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拾った剣が精神汚染して来るんだけど!?⇔拾われた剣、主に振り回される!?  作者: ゆうきゅうにいと
第2章 ゆるゆる逃避行は蚊帳の外?

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第033話 閑話 アネモネ、ミリアーナ視点


 アネモネ視点

 

 ランディ兄さんには感謝してる。娘が一緒に奴隷堕ちしなかったのはランディ兄さんが交渉した上にちょくちょくお金を払って借金を減らしてくれていたからだ。

 それでも娘とは二度と会えないかもしれない。それどころか私の借金を押し付けてしまうかもしれない。そう思うと恐怖に絶望してしまう。

 高額な奴隷の場合月払いのレンタルが普通だ。体目当てでも私みたいなおばさんじゃ継続的に借りられる事は無いだろう。今の私には何も出来ない。娘の為なら金払いが良いならどんな酷い相手でもどんな事でもするのに。

 でも悪質な購入者になると隷属の首輪の特性を利用して奴隷に違法な事をさせる者もいる。そして返却前に事故死をさせて隠蔽するのだ。私の借金額から考えてそんな相手にすら借りられそうも無いけど、事故死の賠償金で借金を返済出来るならとも思ってしまう。

 そんな覚悟をしていたらアイリス兄さん……を自称する人が私を購入した。私の記憶の中の幼いアイリス兄さんとダブる人だ。

 見た目から私の親族なのは間違いない、と思う。警戒しながらも騙された振りをしていたら私の借金も隷属の首輪の効果も無くしてくれた。

 信じられなかった……、けど私の警戒心はすぐに崩壊した。

 

 その人はユミルにイジられてオモチャにされて涙目になっているし、朝ご飯は私に抱き付きながらユミルに食べさせて貰ってる。まるでユミルの妹だ。アイリス兄さんもこんなぽやぽやしてたっけ?

 いや、してたわね。小さい頃はお母さん達にアイリス兄さんから目を離さないように良く言われてたっけ。

「へぇ、ママ昔はリリちゃんにべったりだったんだ」

「んっ、何時もリリちゃんリリちゃんって言って付いて来てた」

 それが何でそんな話しになってるのか。いや、アイリス兄さん視点だとそう見えていたのかしら? 私がお守りをさせられてたんだけど。思わずジト目になってるとユミルも疑いだした。

「本当だもん。お漏らしした時だってねぇねが自分から身代わりになってくれたし」

 何処に必死になってるのか!

 何故自分がお漏らしした話しを誇らしげに話せるのか分からない。でも確かにそんな事あったわね。すぐにバレてしまったけど。確かにこの人はアイリス兄さんみたいね。何故か見た目も性格も幼いままだけど。

 良くこんなので世の中を渡ってこれたわね。関心するどころか恐ろしさを感じてしまうわ。ああ、アイリス兄さんのこれからも心配になって来たわ。

 私にそんな心配する資格なんて無いのかも知れないけど。ユミルの事で精一杯だって言うのにもう! 何でそんなんなのよアイリス兄さん!

 ユミルがアイリス兄さんの事をリリちゃんと呼んでいて、私もそう呼ぶ事になった。私からすれば見るからにリリちゃんなので別に構わないのだけどアイリス兄さんは抵抗は無いのかしら?

 呼んでみると私の兄としてじゃなく私の娘、ユミルの妹弟として呼んでる気分になってしまった。ユミルより少し背は高いのに歳下に見えるのは流石に何とかならないかしら。

 リリちゃんが1年隣国に行く事になってしまった。自分の事より心配になってくる。せめてシャルロッテ様が一緒なら良かったのに。



 ミリアーナ視点


 私は女の子が好き。小さい頃からそうだった。

 男に関しては基本無関心、だけど体が大きく力があってランクを上げやすいと言うのはムカついた。

 私達のチームは男2人に女3人、能力的には良くも悪くも平均的だからせいぜいランク4が限界だろう。それでも傭兵ギルドなら真面目にやってれば将来を見据えた貯金も出来る程度には生活出来てる。

 私はタチアナとマリーはいずれモノにしたいって欲求を抑えながらも上手くやって来た。――男共が2人と付き合うまでは。私はその所為で2人にスキンシップも碌に出来なくなってストレスが溜まっていった。


 そして運命の日。――私はアイリスちゃんを見つけたんだ。

 傭兵ギルドで見たそれまでのアイリスちゃんは、何時もフードで顔を隠している背の低い暗い男、と言う印象くらいしかなかった。当時は弱そうだし絡まれないようにしてるんだなくらいにしか思ってなかったけど今なら分かる。目立ちたくなかったって事が。

 他の依頼をこなした後、ゴブリンの数が増えているって事を聞いて村に行ってみた時に、初めてアイリスちゃんの顔を見たんだけど衝撃を受けた。

 ――アイリスちゃんは可愛いかった。子供でも男に可愛いなんて思った事ないこの私が惹かれるなんて!

 私は自分のこの感情を確かめる為にアイリスちゃんに色々スキンシップをとっていった。

 美少女に悪戯するみたいに昂ってしまったわ! このまま押し倒したいけど一応男の子、力では敵わない、って弱っ!? 力弱っ!!

 涙目のアイリスちゃんにコレットちゃん達のガードが固くなったけど、アイリスちゃんと少女3人に囲まれるなんて私にとってはハーレムなのよ?


 途中マットが馬鹿な事をした所為で町を出なくちゃイケなくなったけど、お詫びにタチアナとマリーと一晩たっぷり仲良くなれたからまあ良いわ。

 コレットちゃん達と別れるのは残念だけどもう割り切るしかない。でもアイリスちゃんが泣きじゃくってたのを見て、マットの奴をもっとボコっておくんだったと後悔したわ。

 旅の間は最高だった。シャルロッテさんは綺麗で爆乳だしナージャさんも美人だし。アイリスちゃんはこっちが心配するくらい無防備なんだけど、アイリスちゃんがいると皆んなもガードが緩くなるのよね。

 色々トラブルはあったけどシャルロッテさんやレイク達に投げとけばどうとでもなるでしょ。






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