恋する除霊少年と、彼に恋する読心少女

巣鴨タロウは自称クールな高校生。
周囲に除霊能力を隠し、寂しい高校生活を送っていた。
そんなとき密かに想いを寄せていたクラスメイトの少女、守山アカネから除霊の依頼を受ける。
彼女は実は読心能力を持っていて、巣鴨タロウの心を読むことで彼の除霊能力を把握していたのだ。

そんな2人は除霊のために向かった洋館で幼女姿の幽霊「巣鴨ヒヨコ」と出会う。
彼女は守山アカネを見ながら言うのだ。
「ワシは巣鴨タロウの先祖！　タロウの嫁探しをするために眠りから目覚めたのじゃ！」と。
なぜそんな世話を焼かれるのか理解できぬままタロウの家に戻る2人。
そこに巣鴨タロウの妹であり極度のブラコンでもある「巣鴨葵（アオイ）」が訪れる。
恐れおののくタロウに向かって、葵は告げた。
「愛するお兄様。なぜ彼女を守山などと呼ぶのです？　アカネと呼び捨てにしたほうが良いのでは？」と。

これは両想いの2人とその恋を応援する人々が織りなす、少しホラーでわりとハイテンションなラブコメディ。

※無事完結しました。
アオイ⇒葵に変更。アカネと紛らわしいので……。