登場人物紹介
■ 風巻 程時
若手営業社員。どこか頼りなく見えるが、現場では誰よりも他人の努力に敏感で、折れずに立ち続けようとする“共鳴型”の主人公。
ランチの内容によって営業出力が上下する「飯バフ」体質を持つ、気分屋のようで繊細なタイプ。
一課では、姉御の芹沢に引っ張られ、分析屋の矢口に突っ込まれ、草薙や二ノ宮にに軽くあしらわれつつも、自分のやり方で少しずつ歩いている。
信念:「誰かの“頑張り”を無駄にしたくない。」
⸻
■ 天道 令司
営業一課の部長。最年少で昇進し、無駄のない指示と冷徹な判断力で部隊を率いる。
伝説の資料術「エクスプレス・リンギ」の使い手として名を轟かせたが、その名声に自らも縛られ、次の一手に迷いを抱えている。
Z-17ウィルスの影響を受けない特例ユニットに搭乗する数少ない存在。
信念:「感情は、判断を鈍らせる。」
⸻
■ 芹沢 珠希
体育会系の姉御肌。高機動・近接戦闘ユニットを駆使し、最前線で味方を引っ張る現場型のリーダー。風巻の先輩。
勢いと直感で動くが、風巻の成長にはとことん付き合い、矢口とのぶつかり合いもどこか楽しげ。
一見強引だが、時に母性をにじませるような優しさを見せることがある。
信念:「放っとけるわけないでしょ。」
⸻
■ 矢口 慎吾
分析とロジックを武器に戦場を支える戦術支援担当。風巻の先輩。
社装ユニットは計算・演算特化型。資料と視界から戦況を読み解く“戦場の眼”。
関西弁の皮肉屋だが、実は誰よりも人の動きを観察している。同期の芹沢とは衝突しつつも深い信頼でつながっている。
信念:「冷めてる方が、よく見えるねん。」
⸻
■ 二ノ宮 梓
営業事務担当。Z-17ウィルス後遺症により戦闘には出られないが、オペレーションと情報管理の要として全戦場を支える。
寡黙で無駄のない言動が特徴。かつて重大な判断ミスから草薙を救った経験があり、草薙は絶対的な信頼を寄せている。
“戦わずして勝つ”強さの象徴として社内では密かに語られる存在。
信念:「無駄な動きは、命取りです。」
⸻
■ 草薙 修也
営業一課の課長代理。眼鏡をかけた中間管理職で、胃痛と板挟みに悩まされながらも、誠実さと責任感でチームを支える。
一見頼りないが、誰よりも現場と人の間に立ち、折れずに踏ん張り続ける“凡人の代表”。
部下には敬意を払い、上司にも物申す勇気を持つ、静かな強さの持ち主。
信念:「折れなきゃ、なんとかなる。」