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第二九話 彼女は想った

「あ、ああ、ああ、あ、ああ、ああああ……!!」


《浄火》の目の前から、炎が噴き上がった。

 爆音がガルムの谷に響き渡る。

 莫大な熱量を持つ爆炎が、ミコトへと迫る。


「っと、っぉっおっ、おっ!」


 ミコトはすぐさま、真横に転がって避ける。

 先ほどまで立っていた河原が、轟音を立てて爆ぜた。

 煙が晴れたとき、直撃した場所はぐちゅぐちゅに溶けて、真っ赤に熱せられていた。


《浄火》が両手を頭上に掲げた。掌に、巨大な炎の球体が生み出された。

 たとえるなら、それはまるで第二の太陽だ。


 悪寒が脊髄を突き抜けた。

 ミコトは《浄火》に背を向け、駆け出す。


 ――太陽が、落ちる。


 音が消えた。色彩が消えた。感覚が消えた。時間が消えた。

 数瞬後、音や色彩、感覚は戻る。停止していた時間を取り戻すように、時が加速した。


 気付けば、ミコトは川の中にいた。

 肺から空気が抜けて苦しい。水を吸い込んでしまいそうになる。


 このままでは溺れてしまう。足掻くと背中の至るところを川底にぶつけた。

 上体を起こすと、すぐに胸から上が川から脱した。


 幸運にも、あまり深いところには落ちなかったようだ。

 ミコトは急いで立ち上がり、状態の把握に努め――目を見開いた。


 河原に大穴が開いていた。

 まるで隕石が衝突したのではと思うほどの、巨大なクレーターだ。

 フリージスがくれた外套がなければ、この時点で死んでいたかもしれない。


「力量差はわかっていたつもりだったけど、これはあんまりだろ、チクショウ!」


 ミコトは川から脱すると、《浄火》に背を向け、ダッと走り出した。

 とにかくできるだけ、仲間の元から離しておかなければならない。それが今、自分にできることだから。


「まぁ、てぇ、ょぉぉぉァ!」


 背後から、エンジンを吹かすような音が聞こえた。

 振り向いたミコトが見たのは、背中からバーニアのように爆炎を噴き上げ、一瞬で距離を詰めてきた火傷男の姿だった。


《浄火》は自分の行動で体勢を崩しながらも、焼き爛れて骨さえ見えそうな手から、爆炎を放つ。

 狙いの定めていない爆炎が、ミコトのほうだけでなく、乱雑にあちこちへ飛んでいく。その内の数発が谷の斜面に炸裂――土砂崩れを起こした。


 ミコトの進行方向に、大量の土砂が流れ込む。退路が断たれた。

 背後から爆炎。ミコトは横っ飛びに転がった。


 ミコトが立っていた地面に爆炎が炸裂。衝撃波を浴びたミコトは、ごつごつとした河原を転がった。

 体が痛い。打撲が、左肩の断面が痛んだ。


「痛っ、く……ねえんだよ!!」


 怒号し己を奮い立たせ、ミコトは立ち上がる。

 退路が断たれた。これ以上、距離を取ることはできない。

 できることなら、もう少し経ってからがよかったが、


「……仕方、ねえな」


 ミコトの脳裏に、昨日フリージスに語った言葉の数々が、脳裏によぎる。


『俺の体はちょっち変わっててな。眠りから起きることに関しちゃプロフェッショナルで、好きな時間に起きられるんだ』


 地球にいた頃は、ちょっと他人とは変わっているらしい、と思うだけだった特殊体質。『目覚まし』などと呼んでいるもの。


『で、「再生」なんだけど……俺の特殊体質と組み合わせれば、発動するタイミングをある程度操れるみてえなんだ』


 気付いていなかっただけで、『再生』や『最適化』は、地球にいたときも持っていたのだ。

 きっと『目覚まし』なんて、『再生』を使い熟すのに必要なだけの付属品にしか過ぎないのだろう。


『そんで《浄火》は、なんでか俺にご執心。生きていようが……死んでいようが、お構いなしだった』


 死と生を幾度も繰り返した、あの焦熱地獄の時間。あれがあったから、理解できた。

 自分の力――『再生』の理解が進み、『目覚まし』の理屈がわかった。


『作戦は、ひどくシンプル。つまり……』


 ミコトは頬を引きつらせながら、言った。


「――死に待ち作戦だ、クソッタレ」


 ミコトは、爆炎を避けなかった。

 炎が体を包む。

 外套を超えて、熱がミコトを焼いていく。


(熱い熱い熱い熱いアツいアツいアツい痛い痛いイタイ痛いイタ――)


