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ペンタグラム


 「では、今度は六芒星を使って作ってみましょう。」

月の星占いの本の精は言った。

「六芒星?」

少し、嫌な予感がする。最近は魔術関係で六芒星を使うなとか、言われていた気がしたからだ。

「はい。三角形を二つ重ねて、まずは書いてみましょう。」

本の精、どうしても作らせたいようだ。まあ、書いてみる。ガリレオの時代の四角いホロスコープもなかなか興味深かったし、なんか書く。



 「では、できた角の先に丸を書いてください。」

本の精に従う。


「はい、これでいいかな?」

私には、ここから、どうホロスコープにしてゆくのか、楽しみだった。

本の精は穏やかに次の作業を伝えた。

「では、丸と丸の間にも、新たな丸を書いてください。」

と、言われて丸を書き足した。この辺りで、丸が12こできかことに気がついた。

「なるほど。これで12宮が出来るわけか。」

私は丸に星座を書き込んだ。

 四角と違って、六芒星で作ると、12の丸が大きな円を作るので、なんとなく書きやすい。

 惑星直列は8月の明け方なので、左端の、東に当たる位置に太陽がいる獅子座を配置して埋めてゆく。

 そうすると、なんだか、本当にホロスコープっぽくなってくる。

 色ペンで東と西を繋ぐ大地を書く。この線から下が夜。上が昼になる。



 「なかなか、いい感じに出来てきましたね。では、惑星を入れてゆきましょうか。」

本の精が言った。


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