1922 21
ブリル協会…こんな会が本当にあったなんて!
頭が痛くなってきた。
この会はハウスホーファーという人物が作った会で…なんか、イギリスのファンタジー作品に影響を受け、フリーエネルギーを研究する、そんな会らしい。
ハウスホーファーとは、ヒトラーの右腕として働いたルドルフ・ヘスに影響を与えた人物である。
で、このヘスとハウスホーファーが出会ったのが1919年!『トミノの地獄』が発表され、ファティマの奇跡の少年、フランシスコが亡くなった年の事だ。
なんともドラマティックだと調べていたんだけれど…
所属サイトのイベントでそんな話を書いていて、もうひとつの謎を掘り起こしてしまう…
つまり、ブリル協会のいうフリーエネルギーが原子力発電だったら…という仮説だ。
「なに不景気な顔してるんですか?」
本の精霊が私の顔をのぞきこむ。
「だって…調べる度に、面倒事が浮上して、テーマがぼやけるんだもん(T-T)」
ああ、泣きたい。
『トミノの地獄』の詩のトンデモ解説をちょろっと書いてユニーク数が上がるその瞬間を…女優のカーテンコールのような…あの一瞬を…味わいたかっただけなのにっ(T-T)
どうして、こうも見つけちゃうかな…
年表のミステリーを…
学校の歴史の時間、年表と年号を覚えろって言われて、『そんなものは何の役にもたたない、一銭にもなりゃしない』と私にいってたヤツラに言いたい。
イベントの日付は大事なんだと。
アンタら、間違ってると。
今のところ、確かに、一銭にもなってないが、役には…たってる…ようなきはする。
まあ、それはともかく、私は調べた。原子力といえばアインシュタイン。相対性理論の発表を。
1916年ってヒットしたΣ( ̄□ ̄)!
1916年…ファティマの聖母がフライングで3人の児童に会った年で、翌年、それはニュースになり、
ハウスホーファーはブリル協会を作ったか、構想したかしていた。(1918年創立説と1917年創立説があった。秘密結社だから、真実は闇の中なので、私は1917年説で話を続ける。面白いから)
こんな偶然、あるんだろうか?
いや、どちらかと言うと、原子力発電の仮説が流れて、そこに乗っかったんじゃないかと考える。
だからこそ、なんか、インテリな面々が釣れたんだと想像した。
世界中の物理学者が、夢のエネルギーの予感を感じていたのではないだろうか?
が、SF展開はそこまでで、ここに来て神智学協会が立ちはだかる。
なんでも、ブリル協会はそこからも影響を受けたようだった。
検索する。神智学協会のエンブレムが検索できた…頭に卍がついていた…
ナチスの逆卍を思い出した。
ハウスホーファー…かれはルドルフ・ヘスにトゥーレ協会と接点を持たせて、ナチスの逆卍は、古代西洋の変性十字からの発展だと聞いていた私に衝撃を与えた。
だって…神智学協会って、made in USA なんだから。
そして、イギリスでも影響を受けた団体がある。
黄金夜明団である。