 そして、ミコト・クロミヤは死に――。


 ――しかし、意識だけは宙を漂う。



     ◇



 目の前に、三人の《無霊の民》がいる。

 その先頭に立つ男を、サーシャは怒りを持って睨み付けた。


 ジャイド・エイド・ムレイ。

 灰色の髪と黄色の瞳を持った《無霊の民》。

 先日、ミコトを散々甚振ったと言う男。


 ――許せない。


 サーシャは『操魔』を発動した。

 通常の自然現象から逸脱した、宙を舞う青い光。

 それらは音も出さず、物体を通り抜け、サーシャの左腕に収束されていく。


《無霊の民》の三人は、警戒していない。

 魔力資質がなく、通常時の魔力はまったく見えず感じられない《無霊の民》。

 彼らの魔力知覚能力は、とんでもなく低いのだ。


 数秒の睨み合い。その間に、サーシャは収束した魔力を操作する。

 左手はまったく動かさず、目の前に魔法陣を展開していく。


 ようやくジェイドの、愉悦を隠そうとする冷静な表情に、警戒が宿った。

 さすがに形を得るほどに圧縮された魔力なら感じ取れるらしい。


 やることは、変わらないが。


「――『ヴィル・アクエスト』!」


 弾丸魔術『アクエスト』に断続術式を合成された魔術が、集めたマナを消費して発動する。

 この魔法陣には工夫が加えられている。魔法陣の中央以外にも、三つの『砲口』が組み込まれているのだ。


 術式通り、世界が改変される。

 同時に四つの水弾が創造され、撃ち出される。さらに断続術式により連射できるようになったため、発射直後に装填され、再び発射する。


 毎秒四発。

 集めたマナが消費しきるまでの八秒間、サーシャは撃ち続けた。


 合計三二発。

 洞穴を崩壊させかねないため、魔術はある一定以上距離が離れたら解除するようにしていたが、目測を誤ったものがある。

 それらの水弾は洞穴の硬い岩の壁を穿ち、割り、破壊していた。崩落しなかったのは、地盤が硬いおかげだろう。


 サーシャも、それがわかっていたから遠慮しなかったのだが。


「やった……?」


 洞穴という風の通らない空間で砂埃が舞い散ったため、視界が悪い。ジェイドたちの様子がわからない。

 サーシャはしばらく様子を見ていると、突然ナイフが砂埃の中から飛来してきた。向かう先は、サーシャの足の付け根だ。


 反応できなかったサーシャの前に、リースが割り込む。

 割り込んだ勢いのまま、リースは旋回。上手く靴底でナイフの腹を捉えると、そのまま蹴り飛ばした。

 甲高い金属音を洞穴の中に響かせ、ナイフは転がっていった。


 砂埃が晴れていく。

 現れたのは、灰色の髪と黄色の瞳をした男、ジェイド。

 傷はなく、服が汚れているのみだった。


 だがほかの二人は避けきれなかったのか、苦痛の呻き声を上げていた。

 サーシャは一瞬罪悪感を覚えるも、すぐに振り払う。


 誰かを傷付けるのは怖い。

 でも、恐怖に囚われて動けないなんて、絶対に嫌だ。

 踏み出すと、決めたのだ。


 覚悟を決めて、再度敵意を持って睨み付ける。

 ジェイドは顔を顰めると、小さく舌打ちした。


「オドを精製しているかどうかなら、相手の身体状態を見て判断できたが……そうか、《操魔》だったな。マナを操るなど当然か」


 ジェイドは呟きのあと、後ろ二人に待機を命じた。

 一人、サーシャたちへ向かって歩んでくる。


「どうして、魔王教に入ったの?」


 ナイフを弄ぶジェイドに向け、サーシャは尋ねた。

 もちろんそうしながらも、マナを集めることはやめない。


「どうして、か」


 ジェイドは一瞬沈黙すると、苦笑した。


「そうだな。ここに使徒様……シェルア様がおられたからだ」


 知らない名前だ。響きからして、恐らく女性名か。

 だが、サーシャが見た魔王教徒の中に、シェルアらしき人物は思い至らない。


「あのお方の夢を知った。素晴らしい夢だ。あのお方なら、きっと叶えてくださる。――だからこそ俺は、あのお方に尽くすと決めた。奴隷に堕ち、虐げられる毎日から救われた、あの日から」


