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拾った剣が精神汚染して来るんだけど!?⇔拾われた剣、主に振り回される!?  作者: ゆうきゅうにいと
第3章 なりきり学生生活は問題だらけ?

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第034話 幕間 コレットチーム、ぐだぐだ


「おう、タニアでもそのブロックを1人で持つのは厳しいか!?」

「ふんっ、壊して良いなら持ってやろうか?」

「いや止めてくれ! 頑丈だから大丈夫だと思うがシャレにならん! 結構高いんだぞ!?」

 ランドさんのあおりに乗ったタニアさんを慌てて止めるランドさん。言わなきゃ良いのに……でもそっか、高いのか。

「うえぇ~? タニアさんこれ本当に1人で持てるのお? 私達3人でもキツそうだよ〜?」

「よし、その挑戦乗った!」

「乗るんじゃねえタニア! お前等もマジで弁償さすからな!!」

「飛び火した! いや余計な事言ったのはラビィでしょ!?」

「コレットは真面目過ぎぃ。私もタニアさんも冗談に決まってるじゃない。ねえタニアさん?」

「んっ? おっ、おう。そうだな! 冗談だ! 安心しろコレット! ランドもな! ははは!」

「「「………………(全然安心出来ないよ!?)」」」


 ブロックより少しだけ大きめに穴を掘って行く。タニアさんはルルと、私はラビィと、でも土が固くて中々大変だ。

「よーし、こっちは終わったぞー!」……ぞー」

「「早っ!?」て言うかルル役に立ってないでしょ??」

「むう、……心外、でもない」

「にしてもタニアさん早過ぎぃ、私とコレットなんてまだ少ししか掘れてないのに、ねえコレット?」

「それは私もそう思うけど、手が止まってるわよラビィ。ますます差がついちゃうじゃない!」

「ははっ、まあ身体強化魔法を使ったけどな。無くても3人より早く出来るだろうな」

「ううっ、言い返せない。アイリスちゃんの事を思い出したよラビィ」

「ああ~、工事の手伝いの時のね? 体力無くて私達について来れなくって、回復魔法を自分に使って誤魔化そうとしてたっけ」

「無理してるの可愛いかった」

「ふふっ、ルルにまで言われるなんてね。アタシは回復魔法を使ってる聖女様らしい所しか見てないからちょっと羨ましいよ」

 うーん、まだアイリスちゃんが男の子だって言えてないのよね。て言うか35歳のおじさんだっけ? 私達もイマイチ信じられてないんだけどね。でも騙すみたいになっちゃうから伝えておかないと駄目だよね。

 事実を知ってたら一緒に来なかった。何て言われたら騙したみたいになっちゃうし。

「おいおいタニア大丈夫か? 初っぱなからそんな事してたらバテちまうぞ?」

「ん? 大丈夫だよランド、要所要所でしか使ってないからね」

「そうか、なら良いんだけどよ。嬢ちゃん等に良いとこ見せようとして無理してんのかと思ったぞ。しかし流石だな、慣れてる俺等でもこうは行かねえぞ」


 タニアさんが1人で別の場所の穴堀をしてる間に私達3人はコの字ブロックを運んでいる。思ってたより重い、厚手の手袋してて良かった。

「ちょっと、重いよルル。力入れてる?」

「持ちにくい」

 私とラビィが両端をルルが真ん中を抱えるように持ってるけどブロックが大きくて確かにルルが持ちにくそうになってる。

「コレットはそのまま、ラビィは私と左右から持つ」

「ええっ、それだと私キツくない!?」

「私とラビィ、ちょっと真ん中よりを持つ」

「あれ? 楽になった!?」

「んっ、テコの原理」

「おお~、何か分かんないけど本読んでるだけあるね。コレット本当に楽になってんの?」

「なってるわよ。これなら落とさないで大丈夫そう」

 ルルの本好きもバカに出来ないわね。


 それから私達はタニアさんが掘った穴にコの字ブロックを運んで雨が入り込まない様にして、上に掘った土をかけて固めて巣を作っていった。タニアさん任せなのが情けないと思ったけどこっちもかなりの重労働だった。

