表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔物のエサになった男  作者: 茄子の皮
2/6

始まりの魔物

 膝ほどの高さの草が一面広がる草原に、ぽつんと一人立っていた。


 自分の体を見るが、日本にいた時と変わりないな。服装はこの世界の村人の服なのか、品質の悪い服だ。


 ステータスを見てみようかな。


「ステータスオープン」

 恥ずかしいけど声を出して言う。


 頭の中にステータスが表情される。


 マサキ・サトウ 32歳

 スキル 魔物の餌(神級)

 レベル1

 攻撃 8

 防御 6

 俊敏 7

 魔力 9


 おお!ゲームみたいだな。


「スキル魔物の餌ってなんだ?」


 説明も無しか。

 独り言の様につぶやく。



「それよりどこに行けば良いんだ。全く分からないぞ。」


 草原を歩いて見ても道はなく、草が生えているだけだ。


 なんとなくで歩いていく。


「武器もないから、魔物が出たら勝てるのかわからないな。」

 木の棒もないので、手ぶらで歩いていく。


「うわ、なんだあれ?」

 歩いていると、草がない場所が見えてきた。



「あれはスライムかな。草を消化してるのかな。」

 目の前に緑色のゼリー状の球体が見えてきた。


 スライムはプルプル震えながら草を溶かしている。


「これを倒せばレベルが上がるのかな?」


 スライムを眺めていると、スライムはこちらに向かって飛び跳ねてきた。


「おっと危ないな。」

 スライムを両手でキャッチする。


 スライムは、プルプル震えるだけで敵意がない。


「魔物は襲ってくるって言ってたけど、スライムは弱いからペットみたいだな。」

 掴んだスライムは、ひんやり冷たくゼリーのようだ。


 スライムの体内にある核を壊せば、倒す事が出来るがかわいそうだからやめよう。


 俺はスライムを床に置き歩き出す。


 後ろからスライムがポヨポヨ跳ねて付いてきている。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