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17話記憶

元になった番組を探したけど見つからなかった。

ただ、私の書いた記事だけの話となると、本当にあったのか、すら、謎になるけど、まあ、いいや。


ドキュメンタリー番組って、なんか、教養のある学術的な気持ちになるけど、家でポテチ片手に見ているうちは、娯楽番組の1つでしかない。

だから、わりと雑にしか見ていない。

適当に書いた記事に感想がつき、私は気合いを入れた。

200字程度のウイットにとんだインテリジェンスなコメントを返信するために。


WEB小説を書きはじめの頃は、インテリジェンスの光るキャラが良いと誤解する。

が、付け焼き刃のインテリジェンスなんて、読者からしたらゴミでしかない。

次回のPVがほしくば、現在の自分の失敗談のほうが遥かに有効なのだ。


が、時代劇のお笑いキャラを『難しい役どころ』とオヤジが言っていたように、これも難しいもんだ。


大体、初めの頃は、共感を呼ぶような失敗なんて1つもないのだ。

後に恥ずかしくて死にそうになるようなピュアで馬鹿馬鹿しい夢ばかりで。


まあ、私も頑張った。


カッコいい、作家先生風味のコメントの為に、ひたいに第三の目が開ガンするのでは無いかと思うほど、あのドキュメンタリーについて考察した。


第三の目は開ガンしなかったが、『違和感』の第一候補はすぐに見つかった。


現在、あのドキュメンタリーを調べたけれど見つからないので、本当か、妄想なのか、覚え間違っているのか、それは分からない。

記憶を元に流れを書くと、

第一次世界大戦でドイツは負ける

不景気の中、国が混乱する

心のよりどころにオカルトを信じる国民が増える。

ナチスのなかにもオカルト信者が増え、

戦略にもホロスコープが使われ、

ついには、クローリーに騙されたヘスがイギリスに飛ぶ。


裏切られたヒトラーが激怒。星占いを禁止する


この辺りまで、オカルトに懐疑的だったゲッペルスも、第二次世界大戦で敗北を目の前にして、ホロスコープに頼り出す。


ついには、よい占い結果を嬉しそうにヒトラーに渡すのだ。



ここに来て、おかしいことに気がついた。

そう、腹心のヘスがイギリスに逃げたときから、ヒトラーは、オカルトを禁止している。

そんな占い嫌いのヒトラーになんで、ゲッペルスはホロスコープなんて渡すんだろう?


ナチュラルにそう思った。

と、同時に、クローリーをオカルト参謀にしたチャーチルにも疑問がわいてきた。


そうして、色々、調べて行くうちにノストラダムスが加算される。


近代戦争と呼ばれた時代、イギリスは、飛行機を使ってノストラダムスの予言のデマを撒き散らしていたらしい。



その事を、一旦、冷静になって考えると…なんだか、無性に腹が立ってきた。


ノストラダムスがヒトラーについて予言したとか、なんとか、言うオカルトロマンのでどころが、政治家の陰謀だなんて!


それを信じて、飛行機でイギリスに渡るヘスって一体…


モヤモヤしながら、様々な事を思い返していた。

が、思い出に浸っている場合でもなかった。


2020年、没後50年を迎えるのは西條先生だけではない。

もう1人、鮮烈な最期を迎えた作家がいた。


三島由紀夫先生である。


Siriが読みやすいようにしました。

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