「アイリスちゃんの気持ちが分かる~」

「足をプルプルさせて辛そうにしてたと思ったら澄ました顔で作業に戻ったりしたからねぇ。あれで回復魔法使ってるの隠してるつもりだったんだよね?」

「稚拙、でもそれが可愛い」

「はははっ、皆んな聖女ちゃんが好きなんだねえ」


 そのまま作業を続けて和やかな雰囲気で昼休憩になったんだけどそこでトラブルが起きた。

「おい、いい加減その不愉快な視線を止めな。喧嘩売ってんなら買ってやるよ」

 昼休憩の食事中、魔物がいる森の中なので集まって食べていたらタニアさんがクリスさんを睨み付けて言ったのだ。いや分かるけどね? クリスさんエリックさんに惚れてるからって近づく女皆んなに睨みを効かせて来て、私達も苦手なのよね。

 でもまさか格上のタニアさんにまでそんな事するとは思わなかったよ!? 命知らずと言うか何と言うか。

「ちょっと何よ! 私達に喧嘩売る気!?」

「そうだぜ! あんたが幾ら強くたって足手まといがいて俺等に勝てるとでも思ってんのかよ!!」

「あん? 試してみるかい? 丁度ここは森の中だ。死んじまってもどうとでもなるからねえ?」

 リズさんラストさんが立ち上がったのに反応してタニアさんもハンマーを持って臨戦態勢に入っていった。一触即発、何でこんな事に? どうすれば良いの!?


「ちょっ、ちょっと待てお前等! いきなりどうした!?」

 ピリついた空気に慌ててエリックさんが止めに入ったけど半分貴方の所為なのよ!? これエリックさん止められるの? クリスさんの事、解決しないと無理じゃない?

 分かってるのはクリスさんと私達だけ? クリスさんがエリックさんに告白すればどんな結果になってもこの空気は解決しそうだけど、今さら自分から告白なんて出来る訳ないだろうし私達が何とかしないとイケないの!?

「ああもうっ! エリックさんの鈍感! クリスさんの気持ちが分からないの!?」

「えっ!? ……どっ、鈍感??」

 エリックさんは私に何を言われてるのか分からないって顔してるしクリスさんは顔を真っ赤にして射殺す様な目で睨み付けてるし、怖いけど誰の所為で私達が迷惑してると思ってんのよ!!

「クリスさんはエリックさんの事が好きなのよ! だから私達他の女の人が近くにいるのが気に入らないんでしょ!?」

「ちょっと何言ってんですか! 勝手な事言わないで下さい!!」

「クリスさんがさっさと告白しないからでしょ!? 良い大人なんだから2人の問題に巻き込まないでよね!!」

「ぐっ、…………」

「えっ!? …………クリス??」

「「………………」」

「えっと、……クリス、本当か? 俺の事?」

「…………はぃ」

 言い返せずに真っ赤なままうつ向いてしまったクリスさん、声が小さいよ! 何時もそうなら可愛いのにこの人も大概残念だな!!

「…………はぁ、お前等の、……いや、お前。クリスの事は可愛く思ってるよ」

(((おおっ!?)))

「エッ、……エリック、さん」

「本当に俺で良いのか?」

「っ、エリックさんが良いんです! エリックさんじゃなきゃ嫌です!!」

「おっ、おう。……じゃあ、……付き合うか」

「はいっ!!」

「おうエリック!目出てえじゃねえか!! とうとうと言うか、やっとだな!?」

「あっ、……ああランド、ありがとよ?」

 ランドさんに肩をバンバン叩かれて照れ臭そうに頬を掻くエリックさんを私達は冷めた目で見ていた。いや確かに目出度いんだけどね!?


「ぐだぐだだったねえ」

「ロマンが無い」

 ラビィもルルもこの告白に低評価、私も完全に同意だよ! エリックさんに鍛練に付き合って貰う度にクリスさんに睨まれて、それでも告げ口したらクリスさんの心証が悪くなると思って我慢してたのに結果がこれだよ!?

 エリックさんの気持ちが今いち良く分からなかったけど上手くいくならもっとロマンチックなのを期待してたのに!!

「はあ、エリックさんはもうちょっと出来ると思ってたよ」

「あんた等容赦無いね。まあアタシもせめてエリックの方から告白し直せよとは思ったけどな」

 と、ここで終わればぐだぐだでも良い話しで終わったんだけどね。






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