登場人物目録
作者の管理の為に作った人物紹介です。
若干のネタバレを含むため、見たい人だけどうぞ。
別にこれを読んでいないと意味が分からないということは全くありませんので、ささっと次の話へ進んでいただいて結構です。
★エアリース=サクリファス 女 13歳(スタート時)
この物語の主人公。
年齢にそぐわない美貌を持つが、中身がおっさんである。
薄茶色の髪を腰上辺りまで伸ばしている長髪。サクリファス家の長女であり、兄妹の下。
家督は兄が継ぐと分かっているため、令嬢という立場を謳歌している。
親しい者はリースと呼ぶ。
★ユンゲ=サクリファス 男 44歳(スタート時)
エアリースの父であり、現サクリファス家当主。
作中暇そうに描かれているが、王都に滞在したまま領地運営をリアルタイムでこなしているためそれなりに忙しい。
毎度屋敷に居るわけではなく、クローズと共に登城して会議等をしている事が多い。
彼の中の決め事として、朝と夜は家族で過ごすというものがあるため、意地でも定時で屋敷に帰る。
濃い目の茶髪に目元もパッチリとした美形の面影はあるが、昨今のメタボ体系のため忘れられがち。
★マルシャ=サクリファス 女 42歳(スタート時)
エアリースの母であり、ユンゲの妻。
元々は侯爵家の娘だったが、ユンゲが舞踏会で一目惚れし、猛アタックの末今に至る。
夫婦仲はちょっと引くぐらい良い。
基本的には公私共々デキる女性だが、自分がこれは面白いと思った事には見境無く突き進む傾向があり、時折それが原因でトラブルが起こっている。
エアリースと同じ薄い茶色の髪で、歳にそぐわぬ美形。尚且つスタイルも良く、社交界へ出ると未だに男性からのお誘いが密かにある。
美意識が高く、現在のスタイルも日々の弛まぬ努力によってあまりお金を掛けずに実現させている。
★クローズ=サクリファス 男 17歳(スタート時)
エアリースの兄であり、次期サクリファス家当主。
日々鍛錬も欠かさず、父と共に政務もこなし、ある時は父に変わって領地運営を行ったりしているイケメン。
但し、重度のシスコンであり、何かにつけて妹の自慢話をするため、結婚とは縁遠い位置に居る。
いつものフラれ文句は「貴方の瞳に私は映っていないのですね…。」
※サクリファス家
主人公が暮らすランドグリス王国を実質的に動かしている三大公爵家の一つ。
※三大公爵家
ランドグリス王国創成期からある由緒ある家柄。
ランドグリス王国は、公爵家の各創始者が、仲間達で独自の国を作ろうと集まり始めた集落が基。
サクリファス家、グーテンバーグ家、エシャロッツ家の御三家からなる。
★ロイス=ランドグリス 男 17歳(スタート時)
ランドグリス王家の長男であり、次期国王。
輝く金髪を携えた超美形。
小さな頃から当たり前のようにちやほやされていたのと、その容姿から求婚が絶えなかった為、天上天下唯我独尊を地でいってしまっている残念な子。
エアリースに一目惚れしてアタックを仕掛けるが…。
国王である父の名前はスペルド。王妃である母の名はバヨネッタ。
★イント=アルテミス 男 15歳(スタート時)
出生不明で記憶の無い赤ん坊の頃から孤児院に預けられて育った。
体を動かすよりも頭を動かす方が得意で、事実非常に優秀。最年少で国立図書館の司書に合格した記録持ち。
孤児院を運営しているイスラ=アルテミス名誉子爵(ママ先生)から名をもらっているため、姓をアルテミスと名乗っている。
15歳の誕生日を迎えた時に、差出人不明の時限式手紙が届けられた事から、非常に悩んでいる。
★ゴーギャン=ランドルフ 男 32歳(スタート時)
ランドグリス直轄の近衛騎士隊総隊長。
実力は折り紙付きで、最年少総隊長という記録持ち。
長年所属している一部の隊長格との間に溝があり、本人はそれをかなり気にしている。
なるべく波風を立てないようにと気を使うが、それが却って他近衛騎士達との間に溝を作ってしまっている。
★体験入隊時のメンバー
・スプモーニ(16) 王都ではなく、乗合馬車で2日ほど離れた田舎の出身。こげ茶色の髪にうっすらそばかすがチャームポイントの女の子。
・カルーア(17) 王都下町の隅っこで暮らしている。出会い目的で体験入隊にはよく参加しているが、これまで全戦全敗の売れ残り組。
・ノアノア(17) カルーアと幼馴染の悪友。カルーアと同じく売れ残り組。二人に共通して、がつがつ行き過ぎて世の男子達はトムソンガゼルのように一目散に逃げ出してしまっているのが原因。
・ミスティア(12) 体験入隊の下限が12歳という事で、漸く参加できた騎士志望の女の子。6歳から既に木剣を振っている猛者で、実力は新人騎士に迫る勢い。主人公よりもさらに小さいのだが、そんな体で軽々と剣を振り回す。
★作中ほぼ出てこないけど、役職の関係で…
・大公
副王(大臣)を勤める一代貴族。一代貴族だが、その仕事柄公爵家よりも家督が上。
現在の大公家はデューケル家。当主はグラント=デューケル。
あまりに強大な権力を持つ公爵家が暴走しないようにと、三大公爵家で話し合われ作られた役職。
任命は三大公爵家各当主の合議制で決まる。
・バーボン・ハウス
エアリース御用達の貴族街に最も近い酒場。マスターであるボンベイと妻であるバーボネラの名前から取られた。
貴族街に近すぎる為、あまり人は寄り付かないが、リピート率は高く、少数の新規とお得意さんで回っている酒場。
売りは、こだわって作られた内装と、少々値は張るが選び抜かれた銘酒、そしてあまり見かけない食材で作った食事。特に食事はマスターが独学で料理術を鍛えた独自の調理により、貴族も唸るほどだとか、そうじゃないとか。




