赤き島と明けない夜
初の大長編です!私は普段多くて600字くらいしか書かないので私にとっては大長編です!
「(煌)僕らは本日より血汐島へ向かう!血汐島は人口が1000人をきっており、高齢化も進んでいる。僕らは2ヶ月間物資を持っていき、手伝いを進める。戦闘の準備もしておくように!」こうして僕らは血汐島へ向かう船に乗った。
「(龍)たった2ヶ月俺らが手伝って何が変わんだ?」「(煌)実質僕らにしか利益がないと言ってもいい。ただ、最近血汐島で異能悪用者が出たと報告があった。なんと5件。それも血汐島の部隊は若い代がいなくて太刀打ちができないそうだ。さらに5件のうち同一人物であることが確定しているのは2件。つまり、最低でも2人、最大4人の強力な異能悪用者がいる。気をつけるように。」
ようやく血汐島に到着した。「(島長)ようこそ。本日から2ヶ月よろしくお願いします。」「(一同)よろしくお願いします!!」そうして僕らの長い長い日々が始まった。僕には能力がないため単純な力仕事しか任されなかったもののやり甲斐はあった。
「(雷敏)樹!砂男!崖が崩れたらしいから直ぐ向かって!!斬は木をある程度切り株状態にして!!水冴!田んぼの手伝い行ってきて!!」「大変そうですね」「(雷敏)基本的にあんま栄えてないから街灯と車系統の修理と電気くらいしかやる事ないし少しでも役に立ちたいなって。」「(龍)聞こえるか!雷敏!!暁人が異能悪用者に遭遇した!直ちに向かえ!俺も早めに向かう!!」その連絡が聞こえた瞬間空気が変わった。「不人、場所を聞きそびれた。とりあえず暁人は確か樹と合流できるって言ってたから森だな!!行くぞ!!」
「(暁人)『日の撃』!」「(???)効かぬ。諦めろ小童。『切刀』」「(雷敏)『エレクトロボール』!!」「大丈夫ですか!?!暁人さん!」よく見ると右側に斜めの切れ目が入っており今にも裂けそうだった。「(雷敏)コイツ…技が……通じない!!!」「(???)『壊警』」ふと横に目をやると防戦一方だった雷敏さんは遂に吹き飛ばされ追い討ちの打撃を喰らわされていた。「(???)『後衝撃』」「やめろぉぉ!!『ライジングブレイク』!!」「(???)お前も同じ目に遭いたいのか?『切刀』 ……間断なく童が集る。」「(龍)後輩がボコボコにされるのを見る趣味はねぇからな。お前をぶち殺す。」「(???)いけ。傀儡ども。」「(???②)イエス。ボス。」「(???)私はこれで失礼するよ。ではまた。」「(龍)『索龍』。いけ。」
「(煌)暁人、不人、雷敏が怪我。不人以外は大分重い。龍さんも苦戦するレベルなら僕らの出る幕は少なそうだね。とりあえず僕の考えた作戦はこれだ。島民を守るために後1ヶ月以内に仕上げて勝たなきゃいけない。機会は多くて2回だ。絶対勝つ。………絶対に。」
「(ボス)我々に逆らう小童が4人ほど。うち1人は注意人物だ。わかったか」「(ジョーカー)ところで俺らはなんでアイツらと戦う必要があるんだ?ボス?」「(ボス)本来なら直ぐに帰る予定だろうが我々を倒さなければ島民の安全が守れないなどと言い始めきっと残る。ならば先に殺すそれだけだ。罰鳥。ジョーカー。わかったな?」「イエス。ボス。」
あれから2週間ほど経ち僕らは奴らのアジトへ向かった。「(ジョーカー)ボス!敵影です!!」「(龍)『壊龍』!」龍さんの一撃で分断に成功した。「(煌)不人!コッチだ!!」そうして煌さんについていった。
「(ボス)まだ刃向かうか。だが想定済みだ。『起震撃』」「(龍)お前、名前がないんだろ?それに無能力。裏の行商人から能力を買ってるだろ?」「(ボス).…『点光』」「(龍)『黒龍・清』お前はどんな過去を持っているか知らんが悪人に俺は容赦しない。」
「(鳥罰)『飛羽刈』!」「(煌)『回転炎斬』」「パワーチャージ シュートドライブ!」「(鳥罰)『鎌鼬8連』!」目にも止まらぬ速さで僕らを切り刻んだ。近くでツルを張りサポートしていた樹さん、そして煌さんも含めて。「(煌)…っ目的はなんだ?」「(鳥罰)邪魔者の排除。それだけだ。『鎌鼬・裂』終わりだ。」「(斬)『切り裂き』」「(鳥罰)弱い。」「(斬)俺、本丸じゃないんで。」「(煌)『ラヴァインフェルノ』!!!終わらないんだよ。お前らなんかじゃ。」そうして鳥罰とやらに勝った。
「(ジョーカー)お仲間さんを置いてここに来るなんて薄情ですねぇ」「(水冴)信頼してっから置いてったんだ。」「(雷敏)じゃあ俺信頼されてないの!?」「(ジョーカー)喋る暇なんてあるんですかね?『クラブ2』今日は運が悪いですねぇ」「(暁人)燃やせば関係ない!!『秘技・遍照』」「(砂男)助太刀するよ!『猛撃地割』」「(ジョーカー)おっと!手札を減らすのはいいですが、数字とマークが強い物は戦闘面に置いても強いんですよ?だから、『ハートA』こんな感じに強いのだけが残ります!」「(水冴)『秘技・薄氷の澄』」([ジョーカー]技が打てない!喋れない!それに動けない!今どうなっているんだ!)「(雷敏)『エレクトロリングブレイク』!!」「(水冴)無事確保だな。」
「(龍)『花龍』『乱打』!」「(ボス)……部下が死んだ。憎い…憎い…せめてお前だけでも!!」「(煌)『抜刀・一閃』!」「(龍)..…へっ....どんだけ待たせんだよ」「(煌)少々手こずりまして…。」「(ボス)もういい。征服は諦め、全て壊す。『破壊』」「(煌)『鎌鼬』!」「(水冴)なんだみんないるなら焦らなくても良かった。『氷山攻撃』」「(龍)両手が無きゃ壊せねぇな。見た感じ回復系は無さそうだしな。」「(ボス)好きにしろ…。」「(龍)じゃあな。」
その時間から3日後、僕らは少し早めに血汐島を出ることになった。「(島民)ありがとう!英雄!」
「(雷敏)波乱万丈だったすね」「(煌)まだアイツらがいる。これからもっと強い奴らが待ってる。」こうして僕らの日常が帰ってきたのである。
初の試みでしたが、お楽しみいただけましたか?ここまで読んでくださりありがとうございました!
そういえば言い忘れてましたが、煌は刀を持っていて、龍は拳にサポートアイテムを着けています。ただ、龍のサポートアイテムはとうの昔にぶっ壊れているため、殴られるとちょっと痛い金属の塊です。
この大長編で出た技はいずれ本編に逆輸入されます。安心してください。