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悪役令嬢な日々  作者: 伊勢エビ23
4/10

授業中ですわ

私と殿下はAクラス、上位者のみが入れるクラスである。

成績上位のみなのでほとんどが貴族だ。


「フリーナ、君が隣で嬉しいよ」

「ありがとうございます。私も嬉しいですわ」


殿下の隣には私が毎回座っている。

自由席で毎回同じにするのは中々大変だ。

でも、この作戦(・・)は常に生徒からのヘイトを買い続けるしかない。


「授業を始めます、まずは前回のテストを返します」


テストは転生者から提案されて採用されたものだ。

中世レベルだったこの世界は、転生者によって結構変わっている。


「フリーナ エメラルダさん100点です。いつも頑張っていますね」

「ありがとうございます」

「セドリック アラメシアさん100点。流石ですね」

「王族の席に座るものとして当然です」


いつも満点をとるのは疲れるが、しっかりやらなければ憎まれる悪役令嬢にはなれないもの。

殿下にも常に完璧を強いるのは、本当に心苦しいが。


席に着いた時、頭目掛けて消しゴムが飛んできた。

即座に無詠唱シールド魔法を使い、消しゴムを受け止める。

消しゴムを机に置いて、飛んできた方向を見ると名無しさん、いや梅子様がいた。

きっと梅子様に変わって、恨みから投げてしまったのでしょう。

他の人であれば、新しい転生者の可能性がありますから良かったです。




転生者は突然発生する。

キッカケがある者から、寝て起きたら転生した者等様々で性格や魔力まで変化する厄介な性質だ。


転生者は現在、この魔法学園で発生する。

殿下を私から奪い取るという目的を、基本的に目標にしている。

学園では昨日あった人が今日変わっている、なんてザラでもう半数近くが転生者。


転生者が現れたことによる混乱も、貴族のごく一部で収まっている。

転生者保護は国家プロジェクトだけあって、責任も重大である。


さて、今日はお茶会が開かれる筈だ。

参加しなくては。


お茶会は基本招待状が参加資格だ。

目的や同じ趣味の人で集まる事が多く、もちろん招待状が無ければ参加不可だ。

今日呼ばれたのは穏健派と呼ばれる方々だ。


「フリーナ様にはいつもお世話になっております」

「そんな事はありませんわ、皆様のお力によって国が成り立っているのをお忘れなきように」

「まさか現代日本の再現を魔法でするなんて」

「天才です!」


悪役令嬢である私と争うのをやめた方々。

積極的にこの世界で生きていく覚悟を決めた方々です。


「フリーナ様の表計算魔法のお陰で、実家の帳簿が正確になりましたわ」

「それは良かったですわ」


何事もなく平穏にお茶会は終わりました。

次は過激派のお茶会に参加しなければ。

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