 首に手をやるジェイドの表情は、忌々しい物に対する嫌悪で歪んでいた。

 見れば、首に痣があるのがわかった。首輪の痕だ。

 先ほどの話から考えれば、かつて彼は奴隷だったのだろう。


 語り終えたあと、ジェイドは一息こぼした。

 そして、


「それだけ――だッ!」


 前傾姿勢になって、ジェイドが駆ける。順手にナイフを握り、リースの懐に飛び込む。


「ハァァア!」


「…………っ!」


 応戦するようにリースが飛び出し、紫紺の光を右手に宿す。

 鋭いナイフと、防御不可能な身体強度無視の毒手。それらが迫り合う。


 リースが体術、ジェイドが身体能力で勝るが、実力的にはほぼ同等。

 しかし、ナイフより消滅魔術のほうが厄介。セオリー通りならジェイドは、ここは危険は冒さず、一旦退くべきだと考える。

 ――これが、『普通』であったなら。


「おぉぉぉ……!」


 ゼロ距離。

 ジェイドが突き出したナイフが、紫紺の光に食われて消えていく。

 切先、刃先、樋、鍔と、順に消滅していき――。


 直後、ジェイドの体が沈み込んだ。


 いや、沈み込むというより、倒れ込むといったほうが正しい。

 毒手は髪を数本巻き込むだけで避けたが、うつ伏せに倒れていく体勢からの反撃は不可能。立て直す前に、リースの魔術がトドメを刺す。


 刺そうとして、リースはこちらに飛来する二本のナイフを見た。

 ジェイドの攻撃ではない。もっと後ろ――待機を命じられていたはずの、二人の《無霊の民》からだ。


 地面にうつ伏せになりながら、ジェイドはニヤリと笑った。

 作戦だった。初めからこうするつもりだったのだ。


 リースは右腕を突き出した状態だ。残る左手に紫紺の光を宿し、前へ掲げた。

 だが、左手一本で対処できるのは、一つのみ。


 残る一つが、リースの眼前に迫る。


 ――だが、連携できるのは、なにも敵だけではない。


「『エアリード』!」


 サーシャの風属性魔術。大気の流れが、ナイフの軌道をずらした。

 一瞬の防御。その隙にジェイドは起き上がった。

 まさかこのギリギリのタイミングで防がれるとは思っていなかったのか、表情は驚きに染められていた。


 その驚きは、さらに驚愕へと変わることになる。


「『スーマ・エアリスト』」


 間を置かない、サーシャの魔術。魔法陣二つの同時展開による、クールタイムの排除だ。

 魔術が発動する。刃に形を変えた風弾――風刃が、ジェイドへと迫る。


「く、っそぉおおおおおおおおおおおおおおお!」


 後退る体勢のジェイド。大きく後退した直後の彼に、瞬時に横へ回避できる術はなく、


「――――ッ!? ぁ、が……ああああああああああああああああああああああああああ!!」


 ジェイドの右肩から左横腹を、風刃が一閃。

 大量の血飛沫が、洞穴を赤に染め上げる。


 間違いなく致命傷。

 それでもジェイドは執念で立つと、充血した目でサーシャを睨み付け、


「『アクエスト』!」


 視界に、迫る水弾を捉えた。


「――――ぁ」


 水弾が直撃。

 ジェイドは水に巻き込まれると、洞穴の奥へと吹き飛ばされる。

 曲がり角の壁に体を打ち付け、ジェイドは地面に崩れ落ちた。






 ジェイドが倒れたことで動揺する、二人の《無霊の民》。

 ジェイドより戦闘力が劣り、さらに手負いだ。しかし二人がかりで襲い掛かられれば、どうなるかはわからない。


 サーシャは『操魔』を発動し、マナを集める最中、リースに声をかけられた。


「サーシャ様」


「なに?」


 リースは声に出さす、指を洞穴の奥に向けた。

 指差された先を視線で追って、サーシャは目を見開いた。


 倒れていたジェイドの姿が、なくなっていた。


「うそ……」


 ジェイドは致命傷を負い、トドメを刺されたはずだ。

 それでも動いたとしたら、それはなんと強い執念なのだろう。


「サーシャ様。レイラ様の元へお急ぎください」


「なんで……?」


「ジェイドがレイラ様を人質に取る可能性がありますから」


「リースは?」


「あの二人を片付けます」


 リースが前に一歩出て、戦闘態勢を取った。

 冷静な、いつも通りの姿に、サーシャの不安は消えた。


 早くレイラの元へ駆けつけたい。

 躊躇の末、サーシャは頷いた。


「では、行きましょう」


 サーシャとリースが、洞穴の奥に向けて同時に駆け出す。

 二人の《無霊の民》が立ち塞がった。加速するリースを、《無霊の民》が迎え撃つ。


 リースの技量は高い。身体能力が上の相手二人に対し、一歩も退かない。

 サーシャは先ほどまで収束していたマナを、演算魔術によって水弾を放った。


《無霊の民》が避ける。――道が、開いた。


 サーシャは足を速め、リースの横を通りすぎる。


「ありがとう、リース!」


