表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拾った剣が精神汚染して来るんだけど!?⇔拾われた剣、主に振り回される!?  作者: ゆうきゅうにいと
第2章 ゆるゆる逃避行は蚊帳の外?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/137

第036話 閑話 マリエル、ユミル視点


 マリエル視点

 

「アイリスちゃん可愛いかった。アレでお父さんの2個下なんて信じられないよね? でも何でお父さんはアイリスちゃんみたいにならなかったの?」

「……無茶言うな」

「背も大っきいし可愛いくない」

「いやあんな風になりたくないわ!」

「あんなって、身体治して貰っておいて酷いよお父さん」

 今私達は村から出てシラルの町の傭兵ギルドに匿われてる。アイリスちゃんもいた部屋らしい。

 顔立ちや髪や目の色でアイリスちゃんの身内と疑われないように身を隠しているんだ。――て言うかアイリスちゃん何をやったの? 此処の職員や傭兵の人達の対応が丁寧過ぎるんだけど? ちょっと怖いくらいなんだよ!?

 本来ならレンリート伯爵領にすぐに移動する筈だったんだけど、教会の人達が乗り込んで来て一騒動あった所為で警戒の為に身動き出来なくなってしまったらしい。

 これもアイリスちゃんの所為なんだよね?


 それから10日程経ってサージェスさんとエリックさん達の護衛で馬車で移動する事になった。なんだかサージェスさん達は大分疲れているみたいだった。お仕事大変なんだね。

 逆にエリックさん達の方はヤンチャで賑やかな人達、子供みたいって言ったら絡まれそうになってしまった。けどエリックさんが護衛対象に絡むんじゃない、と怒って謝らせて来た。私なんかただの村人で逆に恐縮するんだけど?

 道中色々と話しを聞くとエリックさんは昔からアイリスちゃんと面識があって世話を焼いていたみたいだった。確かに村でもアイリスちゃんて頼りない感じだったしね。

 周りの人達皆んなに守られてたのに危機感が無いって言うか。


 そしてサージェスさん達はアイリスちゃんを領境まで送った人達だった。村では会わなかったから分からなかったよ。

「…………アイリスはちゃんと届けたよ。何度か危ない所はあったけどな。……まあ本人はそれに気づいてもないけど……」

 サージェスさん黄昏ないで! 何があったの!?

 町や村を幾つか経由して領境の街に近づくと治安が乱れていると言う話しを聞いた。家族皆んな不安に思ってたけど途中サージェスさんエリックさん達と代わってレンリート伯爵領の領軍が私達の護衛に付いた。

 その所為で別の不安に襲われるんだけど!? アイリスちゃん本当何やったの?? まるでお姫様を相手にしてるみたいに扱われてるんだけど!?? 

 あたふたしてるとサージェスさんから同情めいた視線を貰った。何? どうしたら良いの? ――どうにも出来ずにされるがままになりました。


 何とかレンリート伯爵領に辿り着いたと思ったら伯爵様と面会させられたよ!? もう家族皆んな頭真っ白だよ!!

「ふむ、その方達は随分とまともなようだ。安心したぞ。お前達の親戚は既に領都で仕事に就いている筈だ。お前達も一先ず領都に行ってから身の振り方を決めると良い、私から紹介状を書いておこう」

 うひゃーー!? もうお腹いっぱいだよアイリスちゃん!! 安心って何? 何したのアイリスちゃん!? 何かサージェスさんの気持ちが分かったよ! 家族皆んな顔色悪くなっちゃったよ!?

 その後職員の人達に聞いた話しで、お貴族様方との面会でアイリスちゃんは何とシャルロッテさんの膝枕で熟睡していたらしい。…………気を失うかと思ったよ!!

「リリちゃんは何処でも変わらないわねぇ」

 なんて何時ものんびりしてるお婆ちゃんが言ってたけど顔が引き攣ってたのを見逃さなかったよ? アイリスちゃん、この場に居ないのにこんなに振り回されるなんて、何て恐ろしい子なの!?



 ユミル視点

 

 マリエルちゃんが来た!

 色々トラブルがあったみたいで皆んな疲れているみたいだけど無事に会えて良かったよ。

 ママが奴隷堕ちしてたのはやっぱりショックだったみたい。だけどリリちゃんに助けられてる事を話したら何故か余計に疲れた表情をしてた。――何で?

 ママと私は領都のデパートの2号店で一緒に料理店で働いている。マリエルちゃん達を連れてデパートに行ったら驚かれた。まあそうだよね? こんな大っきな建物タージレンの街でも無かったもん。村出身じゃ尚更驚くよね。


 私のお給料で皆んなにドライフルーツとクッキーを奢ってあげた。やっぱり皆んな余りの美味しさに驚いていた。向こうじゃ碌にお菓子も無いからね。

 でもママがおかわりは許してくれなかった、――私のお金なのに……。

 マリエルちゃん達はレンリート伯爵の紹介状を貰っているらしくて今までのように農業をするか此処で一緒に働くかこれから決めるらしい。農家じゃ余り会えないから一緒に働ければ良いな。

 仕事は大変だけどお金は沢山貰えるし食事は美味しい、ママも元気になったし全部リリちゃんのお陰だよ。 

 帰って来たらお礼にいっぱい可愛がってあげなくちゃね。






次話から第3章始まります。

ここまで読んで下さり有り難う御座います。

ブックマークや何らかの評価を頂けると心の栄養になるので大変嬉しいです。

これからも宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