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魔物のエサになった男  作者: 茄子の皮
3/6

スライム

 スライムが後ろから付いてきながら、草原を歩いていく。


「あ!またスライムだ。」

 赤い花が生えている場所に、ピンク色のスライムがいる。


「ほら仲間がいたぞ。」

 後ろにいるスライムに声を掛けてみるが、緑色のスライムは、俺に向かって近いてくる。



「何なんだ、このスライムは。」

 俺に追い付き足にポヨポヨ跳ねてぶつかってくる。


「痛く無いけど、意味がわからないな。」

 緑スライムを抱えてピンクスライムの近くに持っていく。


「ほれ、仲間だぞ。」

 緑スライムとピンクスライムは、プルプル震えている。


 魔物でもスライムは、こんな感じなのかな。


「うんうん。俺は行くからね。」

 スライム達を撫でて、草原を歩きだす。


 スライムか。気持ち良い感触だったな。


 異世界と言えばスライム。

 良い思い出が出来たと、ニヤケながら歩いていく。


 後ろにスライム2匹がポヨポヨ跳ねながら。



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