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ラーメン屋の善し悪しはチャーハンでわかる

舌磨きはした方がいい

初めて本物の虹を見たときのことを覚えているだろうか。

彼女のそれは、クーロンから覗く鮮やかな架け橋の根元だけだった。


いつからか日本、その首都の近くにある巨大で廃退的で不気味、しかも少しずつ大きくなっている建築物を、人々はクーロンと呼び始めた。外観では、テトリスのように積み重なった部屋と迷路のようなパイプ、無限にも思えるベランダに室外機が並ぶだけ。中がどうなっているのかはそこの住民以外誰も知らない。入るのは自由だが、出てきた者が一人もいないのだ。

クーロンに対する噂は絶えない。平安時代からあるだとか、住民の寿命を吸っているだとか、増築されているのではなくクーロン自体が成長しているのだとか、七万号室以上あるだとか、幻の一号室には金銀財宝があるだとか、その中は外よりも住みやすい理想郷になっているだとか、そんな眉唾物ばかりだ。

きっかけは、2000年。クーロンが東京湾に侵食を始めたことをきっかけに、周辺住民の反クーロン思想が肥大化。それに呼応するように日本全国からクーロン解体の声が挙がる。自体を重く見た日本政府はかつての香港、九龍彩城解体を見本にクーロン攻略に乗り出す。

しかし拡大、増築を不規則に繰り返すクーロンの内情を完璧に把握出来なかったこと、そしてその住民達の激しい抵抗によりクーロン解体は失敗に終わる。

クーロン事変と呼ばれるこれは、クーロン周辺を閉鎖、国民には拡大を食い止めているという虚偽の情報を流布し、一抹の不安を残しながらもひとまずは終息を見せた。

これらの出来事は教科書にも載るようになる。


───────そして2025年。クーロンの拡大はもう誤魔化せないほどになっていたが、それと同時に人々の生活の一部となり、以前ほどの嫌悪感は抱かれてはいない。


そんな中、東京へ観光に来ていた一人の女。上下黒のスウェットにサンダル。しかも靴下を履いてからのサンダルである。そして見た目には無頓着なようにみえて、ほとんどの指には金のリングをはめ、ピアスも二、三開けている。前髪を残しぼさぼさの黒髪を後ろでひとつに括り、己の庭と言わんばかりに始めて来る地を闊歩している。

およそ観光には見えないし、誤解を恐れずに言うのなら色気のいの字も無い。顔は整っているしスタイルも良いが、それを微塵も感じさせない。ただただズボラな印象があるだけだ。

その女、名をナツ・ナナナギ。歳は二十五である。

昼時のニュース番組で流れるおすすめランチが身近に感じることに違和感と多少の高揚感を感じながら、長旅でくるくると音を立てる腹を満たそうと彼女が向かうのは知る人ぞ知る玄人向けラーメン店。

”ラーメン”を”らぁ麺”と書く店が嫌いなナナナギは、福岡出身である。ナナナギは食べるのが好きだ。地元の店をほとんど知り、そして食べ尽くした彼女は、観光がてらその店に行こうと東京に来ていたのだ。

早速店の前に着いたナナナギの目に飛び込んできたのは、知る人ぞ知るなんてものではなかった。 とんでもない人だかりができていたのだ。ナナナギは行列店も嫌いであった。

小さく舌打ちをしその場から離れようとする彼女の耳に、追い打ちをかけるように不快な声が入る。

振り返りよく見てみると、できていたのはやはり行列ではなく人だかりであった。そしてその中心にいるのは、人目を引くのも納得の光景。

それそのものはよくあるナンパ、もしくは痴話喧嘩らしいのだが、その当人が悪かった。

下卑た声を出し強引に相手の腕を掴むのは、軽薄そうな男、ではなくド派手なギャル。その相手もまた、清楚でいかにも真面目そうな、有り体に言えば委員長タイプの女子。俯いており顔はわからないが、セーラー服を見るに学生の様だ。しかしその髪だけが不自然に、燃えるような紅であった。これも多様性なのか。

そして肝心のラーメン店は、店主の機嫌を損ねたのか準備中の札だけが入口に無愛想に掛けられていた。

これらの光景を見てナナナギは思った。昼食を台無しにされた腹いせは、その原因にぶつけようと。ナナナギは人混みを意に介さず歩を進め、二人の間に割って入る。すかさずギャルの方がぎらりとナナナギを睨みつけ、声を荒らげる。

