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ローマの誕生2


 ローマの建国記念日に亡くなったフランシスコ法王。マラキの予言の最後の法王と噂された、その法王がローマの建国の日に亡くなる。

 ミステリー作家なら、色々と想像したくなるエピソードである。


 まずは、ローマの建国の伝説について調べて見ることにした。


 建国の物語は、なんか神話のような話がついてくる。

 ローマもそうだ。

 建国は紀元前700年代にロムルスとレムスという双子の青年によってなされたと言われている。

 2人は軍神マルスのアルバ・ロンガの姫との間に生まれた。

 で、王位争いの陰謀で捨てられてしまう。が、運良く双子は狼に育てられて、大きくなり国を奪い返す。

 で、兄弟は仲良く国を統治していたが、仲違いをしてしまい弟は殺される。


 そして、この日は家畜の守護神パレスの祭日でもある。そのせいか、仲違いの原因も国境のような線を犯したエピソードが書かれていた。

 これについては、微妙にバージョンが違うけれど、まあ、兄が勝って、兄ロムルスの名にちなんでローマと呼ばれるようになったようだ。



 「なんとも、面倒臭い話ね。」

私は予言の本の精に言った。

 とにかく、いろんな情報がある。

 まず、双子を育てたのが狼というところ。実際、狼に育てられた子供の話があったとは思うけれど、これは比喩だと思う。

 狼 アドルフの名前の由来だ。高貴なる狼。

 名前とローマを関連づけるといい宣伝になりそうな気がした。もし、カールという占星術師がこのエピソードを使うとしたら、ロムルスとレムスの境界線の話を星座の線に見立てた可能性はある。

 そして、ローマの伝説も、何か、牡牛座との関連が考えられた。

 4月21日といえば、牡羊座と牡牛座の変わり目に当たる。意味は分からなけれど、何か、大事なことがその時に起こったんだと思う。

「面白いでしょ?あっしはまだまだ、楽しめる本なんでござんすよ。そこのところ、宣伝してくださいよ。」

予言の本の精は冗談めかしていう。


 「そうね。ローマの始まりの日に亡くなった法王。確かにkになるわね。」

なんだか長くなる予感がしてきた。

 聖マラキは最後の予言は少し長いコメントで表している。


 ローマが迫害され

 ローマ人のペトロが羊を導く


 この文章を読んで不思議に思っていた。ドキュメンタリーとか、特番では最後の法王がペトロいうことに疑問をあげてなかったけれど、ラノベ作家の私はどうしてもおかしいと思った。


 だって、ペトロは最初の法王で別格なのだ。

 だから、歴代の法王もこの名を名乗らなかったと聞いた。


 それはマラキも知っていたはずだ。だから、法王の名前としてはつけないはずなんだ。その法則を変える何かがなければ、こんな前は使わないはずだ。


 ペトロは石や岩を意味する名前らしい。この上に教会を建てるとイエス様は言ったとネットで見かけた。

 だから、法王の名前と言うよりも、新しい何か、教会の基盤のような意味だと持っていた。


 なんか、知らないけれど、聖書は千年を一括りに考えているようなので、千年が経って、新しい千年の基盤、みたいな意味合いなんだと思っていた。

 

 だから、ローマの建国記念日に亡くなったフランシスコ法王のことを、様々に考えずにはいられなかった。


 

 


 

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