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スライム
スライムが後ろから付いてきながら、草原を歩いていく。
「あ!またスライムだ。」
赤い花が生えている場所に、ピンク色のスライムがいる。
「ほら仲間がいたぞ。」
後ろにいるスライムに声を掛けてみるが、緑色のスライムは、俺に向かって近いてくる。
「何なんだ、このスライムは。」
俺に追い付き足にポヨポヨ跳ねてぶつかってくる。
「痛く無いけど、意味がわからないな。」
緑スライムを抱えてピンクスライムの近くに持っていく。
「ほれ、仲間だぞ。」
緑スライムとピンクスライムは、プルプル震えている。
魔物でもスライムは、こんな感じなのかな。
「うんうん。俺は行くからね。」
スライム達を撫でて、草原を歩きだす。
スライムか。気持ち良い感触だったな。
異世界と言えばスライム。
良い思い出が出来たと、ニヤケながら歩いていく。
後ろにスライム2匹がポヨポヨ跳ねながら。