「なんだテメェ?これはサナとロロの問題なんだ。ブガイシャは引っ込んでろ。他のヤツらも、見せもんじゃねぇぞ」

その気迫にようやく当事者意識を持ったのか、野次馬たちの人だかりは蜘蛛の子を散らすように無くなる。その場にはナナナギ、そしてサナとロロの三人だけとなる。

それを確認したナナナギはマイペースにタバコに火を付け、煙混じりに口を開く。

「オイ、サナだかロロだか知らんがアタシの昼メシどうしてくれんだ」

あまりに突然の言い分に、すかさずギャルも言い返す。

「テメェの昼飯は知らんし、これは見せもんじゃねぇ。サナに同じことを二度言わせるな。ブチ殺すぞ」

「吠えんなクソガキ。それにそこの赤髪の女も、なんでなんもしねェんだ。迷惑だ。問題を起こすのは勝手だがアタシにストレスをかけるな」

それでも尚赤髪の女は押し黙っている。

「オウコラヤニ女、いい加減にしろよ。テメェこそサナにメーワクをかけるな」

「オマエ一人称自分の名前なのか。キャラ付けか?ダサいからやめた方がいいぞ」

「殺すッ!!!!!」

赤髪の女の腕を掴んでいた右腕から貫手を放つ、槍のような腕を高速で刺すようにナナナギに向かわせるサナ。体幹をブラさず最小限の動きでそれを内に躱し、相手の右腕とその根元を掴んだナナナギが繰り出すは、伝統・旧式一本背負い。地面に叩きつけられ息を漏らすサナを見下ろすナナナギ。しかしナナナギの左頬からも、つうと血が一筋流れるのであった。ナナナギは己の油断を恥じ、頬を拭う。

「……爪を研いでンのか。ガキが考えそうなことだ」

「あぁそうだ。わりィかよ」

そう言う間に早くも起き上がり、堂に入った構えをとったサナ。想像よりもめんどくさい状況、早めに終わらせたいナナナギも半分以上残ったタバコを仕方なく吐き捨て構える。

勝負は一瞬だった。踏み込み一歩でサナの懐に入り込んだナナナギは、相手の反応が追いつく前にその鳩尾へ左の拳を置く。瞬間に息を整えたナナナギ、踏み込みでその足元が割れ、彼女の、地面へしっかりと付けた両の足から全身の関節を巡るようにして拳へと力が伝わる。ナナナギの全体重、そして足と地面の間に生じた反作用によって───発勁。内臓を揺らされたサナは力なくその地面に倒れた。

「あァ疲れた。やっぱ初見殺しだなこの技は」

吐き捨てたタバコを拾いもう一度火をつけながらナナナギは続ける。

「オイ、赤いの。コイツどうにかしておけよ。友達だろ」

「タバコ一本、貰えませんか」

赤髪の女はそこで初めて口を開く。

「……オマエ学生だろ。ダメだろ吸っちゃあ」

「制服は、趣味で着ています。実年齢は二十歳です。それよりもタバコを」

「うるせェししつけェ。やるから。どっか行けよ早く」

ナナナギはボックスからセブンスターを一本取り出し、赤髪の女に渡す。

「あの、火は」

「あるかンなもん」

「……まぁ、いいですけどね」

瞬間、ぴりりと空気が引き締まる。もしかしてギャルの仇討ちかとも考えたが、そうではなさそうだ。

赤髪の女は咥えたタバコの先端に右手の人差し指を持っていく。静かに、と言わんばかりの仕草だ。ナナナギが注視したその時、女の人差し指はライターより少し大きい位の火を放ち、そして女は慣れた手つきでそのまま喫煙を始める。

「すげぇな。湯婆婆みたいだ」

「私の名前はロンリ・ロンリー。ロロと呼ばれています。あなたもこういう”異才”を持っているでしょう?」

「……知らんな」

「あなたにふさわしい仕事がありますよ。一緒に来てもらいます」

「拒否したらどうなる?」

「させませんそんなこと」

ロロは慣れたように輪っかの形をした煙を吐く。するとそれは意志を持ったようにナナナギに纏わりつき、その動きを封じた。壊そうにも元が煙であり、振り払おうにもやはり元が煙である。しかしそれは鉄の鞭のように強靭であった。

「煙に巻き殺す。これが私の異才、”スモーキン・ジョーキー”です。私が吐いた煙は、意のままに操れる」

「へェそうかい」

「えらく大人しいですね」

「仕事っつったな?」

「はい。”お仕事”です」

「金によっちゃあ考えてやってもいいぜ。さっさと連れていけよ」

「話が早くて助かります。ではこちらに」

最初から示し合わせていたように、黒塗りの高級車が二台やってくる。一台には気を失ったままのサナが詰め込まれ、もう一台の後部座席にロロとナナナギは乗り込む。

「どこに行くんだ?」

「行ってからのお楽しみです」

道中車内で五回ほどニコチンを摂取したナナナギが連れてこられたのは、隠れ家風バーである。何故か真昼間から開いているその店は、さっき出会ったばかりの女に連れてこられた場所。よくよく考えてみれば大勢に襲われて身ぐるみ剥がされてもおかしくない状況に少し警戒しつつ、ロロの後ろをついて行く。

ウェイトレスはロロを見るなりより畏まった態度を取り、店の奥へと案内する。バックヤードに入るというのは、いつでも緊張するものだ。

そこは小さな会議室のようで、応接室のようでもあった。小さな机を挟んで高級そうなソファが置かれており、その上座には眼鏡にスーツ、いかにも役人といった風貌の女が座っている。なんか高級そうな置物に囲まれる中、褐色の肌に透けるほどの金髪がよく似合うその女の肖像画まで壁に飾られている。二人が部屋に入るのを確認すると、ウェイトレスは丁寧に一礼しその場を離れる。

扉がしまった瞬間、ナナナギは挨拶もせずに役人の反対のソファにどかんと座り、中央の椅子に足を乗せる。

「オイクソスーツ女、”仕事”ってのァなんだ?」

「いきなりツーペナか、とんでもないな君は」

「オンギャアアアアアアアアアアアア!!」

返事をする間もなくナナナギの体に電流がはしる。

反射でよく見えない眼鏡の奥で目を細め、女は言う。

「ここでは私のルールに従って貰うよ」

「なんじゃ今の……」

「ふふ、まずは自己紹介をしようじゃないか。私は日本政府のクーロン……まぁ人に言えないところに所属している、キキ・カイカイだ。魔女宅みたいで可愛いだろう。君は?」

「……ナツ・ナナナギ」

不服そうにナナナギが答えると、不敵な笑みを浮かべてキキが呟く。

「ワンペナだ」

「七凪那月です……」

「ふむ。飲み込みが早い娘は好きだよ」

「あなたそんな名前だったんですね」

いつの間にかナナナギの隣に座るロロが呆れたように言う。

「そういうオマエはどうなんだよ。電流くらいてェのか?」

「私はキキさん側の人間ですし……」

「それもそうか」

「本名はロロではありませんけどね」

それを聞いたキキはロロに向かって話す。

「まだロンリ・ロンリーなどと名乗っているのかい?呆れたね」

「いいじゃないですか。私の勝手です」

「まぁそれはそうだな。深堀りするつもりもないし、早速仕事の話をしようじゃないか」

そういえばそういう話だったな。キキは続ける。

「ナナナギ君は、クーロンを知っているかい?」

「そりゃまぁ、詳しくはない……ですけど」

ナナナギのたどたどしい敬語に微笑みながら、キキはいきなり本題に入る。

「君たち二人で、クーロンに入って欲しいんだ」

「えぇ……コイツと?」

「私だって乗り気ではないです」

「まぁまぁ。話は最後まで聞くものだよ二人共」

「じゃあ早く話せよしてくださいよ」

「おもろいですね」

「ペナルティのルールがまだはっきりわかんねぇからな」

お手上げという態度のナナナギに対し、感心したようにキキが言う。

「うん。賢い選択だよ。そしてまぁ簡単に言うと、クーロンを解体して欲しいんだ」

「そんなこと可能なのか?」

「まずは必要な前提知識がいくつかある。まずはこれを見てくれ」

キキはタブレットで写真を表示し二人に見せる。

「これはクーロンの衛星写真だ」

「うわキモ」

そこに映し出されていたのは現像ミスのような、まるで一箇所だけ真っ黒に後から塗りつぶしたような不気味な写真。東京、埼玉、茨城、千葉の四つの都市の県境中央付近に、黒い長方形がある。それが何なのかは、元々知っていないとわからないだろう。

「このようにクーロンの内部を肉眼以外で外から知ることは不可能なんだ。ちなみに写真から見るに大きさは香川県くらいだよ」

「でもそれでわざわざ中に入んのか?爆弾とかでブッ壊しゃいいだろ」

「そこで次にこの映像だ」

次にキキが見せるのは、三十秒程の動画。

内容は、軍人らしき五人組がクーロンの外壁に小型の爆弾を仕掛け発破するというもの。だが破壊されたクーロンの外壁は瞬時に再生。どころかまるでその五人を食べるかのように巨大化して全員飲み込まれ、カメラだけが取り残されたのだ。

