1922 15
Y氏のその本には賛否両論があった。
インチキと言うレビューも見た。
しかし、その本文を読む前に…前書きで引っ掛かった。
1922年にドイツの秘密結社がUFOを製造したらしい(@ ̄□ ̄@;)!!
1922年ですって!
と、ここでまた、沼にはまるわけだ。
ついでに本の妖精まで登場する…はぁ…
しかし、これ、どうなんだろう?参考資料で本の題名を表示すべきか否か…
ドキュメンタリーと書いてあるので、この事が事実だとすれば、ネットで調べたら他の資料も見つかるかもしれないと考えた。
ナチスとUFOで色々調べたら、『ディグロッケ』と言う名前が飛び出てきた。
どうも、昔から語られる都市伝説のようなものらしい。
が、そんなものより、1922年である。
ヒトラーとナチスの話題が、歴史に出るのは1930年代から、と言う印象があるので、ここでヒトラーまで1922年に登場するのは面倒でしかない。
あれ?なんで!?ミュンヘン一揆はいつだっけ(・・;)))混乱した。
かの一揆は1923年でした。
ヒトラーが世間に政治家として知られ始めるのはその頃だとしたら…1922年には関係ないと安心した。
そして、Y氏の著作にあるUFOを開発したと言う秘密結社が気になる。
UFOをなぜ、秘密結社が開発するんだろう?
頭は混乱した。
と、同時に、そんな秘密結社は著者の捏造ではないか、と、疑った。
もう、ノストラダムス関連で色々だまされた私の心はささくれているのだ。
大体、秘密結社なんだから、本に書かれた時点で秘密じゃないんだろうか?
と、突っ込みをいれながら検索した。『ブリル ソサエティ』について。
あった。
ブリル協会
1918年に創設されたとジャック・ベルジェとルイ・ポーウェルが『魔術師の朝』と言う本で1960年に取り上げ、そこからナチスとブリル協会の都市伝説が広がったらしい…
1960年(;゜゜)
どうして、こうも、良い数字が浮かぶんだろう…
1960年は、聖母の予言を公開するよう、ルチアが言われた年である。
が、その前に…ここで、政治とオカルトが交差した(ー_ー;)
乱歩の『悪霊』を語り合った夏を思い出していた。
1933年…検閲に追加された事項と乱歩の未完について…
仮に、江戸川乱歩が検閲を心配して終わりを書かなかったとして、オカルトの話と政治や戦争などの検閲と、交わらない気がしたのだ。
克也の戯れ言が…
ブリル協会の存在と共に鈍く輝き始める…
そう、私には…オカルトと政治は別にしなくてはいけないけれど…当時の…ナチスの政治家は、別物ではなかったかもしれない。
ここで、また一人の人物が浮上する
ハウスホーファーである。
wikipediaによると『魔術師の朝』には、ハウスホーファーがブリル協会を創設したと書かれているんだそうだ。
本当かどうかは…今の私には調べられないけれど…
仮に、そうであるなら、1933年…ヒトラーが全権委任法を可決させ、独裁政治の道を歩み始める頃、
ハウスホーファーは1933年教授になり、翌年から駐独大使の大島浩と交流する…なんとも出来すぎた筋書きになるのだ。
そんな時に…連載開始された『悪霊』
果たして、犯人は誰だったのだろうか?
本を匿名にしていましたが、どうも、ネットで調べても、1922年のUFOの記事はネット検索しても私と、この本の情報しか出てこないので、参考資料として書本の題名を載せておきます。
なお、作中の本は
の妖精は架空の本の妖精です。しかし、ネタ元はなんだろう
『ナチスがUFOを造っていた: ついに突き止めた超兵器の秘密 』著者 矢追純一




