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冥王の迷宮 8



マヤ歴には閏年がなかったので暦がずれていった…

ネットで見かけた記事に疑問がわいた。

閏年、彼らには必要なかったんじゃないだろうか(´-`)

ふいにそんな考えが浮かんだ。


なんで、西洋文明も日本も混乱するのに、メキシコ辺りのマヤ暦は気にしなくて良いと思ったのか。


雪が降る訳じゃないから、だ。


冬が来なきゃ、まあ、なんとか生きて行ける。

冬があるから、イソップ物語の蟻の話が胸にささるのだ。


あれを、春までの備蓄の食品と燃料にヒヤヒヤしながら聞いてるから、計画的に生きようと子供は考えるのだ。


勿論、メキシコだって、干魃と言う恐怖はある。

(こよみ)は必要だ。


が、細かくイチイチ記録する必要は無かったんだと思う。


その為に、春分にクルルカンが舞い降りる神殿なんて建てたのだろうから。


大雑把にマヤ暦を解説すると、260日の普通の日に5日の神様の日、お正月みたいな日があるらしいのだ。

よく、オカルト本で、マヤ人の計算力の凄さがアゲられていたけど、一般人はそんな面倒くさい計算をしたくないから、あんな豪華なピラミッドを建設したんだと思う。

で、春分にクルルカンが影となってやって来る日を基準に1年ごとに歴をリセットすれば、大衆に閏年なんて必要なかったんだと思う。

5日の遊びの日にちの辺りで、クルルカンがやって来たらそこから新年を始めれば良いからだ。


キリスト教と違って、神様が来た日が春分なんだから、ロックスターのように、予定よりちょっと遅れても、皆、それなりに納得したんだと思う。



こんな考え…理数系のインテリは認めないんだろうなぁ(-_-;)


でも、いいんだ。

私はWEB作家だし、大工さんだって、木材にアールをつけるときは、難しい計算なんてしないで、墨入れから紐を引いて弾いて描く…


世の中、関数が無数に動いていても、一般大衆はそんなもんに気づかないものなのだ。



ついでにノストラダムスの歴書もまた、もっと、大雑把に使われたんじゃないか、と、考えた。


何故、凄く売れたのか?

それは買う人がいたからだ。

いきなりのベストセラーを狙う場合、予想外の購入者がいたと考えられる。


私の場合、書籍化なんて夢のまた夢だけど、だからこそ、新参ものがラノベファンの財布の中身に関与できるチャンスが低いことを知っている。


皆、馴染みの作家さんの本を楽しみに、こずかいの予定をたてているのだ。

ちょっとや、そっとで贔屓の作家から私に浮気をして小説を買ってはくれない。


それは、ノストラダムスだってそうだと思う。

手帳なんて、使い勝手がわかっている方が良いんだから、馴染みの商品からなかなか浮気はしないものだ。


それをさせるなら…よほど便利か、なんか、皆が興味があるものじゃないと売れない。


ノストラダムスは、予言書を当時、使われていたラテン語ではなく、フランス語を使ったらしい。

暦書はどうか知らないけど、言語が母国語はポイントが高い。

そして、一部の貴族は当たらないと言い、一般大衆には売れたのだ。


この辺り、なんか、気になるんだよなぁ…


私は本棚のノストラダムスの本を眺めた。


私の考えたマヤ暦の話みたいに何か、工夫があったに違いない。

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