「外から壊せねェのか」

「むしろ大きくなってしまうんだよねぇ……」

どうやらクーロンはただの建物では無いらしい。

「ちなみにこの五人は行方知れずだ。生体反応が消えたから多分死んだんじゃないか?」

「攻撃したら死ぬのか」

「まぁ、そうなるね。そこで君たちの出番という訳だ」

「一寸法師みたいに中から壊すのか?」

「いや、少し違う。私たち政府はクーロンを”異才”によるものだと既に掴んでいる」

「さっきも聞いたが、”異才”ってのァなんだ」

「そういえば説明がまだだったね。まぁ簡単にいうと”異常な才能”ってことかな」

「でもコイツ指から火ィ出してたぞ。才能だけじゃ片付けられんだろ」

「それも含めて才能ということだね。そして君も”異才”を持っている」

「まァ似たようなことは出来るが……才能と言われるとビミョいな」

「ちなみにさっきの電流は私の異才、密室法律”シークレット・ルール”だ。私がいる部屋に規律を設けて違反するとペナルティがある」

「内容は”敬意を払うこと”だろ?」

「さすが!さすがだよナナナギ君!!やっぱり君ならクーロンを攻略できる!」

「あ、ありがとうございます?」

突然興奮気味のキキに少し戸惑う。

「ごめんね。取り乱してしまったね。で異才の話だが、これは単純。”天から与えられたものではないから才能と呼んでいる”んだ。生まれつき超能力が使えるなんて都合のいい話ではない。異才というのは基本的に、当人の積み上げた経験や努力が人智を超えた領域に達したモノを言うんだ」

「じゃあコイツはヤニの吸いすぎか?」

「ちなみに私は学級委員と生徒会長を小中高の十二年間やった結果だよ」

「それだけじゃなさそうだけどな」

「そこは乙女のヒミツさ。そしてクーロンだが、異才によるものなのは間違いない」

「なんで言い切れる」

「まぁ見ればわかる……と言いたいけどね、実際に聞いたんだ」

「誰にだよ」

「クーロンに入る前に、最終確認や部屋の割り当てをする門番のような存在がいてね、そこで心を読める異才持ちに少し探らせたんだ」

「じゃあなんで外に出てこれてるんだ?」

「最終的に”入らない”という選択をすればそこでギリギリ踏みとどまれるんだ。ちょっとした裏ワザだね。入口までなら戻ってこれる」

「なるほどな」

「で、これは”契約”に関する異才らしい」

「契約ゥ?建築だろコレは」

「詳しいことは分からないが、契約書があるらしい。クーロンをクーロンたらしめているそれを破壊するなり書き換えるなりすれば……」

「クーロンは普通の違法建築になるワケか」

「そう!まさにその通りだ!そして既に、政府はそのためにクーロンへ異才持ちを複数潜り込ませているんだよ」

「じゃあソイツらに任せればいいだろ」

「それがそうもいかない。全員と連絡が取れないからね」

「バックレ?」

「いや、恐らくクーロン内部と外部での情報交換ができないんだろう。手紙、テレパシー系の異才、メールに伝書鳩、色々試したが全部ダメだった」

「あの、質問いいですか」

「やっと口を開いたね。はい、ロロ君」

「クーロン事変では住民による抵抗があったと授業で習いました。矛盾してないですか?」

クーロンから外に出られないのなら抵抗のしようも無いし、情報が入ってこないのなら解体されることも知りようがないだろうということらしい。

「いい質問だね。答えとしては、恐らく元の異才とクーロンによる防衛反応だろう。住民の中でも武闘派の異才持ちが一時的に外に出されたんだ。そしてこちらの部隊を壊滅させ中に戻った」

「待て待て、そんな前から異才ってのはあるのか?」

「まぁ努力と経験が主だからね。戦国時代とかからいたかもしれないよ」

「はえ〜」

「まぁ事前知識はこんなもんかな。さて金の話をしよう」

「待ってたぜェ〜」

「クーロンの内部の通貨はわからないけど当分の生活費としてまずはコレ」

キキは札束が詰め込まれた大きめのキャリーバッグを取り出す。

「これは前金としての側面もある。クーロン攻略が早く終われば残金は君のものだ」

「なるほどな」

「そしてさらに直接クーロンを破壊、と言うか契約書をイジってただの違法建築にしたならコレも」

キキが出した小切手には、一生、いや三生くらいは遊んで暮らせる金額が記入されていた。

「いいのか?こんな額」

「まぁこっちは破壊した当人達にしか払わないからね」

「……なるほどな、だから私とコイツなのか」

「やっぱり君はイイね。そう、これがあるせいで、”先にクーロンに入った政府の異才持ち、元からクーロンに居る異才持ち”両方から狙われることになる」

「カネは独り占めしたいし家を失いたくもないもんなァ」

「だから武闘派のナツ君と汎用性の高い異才のロロ君の二人組に任せたいんだ」

「……いいぜ。やってやるよ」

「そう言うと思っていたよ。ありがとう」

「オマエ、ロロっつったか。よろしくな」

「…………はい」

嫌そうに握手に応じるロロ。笑顔で見守るキキ。不自然に聞き分けが良いナナナギ。三者三様の思惑がありながらも、政府と契約書などの手続きを済ませ早速クーロンに向かう。

次回、いざクーロン

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