表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

目を瞑る君の横顔に

作者: アキバ サクラ


「……。」



今更だら、よく寝るな。


そんな一日に確実に20回は思うことを今日も恒例行事のように思った。



講義はとっくに終わり、まわりにいるの後ろにあるコンセントに群がっている数名。

おそらく携帯でも充電しながらなにか見てるんだろ、先生にバレて怒られてしまえ。



そんなことを思ったのは一瞬で再びまた俺にもたれ掛かっている付き合ってかれこれ……高校からだから5年半になる彼女様の顔を見た。



「……。」


「……。」



起きる気配、全くなし。



「(コイツ相変わらず睫毛長いなー。)」


まったく化粧をしていないわけではないがそんな隣で話してるぐらいではあまり香らないがここまで密着されると少し化粧の匂いがする。


見た感じマスカラの塗られていないので目元だけを見るとやはり高校生の面影もチラチラと見える。


「……ん。」



喉の奥から無意識に出たと思われる声に少しドキッとしたがさらに体重をかけてもたれてきた。


重いとたまに疲れているときは思うし寝ぼけたコイツの対処に骨が折れるときはあるが、



「なんだかんだ、」



これはこれで特等席で悪い気はしない。





と、いうことで誰もこの席は譲りません。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