。

スイーツダーク「俺の……菓子が…」

台詞と共に爆発し倒された。 


しかしまだ終わって無かった。


スイーツダークが倒されると同時に白いフードの人物が現れた。

手にしている鍵を天に掲げると、魔法陣が現れスイーツダークが復活し巨大化した。

スイーツダーク「巨大化だよ!キラン☆」

と可愛くポーズを決めた後、再び禍々しさが放たれる毒々しい色の菓子へと変わる。

スイーツダーク「てめぇら全員ぶっ殺してやらぁ!」

そう言いながら手にしているキャンディを振り下ろす!

間一髪!

天輝戦隊は皆、避けていた。

陽太「お、俺、本日2回目だよ……。死にかけたの……。」

情けない事を呟くレッド。

光「巨大化されちゃぁ勝ち目無ぇな……」

涼太「ここはWマシンや。……こちらグリーン。ここから一番近いゲートのナビ頼みますわ。」

細雪『こちらサポートルームの細雪です。今から指示する場所へ向かってください。』

通信を受けた天輝戦隊の5人は、細雪のナビで一番近いゲートへ行き、そこから格納庫へと走る。

全員各自のWマシンに乗り込む。

雨音「Wマシン発進!」

お菓子化した発進ゲートから5機のWマシンが出て行く。

巨大化したスイーツダークへと向かって行く。

最初にWスカイ、Wジャイロの空中組がスイーツダークに攻撃を仕掛ける。

スイーツダーク「ビスケットシールド!」

巨大なビスケットを召喚し攻撃を防ぐ。

2機の攻撃にビスケットはバラバラになる。

バラバラになったビスケットの破片を空中の2機に向かって投げつける。

涼太「危ない!何ちゅう攻撃や!」

攻撃を避けるグリーン搭乗のWジャイロ。

スイーツダーク「オラオラオラオラ!!」

『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』

の如く適当に投げるからたまったもんじゃない。

陽太「悔しいけど、離脱します!」

空中の2機は離れた。

地上では、ホワイト搭乗のWタンクが遠距離からスイーツダークを狙っていた。

美雪「フローズンスナイパー!」

氷の弾が放たれる。

発射音に気づいたスイーツダーク。

スイーツダーク「そんなもん効くかよ!」

フォークとナイフを召喚し弾を粉々に破壊する。

スイーツダークが召喚したフォークとナイフは、ビルの陰に隠れていたWポンプ、Wクレーンを襲う。

光「や、ヤバイ……」

雨音「ここは逃げるよ!ホワイトも!」

危険を感じて地上の3機も退避した。

Wマシンで戦うには分の悪い相手だった。


光「クソッ!!あのチビやるじゃねぇか……」

遠くからスイーツダークが暴れているのを見ている天輝戦隊の5人。

美雪「ここからでも遠距離から攻撃は可能ですが……」

陽太「また、弾を粉々にしちゃうよ……」

雨音「今回だけはWマシンで太刀打ち出来無いのか……」

涼太「ここで僕らが何とかしないといけないのに、何も出来ないのは腹が立つわ……」

メットの中で「チッ」と舌打ちするグリーン。


その頃、天輝戦隊のサポートルームでは……


アヤコが何処かと電話していた。

アヤコ「今回は………の件です。……はい。それは、許可したと解釈してもいいのですね?……はい。分かりました。」

電話が終わったアヤコを見て細雪が声をかける。

細雪「虹田さん、電話はどうでした?」

アヤコ「…………Wマシンに関する事よ。私が電話している間の状況は?」

霜月「良くないな。Wマシン単機での対応は不可だ。敵に近づく事、遠距離での攻撃も難しい。」

霜月が必要最低限の言葉で状況を説明する。

アヤコ「分かったわ。Wマシンに通信を繋いで。」

細雪「了解しました。」

アヤコ『皆んな聞こえる?虹田よ。良く聞いて。今からWマシンを合体させて。』

5人「「合体!?」」

アヤコ『そうよ。これは訓練でも練習でもないわ。出来るわよね?』

NOという選択肢を与えない質問。

雨音「何を今更!」

美雪「そうですよ!私達は出来ます!皆さんそうですよね?」

ホワイトの呼びかけに他の面々は頷く。

アヤコ『心配無用ってことね……。Wマシン合体コード発動!!』

アヤコの掛け声にて全員、Wマシンの合体コードを音声入力する。

5人「「天輝合体!!」」

Wマシンがそれぞれのパーツへと変形、合体する。

5人「「完成!!セイテンマックス!!」」

巨大ロボ「セイテンマックス」が誕生した。


突然、セイテンマックスに衝撃が走る。

5人「「うわぁ!!」」

コクピット内も地震の如く激しく揺れる。

霜月『後ろから攻撃を受けている。』

淡々と状況を説明する霜月。

光「それを早く言え!……野郎!ふざけやがって!」

ブチ切れたイエロー。

ドガッ!

後ろからキャンディでガンガン叩くスイーツダークの顔面に右手の裏拳が直撃。

スイーツダーク「うぅ……い、い、痛いよぉぉっっ!!」

泣き出すスイーツダーク。

根が子供だから激しく泣いていた。

泣き続けるスイーツダークは殆ど戦意喪失状態だった。

光「今だ!皆、必殺技いくぜ!」

涼太「1人で仕切るな……」

光「うるせー」

雨音「そこ!うっさいよ!黙れ!」

光&涼太「スイマセン……」

ブルーに注意されるイエロー&グリーン。

仕切り直しの様に全員で必殺技を叫ぶ。

5人「「セイテン斬!」」

剣を構えたセイテンマックス。

円を描くと敵を十字、斜め十字と斬る。

スイーツダーク「うわぁぁぁぁん!」

泣いたままスイーツダークは爆発し倒された。

スイーツダークが倒された後、街は元の姿に戻った。



アヤコ「……そうです。無事やり遂げました。……その件は……は…り……です。」

天輝戦隊の勝利を報告するアヤコ。

相手から突然、何かの話題を振られたのか表情が一瞬、暗く険しくなるが報告を一通り終える。

アヤコ(今の私には関係無い話よ……)

と目を閉じていた。


第5話 終わり






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