騎士団御一行、携帯の機能を知る
サンバが通り過ぎた後は、姉妹都市から来た、ミスリンゴや、、ミスサンマ、ミス和牛など、いろいろなミスコン入賞者、そして、様々な、ゆるキャラが通り過ぎていった。
しかし、ここにいる全員の頭の中は、サンバ隊の事でいっぱい。
先程見たサンバ隊は、20人くらいの先導ダンサーの後に、10人くらいのダンサーが乗った大きな派手な山車があり、その後また20人くらいのダンサーが踊っていた。先導のダンサーの集団には数人の日本人が混ざっていた。
先導のダンサー集団は、白からブルーに変わるグラデーションの羽の生えたような衣装に、ブルー系の孔雀のような頭の飾りで、あまり髪の毛が見えない。
衣装は、ロングブーツに背中の羽と一体になったようなビキニタイプで、胸が強調されており、スパンコールやビーズで派手に装飾されている。腰回りはローライズでやはりスパンコールやビーズで派手に装飾されている。
山車に乗っているダンサーは先導のダンサーよりも煌びやかな衣装だった。
羽は一回り大きく、頭の飾りも豪華。
羽飾りは角度によってはキラキラと光り、派手な衣装をより一層、きらびやかに見せている。
衣装は、各々違う色に光り輝くスパンコールでできており、ビキニの紐などは透明ストラップなので、本当にほとんど裸のように見える。
山車の上のダンサーが、先導のダンサーよりも更に露出が多い。ダーサーは皆、褐色の美しい健康的な肌で、観客席からでも滑らかでスベスベしているのがわかる。
山車の後方には、先導のダンサー集団と同じ型の衣装だが、色が緑と黄色のグラデーションの衣装で、男性のダンサーも踊っている。
サンバの女性ダンサー全員に共通している点がある。
それは巨乳で美尻なのにウエストが細い!
このダンスが『サンバ』というダンスであることは周りの観客が、「サンバだ」と言っていたのでわかった。
魔道士のソルは、先ほどからのパレードで、周りの観客がスマホをかざしているのが気になっていた。
スマホをかざした後、友人同士でスマホをのぞいている。そしてまたパレードにスマホをかざす。
チラッとスマホの画面が見えた。
それはサンバ隊が写っていた!
オランド王国では確かに、動画を記録する魔道具がある。記録したものは、立体の3Dで再生できる。
サンバ隊が通り過ぎた後、
「あの魔道具が今ここにあったら!」
と口に出せないのでテレパシーで皆で会話をしていた。
「なんて妖艶なんだ」
「この国ではあんな格好をしていても子供でも鑑賞して良いだなんて!羨ましすぎる」
「俺はこの世界に生まれたかった」
などとテレパシーで会話をしていたが
ソルが
「あのスマホで動く画像が撮れるらしいぞ。立体では見れないがそれでも動く画像が撮りたい」
とテレパシーをしたら、全員が一斉にスマホを取り出してどうやったら動画が撮れるかを調べ出した。
が…わかった頃には、かなりパレードが進み、後半もかなり進んでいた。
江戸時代の時代絵巻のような行列に変わっており、足軽など旗や槍を持った男性の歩兵へと変わっていた。
「あれ?さっきのチアリーダーやサンバのお姉様方は?」
「俺たちの世界では見れないくらい露出が多い人が次から次へと踊っていたのにおかしいぞ?」
一人がパンフレットを見た。この世界の文字は全て読めるチート能力が備わっている。
パンフレットを見て、チアリーダーやバトントワリングのミニスカートで踊る一団や、サンバの妖艶なお姉様方が自分たちの前をもう一度通ることはないとわかりがっかりした。




