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お礼と謝罪の手紙



『拝啓

母さん、父さん、廻斗

今まで迷惑ばかりかけてたけど、家族として心配してくれてありがとう。

中学の時の約束通りもう心配しなくていいです。


つい一ヶ月程前に私は、ついに異世界に来てしまいました。

帰り方がわからないので、とりあえず手の甲に書いてあった『世界を救え』という事を頑張って実行してみます。


その上で初めての就職活動をしているのですが自分で決めるのに少し困っているので手紙を書いています。

就職先として3つの候補があります。

一つ目がギルドという簡単に言えば派遣会社もしくはフリーターのような仕事。

二つ目は、騎士団と言う公務員のような仕事。

三つ目が聖国騎士団遠征隊と言う労働基準のないかなりブラックな仕事です。

仕事の内容としては、ギルドは、ギルド案内板を見て自由にやりたい仕事が決めらます。

そして、二つ目の騎士団は、聖国と言う国を守るために毎日トレーニングする言わば自衛隊と同じような業務内容です。

しかし、三つ目の聖国騎士団遠征隊は1番世界を救うことの出来る職業なのですが、遠征が始まれば休み無しで仕事をしなければいけません。

初めての就職活動が異世界なのもあってとても困っていたので届くあてもない手紙を書きました。

瓶に詰めて書き終わったら、この間街の外で見つけた川に流すつもりです。

そして、未来にお礼を言っておいてください。

言われた通りに頑張ったけどダメだった。

毎日心配して、お節介なことをしてくれてありがとう。

今まで言えなかったけど、そんな未来が結構好きだった。

今までありがとう。

そしてさよなら。』


手紙を書き終えると暁治は瓶に詰めて川に流しに行った。


手紙の入った瓶を流し終わり街まで帰ってくると覚悟を決めてある場所へと歩き出した。

感想など待ってます。

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