「いえ。それが、今のわたくしの役目ですから」


「絶対レイラを助けてくる!」


 サーシャはその言葉を最後に、松明で仄かに照らされた洞穴の奥へと突き進んでいく。

 サーシャを追いかけようとする《無霊の民》。その行く先を、今度はリースが塞いだ。


「それでは、役目を果たしましょうか」


 リースは消滅魔術の準備をして、右手を前に掲げた。

 存在意義を貫く。リースはそういう役目を背負っている。

 だから、役目を果たすと告げた以上、敗北など考慮の外だ。


 とはいえ、相手は二人。厳しいのも確かだ。

 リースは深く息を吐き出した。


「フリージス様からは、あまり使うなと言われておりましたが……」


 リースは冷たい瞳で、目の前の敵を見る。敵意や殺意はない。

 やるべきことをやる――それだけだ。


「本気で行きます」


 そしてリースは、意識的にはめ込んでいたリミッターを、解除した。

 紫紺の閃光が走る。



     ◇



 走る。走り走り走り、息が苦しくなっても止まらず走って。


「……ここも、ちがう!」


 矮族が掘った洞穴は、生活するために作られただけあって、なかなか広い。

 分岐した通路、いくつかの空洞。サーシャはレイラがいないかどうか、通りかかった空洞すべてを確認していく。


「ちがう! ちがう! どこにいるの、レイラ!」


 声を上げ、名を呼ぶ。音は洞穴の中に反響するのみで、返答はない。

 目の前に、二方向への分岐点が現れた。右は二、三の空洞があり、左は暗闇へ続いている。


 躊躇は一瞬。

 魔力の動きを、感じた。


「――こっち!」


 サーシャは左にレイラがいると信じて進んだ。

 ゆらゆらと揺れる松明の光が、薄暗く洞穴を照らし、サーシャの影を揺らす。


 ジェイドの姿はない。どこかの分岐点で別のところに行ったのか、それともこの先で待ち構えているのか。

 だが、あの致命傷だ。レイラを人質に取られでもしない限り自分でも勝てるだろうと、サーシャは確信していた。


 ジェイドの言葉が、脳裏をよぎる。

 奴隷に堕とされた過去。誰かを慕う心。

 あれを聞いて、サーシャは一瞬、躊躇してしまった。


 誰かを殺すということを怖がった。相手の境遇を知っただけで、だ。

 それでもサーシャは最終的に、殺すつもりで魔術を放ったのだ。


(ミコトが思ってるほど、わたしは強くないよ)


 脳裏に、今度は身近な少年の姿が現れる。

 過去の失敗と後悔に囚われて、義務で自分自身を縛って動けなくなる、悪循環。

 そのことに気付いていながらも、どうしたって自分を肯定できなくなって、苦しんでいた少年。


 彼は、サーシャのことを強いと言った。

 けれどサーシャ自身は、自分にそのような強さはないと思っている。


 ずっと今まで、甘えてきた。

 レイラに頼って生きてきた。彼女が自分に対して複雑な感情を抱いていると知っていたのに、今まで何もできなかった。

 ミコトの優しさに救われた。彼がその内に隠した感情を、僅かにでも気付いていたというのに、彼が自分で吐き出すまで、何もしなかった。


 一歩を踏み出すのが怖かった。

 レイラやミコトの内面に踏み込んで、傷つけてしまうことが。


 いや、自分が傷つくことを恐れていただけだ。彼らを傷つければ、自分の元から離れてしまうと。

 だから、独りになろうとしたときにも、消極的な言葉しか出せなかったのだ。

 嫌われてでも、誰かに幸せになってほしいという想いはなかった。


 それに気づかせてくれたのは、ミコトだ。

 憧れだった。

 命が懸かった局面を目の前にして、彼は前へと踏み出した。

 その行動で、サーシャは救われたのだ。


 そして、自己犠牲の悲しさを教えてくれたのも、ミコトだった。

 自分はどうなってもいい。

 そんな結論を出したミコトは、きっととてもつらかった。

 それを聞いたサーシャも、悲しくなった。


 ミコトの嘆きを聞いて。

 そのとき初めて、サーシャは本気で願ったのだ。


 ――自分自身を、肯定できるようになりたい!


 ――今まで救われた分、みんなを救いたい!


「だから、レイラ。あなたが今まで、わたしを守ってくれたみたいに――」


 サーシャが赤い眼を向けた先。

 洞穴の奥、檻の中で。


 レイラ・セレナイト。


 彼女が、目を見開いてこちらを見ていた。

 体中が傷だらけで、その目には絶望が満ちていて。

 けれど絶望の中に、一筋の希望の光が見えたような気がしたから。


 サーシャ・セレナイトは、自然と人を安心させる笑みを――覚悟を決めた、どこかの誰かに似た、不敵な笑みを浮かべて。

 ニヤリ、と。


「――わたしも今日から、あなたを守る」

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