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聖女様の見分け方

スマホの操作とお金の価値の説明を終えたところで気になったことがある。


「オランド王国の言葉や文字は日本語なの?」


と結衣が聴くと、サティスナリ伯爵が


「異世界の言葉や文字は、なんでも読めるし聴けるし話せる。これは空間を通る時に、神様から全員に与えられている」


と言われた。


「それなら、聖女様ってどう探すの?結衣が聖女様かもしれないでしょ?」 


母が鋭いところを聞いた。


お〜ホントだまだ考え及ばなかった

などなど全員が口々に言った。


「それでは、私と握手してください」


アーニャが右手を差し出して来たため、結衣はアーニャと握手した。

…何も起こらない。

アーニャは握手の手を離し右手を私たちに見せながら


「聖女様がこの指輪に触れると光ります。この指輪は当初こちらの世界に来る予定だったグロリアス司祭とサイファ騎士、そして私が持っています。他の方はこちらに来る予定がなかったので聖女様かどうか見分けることができません」


「じゃあ3人しか聖女様かどうか調べることはできないのね。聖女様の特徴ってある?」


「黒い髪と茶色の目です」


私たち奥野一家は無言になった。それって日本人の女性全てだ…

気を取り直して母が聞いた


「この国では髪を染めるのは一般的なの。見た目の髪が黒いの?それとも本来の髪が黒いの?」


「本来の髪です。生まれてきた時の髪の色の事を言います。結衣さんは茶色の髪をしているので該当しないかと思って初めにお手を握らせていただかなかったのです」


兄が口を開いた


「大事な事なんだけどね、この国の女性はほぼ、黒い髪で茶色の目なんだ。もちろん結衣もだよ。そしてこの日本には人口が1億2000万人以上いる。半分が女性だね。若い女性だけでも相当な人数だ」


異世界人、全員絶句


「それにこの国ではよっぽど仲良しか、仕事としてでない限り、人には触れないんだよ」


更に異世界人絶句


「私たちの世界では珍しい黒髪に茶色の目が普通なんですか?」

「男も普通なのか?確かにユウジ殿も父殿もそうだが…」


「どうやって聖女様を見つければ良いのだ!特徴的な外見だからすぐ見つかると思ったのに」


口々に思った事を言い出した。


「わかったわかった!とりあえず外に出てみればわかるんじゃない?」

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