3話 10万字の独り言
ここに来て、とてつもない事に気がついた。
私のWEB生活の不思議を書き続ける…2019年から22年を振りかえる話には、ほぼ、他の登場人物がいないと言う事に…
いやだな。
ここに来て、一気にやる気が無くなるが、そんなうだうだしてはいられない。
ダラダラしてるうちに時なんて台風クラスの風速で飛んで行く。
既に5年も費やしたのだ。真面目にお迎えが先に来ないとは限らない。
とは言え、独り言を10万字…本一冊分も語り倒すなんて、出来そうにない。
思案していると、頭の中で声がする。
「ふーん[ハート]。そんなに悩まず俺にお願いすればいいんじゃない?」
声の主は、例の2012年マヤ歴の本だ。
WEBで小説を書くようになってから、色んな物の擬人化スキルが上がった。
まあ、私の子供の頃は、子供が多かったし、近所の小さな子にぬいぐるみとかの簡易腹話術なんかをしていたので、こんな変な特技が身についた…
あの頃…音が出るオモチャと言えば、座布団に隠して人が座るとオナラ音が出る奴とか、ゼンマイ式の猿の人形がシンバル叩く奴とか、袋のスイッチを入れるとオッサンの笑い声がする奴とか…そんなものしかなかった。
お話しする家電の事を少女の私にしたら、きっとファンタジーの世界に迷い混んでしまうだろう。
世界は変わった…
おっと、話がそれた。
「いいよ…空想のキャラなら…いるんだから。」
私は、2012年マヤ歴の本の提案を丁寧に断る。
このテのキャラの口車にのると、また、エタの話が増えてしまうのだから。
ついでに、変な人だと思われたくはない。
読者もそうだが、主にフリマメンバーに。
私は考えた。
2017年、ログインしたは良いが、他のメンバーが絡んでくれなくて、空想のキャラにしがみついていた頃とは違うのだ。
ひとりごと、良いじゃないか…
1つ、私には作がある。
紙の本と違い、WEB小説は設定すれば音読してくれるのだ。
音読しやすい文章にして見よう。
そう決めた。
既にWEB小説生活5年。考える事は他にもあるのだ。
克也の研究を世に発表する!
そう勝手に決意してから丸2年が経過して、未だに克也の研究内容は、よくは分からないが、まあ、なんとかなるだろう。
なんとかならなくても、来年のネタは手にすることは出来るに違いない。
そして、本当に何を研究しているのか…知りたい。
とりあえず、これをオカルトミステリーの謎解きパーツに走ろう…
走りきれるかわからんが。




